マツダCX-8試乗 −ハイライトは実は新SKYACTIV-D 2.2エンジン?−

マツダ CX-8
店内の展示車はソウルレッドメタリックのXDプロアクティブ

まずはじめに・・・

 

安心してください!買いませんよw

いつもこんなんですんません・ω・

さて、「ディーゼルだと知らずに乗れば」あるいは「車にあまり関心がない人が聞けば」等と言った、最近のクリーンディーゼル試乗記に毎度のように踊る、何かこう吹っ切れない「カラカラ音にまつわる枕詞」が、ついに過去の物になる時がやって来たのかもしれませんよ奥さん( ✧Д✧) !!

と、勢い込んでみましたが、物事には順序というものがありますので一旦落ち着かせて下さい(*´д`*)ハァハァ

 

昨日は病院の検診のため休暇を頂いたのですが、そちらが早く終わったところで、そう言えばマツダの6/7人乗り新型SUV、CX-8の発売日である事を思い出し、近くのマツダDに試乗に行ってみました。

新型車発売日とは言えさすがに平日の昼間に訪れている客は筆者ともう一人だけだったので、気兼ねなく話を聞くことが出来ました(^^)

※筆者は、普段は現愛車はプジョー308SW(2012年式)、次期愛車候補はCX-8の他、同じ3列SUVのプジョー5008辺り、という人です。

試乗開始/まずは機能・装備なぞ

マツダ CX-8
試乗車はマシングレーメタリックのXD Lパッケージ

アンケートを書いたり一通りの会話をした上で、早速試乗です。まずは試乗開始ポイントまで助手席に乗り、基本操作の説明を聞きます。

乗り込んでまず目に入ったのは360°ビュー・ モニターの映像。7インチのセンターディスプレイに表示されるこの映像はやや小さいものの、細かいものは並列で表示されるバックカメラ映像で見えるので、このくらいあれば大まかな周囲の様子は掴めるかと思います。

マツダ CX-8 360°ビュー・ モニター
マツダコネクトの画面に並列で表示される360°ビュー映像と、バックカメラ映像

もっとも、バックソナーとフロントソナーもあるので、筆者的にはそれだけでも十分です。ソナー+目視の方が、いちいちモニターを見なくても良いので便利なんですよね。筆者が買うなら、360°ビューは付けずに、ディーラーOPのフロントソナーを付けると思います(バックソナーは全車標準)。

後方視界は可もなく不可もなく。最近のスタイル優先の車は大概あまり良くはないですね^^;

マツダ CX-8

グローブボックス。普通の容量かと思います。対抗馬のプジョーの新型3008/5008のグローブボックスは車検証すらキツイ感じなので、この点はGOODですね。

マツダ CX-8 グローブボックス

メーター周り。シンプルかつスポーティで好感が持てます。最近の日本車(特にハイブリッド)に多い、家電製品のようなゴチャゴチャした表示が無いのが良いです。一方で、一番右のマルチインフォメーションディスプレイは、瞬間燃費、トリップメーター、平均燃費、航続可能距離、外気温、燃料残などが一画面で見れて便利です。一番上のリアルタイムに動く目盛りで瞬間燃費を教えてくれるのが楽しいです♪

マツダ CX-8 マルチインフォメーションディスプレイ

そして2017年モデルのCX-5から導入されたフロントガラス照射タイプのアクティブ・ドライビング・ディスプレイ。時速と共に、ナビの進路やカメラが読み取った交通標識を表示してくれます。

マツダ CX-8 アクティブ・ドライビング・ディスプレイ(フロントガラス照射タイプ/カラー)
たまたま前が白い車だったので写真だとやや見にくいが、時速「0km/h」の左上に「制限速度40キロ」の標識が映っている。

以前はちゃちいプラスチック板がニョキッと出て来るタイプでしたが、フロントガラス照射型は洗練されていていいですね。しかも、上の写真のように背景が白くても視認性は優れています。まあ、筆者的には無くても良いですが・・・

もはやガソリンとかディーゼルとか言う議論を吹き飛ばしてくれそうな新SKYACTIV-D 2.2エンジン

まあ、機能やデザイン、質感の高さは最近のマツダにはお手の物なので目新しさはありません。

で、ここからが肝心要、運転した感想、特に2012年に登場してから初めての大きな改良を受けたマツダのクリーンディーゼル(改良の中身は専門的な記事にお任せして)、新SKYACTIV-D 2.2のインプレッションです。

