インド二千年の旅 | 最終回 カルカッタからバンコクへの脱出 | 夜行列車と胃痛で駆け抜けた末にインドを振り返る

地獄のオレンジジュースによる胃痛・腹痛が治まらないまま、バラナシを後にした。

向かう先はインドの東の玄関口、カルカッタだ。

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カルカッタへの夜行列車

インド 夜行列車 バラナシ カルカッタ

カルカッタへ向かう夜行列車にて二人組のインド人青年たちと向かい合わせになった。非常に陽気で、写真を撮ってもらうのが非常に嬉しそうだった。

やがて夜が明けた。これほどまでに画になる乗客にかつて出会ったことがあるだろうか。

インド 夜行列車 バラナシ カルカッタ

「印象」だけが濃い街、カルカッタ

カルカッタ

カルカッタに到着。列車の中で仲良くなったフランス人カップルと、東松原(ご近所さん!)に住む山本君と4人で、安宿の集まる「サダル・ストリート」へやってくる。

カルカッタ

ここがカルカッタでの宿「マリア・ゲストハウス」。相部屋のドミトリーかつコールドシャワーというインドスタンダード。

次の渡航先であるバンコクへの航空券の空きがなかなか出なかったため、カルカッタには図らずも3泊したが、そのおかげで面白い旅人にたくさん出会うことができた。

・8年間勤めたNECを辞めて旅に出たK野さん(この後タイに移住)

・筆者と同じ大学生のカズ(この後バンコクで再開、再び絡むことに)

・グラフィティで名を上げたいと語るユウキ(彼もバンコクで再び遊ぶ)

・長島スパーランドの先輩後輩のKさんとA君。Kさんは彼女が3人もいるとかいないとか。

今頃彼らはどこで何をしているのだろう。

タイに帰化でもしているか、再びガンジスあたりに沈んでいるか・・・

カルカッタでの記憶(2020年後記)

インドでの最後の地、カルカッタでの記憶はあまりありません。日記もほとんど残っていません。覚えているのは、一刻も早くインドを脱出しバンコクに向かいたいという事ばかり考えていたこと。

バラナシから続くひどい胃痛・腹痛で心も体もボロボロだった上に、BKKへの航空券が満席で中々取れないという、まさに泣き面に蜂、という状況でした。

そしてBKK行きの便の混雑を見るにつけ、状況は違えど多くの旅人がインドからバンコクへ、非日常から(比較的)日常的な世界へ戻りたいと考えていたのだろうなと想像します。

しかし、そのように何かを渇望するような辛い滞在だったからこそ、上記のような濃い出会いがあったとも言えるでしょう。

記憶も記録もないし、良いだの悪いだのといった評価も出来ませんが、とにかくカルカッタでの時間は濃いものでした。その濃密な印象を心に刻み付けるために、筆者は胃痛に耐えながらカルカッタを訪れのだと言うことが出来るかも知れません。

最後に:バンコクにてインドを想う(再び当時の手記)

バンコク ワニ園

バンコク ワニ園

 

カルカッタを最後に、インドを後にした。

バンコクでは、この旅に出る前にICQで知り合った地元の大学生と遊んだり、

カルカッタで知り合った面々と再び絡んだりして、日本と変わらない風情で日々過ごしたため、

旅行記としては割愛させて頂きたい(遊びつつも相変わらず胃痛と腹痛にもがいていたというのもある)。

 

正直なところ、バラナシで地獄のオレンジジュースに当たってからこちら、

一刻も早くインドから脱出したいということしか考えていなかった。

しかしインドを後にして思えば、オレンジジュースよりも遥かに大きなインパクトをこの国は筆者にもたらしていたことに気付く。

 

「インドはどうだった?」

と問われたなら、漠然とした答えだが、こういう風に言えば概ね自分の考えを表し得るかも知れない。

「自分が考えていた常識に、ことごとく『ノー』を突きつけてきた国」であると。

 

「インドに行くと価値観が変わるっていうけど、本当?」

と問われたなら、こういう具合に言えば大方間違っていないかも知れない。

「価値観が変わったというより、普遍的な価値観というものは存在しないと考えるようになった」と。

 

(そしてこの旅から長い時を経て、仕事でインドに関わることになってこの印象は間違っていなかったことを痛感するのだが、それは旅行記とは関係ない話です・・・)

 

カンボジア旅行記に続く

というわけで、インド旅行記としては一旦ここで〆とさせていただきます。

しかし、ここバンコクで数日間羽根を伸ばした後引き続きカンボジアを訪れましたので、次回より、カンボジア/アンコールワット編をアップしていきたいと思います。

 

カルカッタのお宿

夜行列車/マリア・ゲストハウス

カルカッタでの出費

バラナシ3日目:計337Rs (約840円)

カルカッタ1日目:計323Rs (約800円)

カルカッタ2日目:計5420Rs (約13,500円) (うちBKKまでの航空券5200Rs)

カルカッタ3日目:(記録忘れ・・・)

 

[2000年11月25日-12月2日]

 

※本連載は西暦2000年のインドバックパック旅の手記を本ブログ向けに起こしたものです。記載内容は当時の手記そのものであるため情報は当時のものであると共に、筆者が学生だった頃の稚拙な文章であることを差し引いてご笑覧頂ければ幸いです。

 

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