まずはアイドリング時のエンジン音。通常ここで、冒頭で申し上げたこの手の試乗記のお約束である「ディーゼルだと知らずに乗れば」あるいは「車にあまり関心がない人が聞けば」といった枕詞が登場するのですが、もう卒業してよいと思いました。

はっきり言ってしまいましょう。もうガソリンと変わりません。

逆に「これガソリン車です」って言われたら

「ああ、こういうガソリン車もあるかもね(。 ・ω・))フムフム」

と言ってしまいそうなレベルです(笑)

2017年モデルのCX-5の試乗の際には、あくまでも「静かなディーゼル」でした。それはあくまでも「音量の大小」の世界だったように思います。

一方このCX-8の新SKYACTIV-D、音質そのものが変わったな、と感じました。

表現が難しいのですが、これまでディーゼルエンジンの音質はノッキングによる「カラカラ音」と表現されるのが一般的であり、ディーゼルエンジンの静粛性はこの「カラカラ音」を如何に封じ込めるかという闘いだったのですが、CX-8に搭載された新型SKYACTIV-Dからは「カラカラ」の引っ掛かり音である「K」の音があまり聞こえないように思いました。

その代わりに、「ブォロロロ」というか「トゥルルル」というか・・・いずれにしろ引っ掛かりのないマイルドな音質になったような気がしました。恐らく遮音性能の向上に加え、今回の改良の目玉である急速多段燃焼技術なども効いているのでしょう。

なので、アイドリングから2,000回転以下で流している領域では殆どガソリンエンジンと区別が付きません。同乗した営業の方も、

「ガソリンより静かなくらいじゃないですか?」

と言っていましたが、その通りでした。マツダの社長車にも採用されたらしいですが、室内の高級感もあいまって、そういう使い方もあり得るレベルだと思います。

いや、もちろん真面目に聞き分ければディーゼルだと分かります。ただ、それくらい進化してるってことです。

吹け上がりの気持ちよさとレスポンスのいい加速は並のガソリンエンジンを凌ぐかも?

そして、ガソリンエンジンの美徳としてよく言われる、レッドゾーンがより高回転であるための「息の長い加速」と「レスポンスの良さ」ですが、この部分でも甲乙付けがたいレベルになっていると感じました。

CX-5などと同様、5000回転超まで、クリーンかつ迫力のある音ですっきり回ってくれます(元来ディーゼル特有の音は高回転より低回転で気になるものでしたしね)。頭打ち感もさほど感じません。この辺りの気持ちよさはプジョーのクリーンディーゼル、ブルーHDiよりも洗練されていると感じるのは以前のCX-5の試乗記でもお伝えした通りです。やはり低圧縮比化による部品の軽量化等が効いているのかも知れません。

そもそもガソリンエンジンだって、本格的なスポーツカーでもない限り5000回転より上は雑味が大きくて気持ちが良いとは言えません。今の愛車の308SWのガソリンターボも一番上まで回す事は滅多になく、2500〜4000回転くらいまでの美味しいゾーンをパーシャルスロットルで多用するのが、加速の面でも必要十分だしフィーリングも爽快です。

それから、事前に心配されていた車重増についても全然杞憂でした。CX-5と比べた際には200kgの重量増がありますが、馬力もトルクも上がっている上、踏み込んだ時のレスポンスがとても(•∀•)イイ!!ディーゼル特有の初期のもたつきが感じられず、意のままにかつ豪快に車を加速させられます。これもエンジン改良の目玉の一つ、可変ジオメトリーターボが効いているのかも知れません。

試乗コースは甲州街道と首都高の合流地点の辺りを通るので、車通りの少ない広い道で十分にアクセルを踏み込んだりを試す事が出来ましたが、普段のように2〜4速で回転を保ちながらシフトアップ/ダウンを繰り返すと、流しているときは静かな新SKYACTIV-Dが、加速時は豹変したような迫力のある(でも角がなくてまろやかな)V8エンジンのような咆哮を上げ(乗ったことないです、イメージですw)、シフトダウンではフォン!!と気持ちの良いブリッピングが行われ、そこからまたジワジワとスロットルを開て行った時の音も加速も気持ちよく・・・で、このまま伊豆のワインディングでも行きてーなーって感じになります♪

もはやディーゼルでもこんなにスポーティな運転が楽しめるようになったのかと。筆者のように特に腕が有るわけじゃないただの車好きだと、こうして普通に走ってるだけで楽しいのはありがたいですねw

とまあこんな感じで、これで好燃費だし、運転することに関しては良いことづくめでした。もちろん、このサイズにしてはやや狭い荷室やサンルーフ設定が無いなどの問題点は残りますが^^;

グレードは実はベースグレードXDが程よいかも?

グレードと価格ですが、中間のXDプロアクティブが本命かと思ってましたが、価格やオプションのカタログを眺めたところ、実はベースレードのXDに必要なオプションだけ付けるのが無駄なものを付けずに一番出費を抑えられるのではと思いました。何しろこの車、高級車ですから〜!!

ベースグレードとプロアクティブの差額は約35万円。

レーザークルーズコントロール等の基本的な運転支援機能は12万円弱のメーカーオプションで追加可能ですし、ホイールも19インチが良ければオプション(6万円弱)で選べます(個人的には17インチで十分)。

例えばベースグレードに筆者が欲しい組み合せで見積りシミュレーションしてみます。

  • CX-8 XD 4WD 3,429,000円
  • レーザークルーズコントロールなどの運転支援機能パッケージ 118,800円
  • アクリルバイザー(メッキモール付) 29,828円
  • アルミペダルセット 20,191円
  • パーキングセンサー(フロント追加用) 24,948円
  • ナビゲーション用SDカードPLUS 48,600円

以上合計で3,801,597円(諸費用130,230円込)

となり、乗り出し総額でプロアクティブ4WDの車両のみ価格とほぼ同水準になります!プロアクティブ4WDはオプション一切なしで諸費用込み390万、同じディーラーオプションを付ければ400万を超えますからね。

プロアクティブにあって、ベースグレードに付けられず我慢しなければいけない主なものは、6スピーカー(XDはツィータなしの4スピーカー)、フロントガラス照射型のアクティブ・ドライビング・ディスプレイくらいかと思います(他にも細かいものはあるかと思いますが、大したものではありません)。

やはり庶民には400万円の一線は大きいです。もちろん380万円だって十分高価で今のところ資金源が全く見当たりませんが、あとはそれ、営業さんにいろいろお勉強頑張って頂いて・・・

 

最後に、たまたま並んだ猫バスくんとCX-8のツーショット♪

CX-8 308SW

全長と高さからか、やはりCX-8の方が車格が大きく見えますね。幅はどちらも1800mm超えの恰幅の良さですw

 

ただ、繰り返しになりますが、

買いませんよw

 

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“マツダCX-8試乗 −ハイライトは実は新SKYACTIV-D 2.2エンジン?−” への4件の返信

  1. 大変な力作記事、堪能させていただきました。
    CX-8、良さそうですね。
    スカイアクティブDには予てから度肝を抜かれていましたがここまでとは。
    内装も落ち着いた感じで悪くなさそうですね。
    でも全長が4900mmを超えているので道のウルトラ狭い我が家周辺ではちょっと不便だろうなあ。
    CX-3やCX-5に新エンジンが乗ったら本気で検討するかもしれません。

    1. naoggioさん、こんばんは。
      ロータリーエンジンといいSKYACTIVといい、マツダの1つの技術を突き詰める技術力には驚かされます。
      最近は質感も国内随一と言われますし、個性があっていいですね。
      この車は確かに大きいです。
      キャンプ道具を積むのでなければうちも全然持て余すのですが^^;
      これ以降はディーゼルとガソリンのいいとこ取りのSKYACTIV-Xが出てくるかもしれませんよ!

  2. 車の世界も、日々進化しているのですね!
    クルマ好きのダンナが乗っていたのもマツダ車でした。
    今はもう売ってしまいましたが・・・
    ディーゼルって何?
    思わず調べてしまいました(汗)
    軽油でわかりましたっ
    P☆

    1. Sippo☆さん、こんばんは。
      はい、進化が速すぎて、たまに新しい車を見ると浦島太郎状態です。
      まるで走るコンピューターですからね!
      ディーゼル、バスやトラックのイメージがありましたが、最近は乗用車でもクリーンで燃費が良くて、人気みたいです(^^)

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