こんばんは、10maxです。
さてこの記事、
「コロナだから国内旅行でガマンしよう」
「コロナだから密を避けてドライブ旅行でガマンしよう」
なんて世知辛い話をするつもりは毛頭ございません・・・もちっと前向きな話をしてみたいと思います。
まあタイトルからお察しの通り、結局、車で旅しようぜ!って話なんですが、この「日本」という、実は自分たちの掌の中にある宝石の価値をもう一度見直してみませんか?ってお話、そしてコロナ禍を契機に生活や仕事のあり方が変わりつつある今こそクルマ旅が魅力を増すんじゃない?っていうご提案です。
日本って実はヨーロッパにも負けないバカンス大国じゃない?
バカンスと言えばヨーロッパ、ヨーロッパと言えばバカンス、ですよね。ですよね。(大事っていうかこれが違うとこの記事の前提ひっくり返るので2回言いましたw)
ちなみにバカンスってのはフランス語で、英語でいうとヴァケーションですね。
バカンス・・・そう、ステーションワゴンやハッチバックのラゲッジに大量に荷物を積み込んで、峠を越え、県境を越え、時には国境を越えて長い休暇を楽しむ・・・そんな光景に憧れる人も少なくないでしょう。
はい、それ筆者のことですが何か(笑)
でもね、ふと思うんですよ。もしかしてそれって「隣の芝は何とやら」じゃない?って。
仕事でもプライベートでもよくアジアの国々をよく訪れるのですが、その度にアジアの喧騒と渋滞(それも日本とは別格の)と荒れた舗装の道路に囲まれながら車好きの筆者は思うんです。
「アジアは楽しいけど車好きにはやっぱ日本だよなあ」
って。
日本は隅々まで道路が整備されているし、爽快な高原道路もあれば陽気な海岸道路もあるし、どこに行っても安全だし、殆どの人がマイカーを持てるし・・・
・・・やっぱり、「隣の芝は何とやら」じゃない?って。
だってそもそも、ヨーロッパって日本から見れば憧れの海外ですけど、EUの中の人たちにとってはEUの中ですしね。非日常感って意味では日本人が日本の中を移動するのと実はそんなに変わらないかも?
ヨーロッパでバカンスが盛んな理由
で、改めて、なんでヨーロッパってマイカーでのバカンスが盛んなんだろう?ってのを(遠い日本から想像で)整理してみました。
- 自動車(メーカー)大国であり、マイカー普及率が高い
- 道路網が整備されている
- 郊外に行けば風光明媚な環境でリフレッシュ出来る
- EU経済圏だから国境を超えた移動がカンタン
- 長期休暇を取る習慣が根付いている
- みんなドライブ好き
パッと思いつくのはこんなところでしょうか。たくさんありますね・・・
では日本はいかに?
最低条件は間違いなくクリア=この時点で世界TOP3!
このなかで、1番目と2番目が最低限の条件、経済的&物理的なインフラですね。
多くの人がマイカーを持てる、しかも関税なんか気にしなくてよい国産車から輸入車までよりどりみどりなんて、なんてハッピー。それに日本だったらレンタカーやカーシェアリングで思い立った時だけ車に乗れちゃう!実はそれってとっても恵まれてる。
そしてさらに、全国どこへでも、安心して舗装された道路をドライブ出来る国って、どの程度あるでしょうか。また長距離の移動となればハイウェイの整備もされている必要があります。
この最低条件となるインフラを享受できるのって、結局欧州や米国、そして日本辺りに絞られる事になります。つまりもうすでに世界でTOP3にノミネートされています!
(おいおい「欧州」って雑な括りだな!オーストラリアはどうした!といった突っ込みは現在脳内バカンス中につき受け付けておりませんw)
日本はヨーロッパにも負けない多彩な景勝地の集合体。しかも国境知らず
必要最低条件と来たらお次は十分条件。車と道路があるのは分かったと。
じゃあその車と道路を駆使して憧れのヨーロッピアンバカンスに匹敵するような目的地があるのか?って話ですね。3番目の「郊外に行けば風光明媚な環境でリフレッシュ出来る」かどうかです。
これはもう筆者なんぞが詳しく語るまでもございませんです。
日本列島は北は北海道から南は九州沖縄まで、雪国から亜熱帯に渡り、緯度で言えば北緯20度~46度、この範囲にヨーロッパ州全体がほぼ入ってしまう程です。
しかも火山国故の変化に富んだ地形で、日本アルプスと名の付く山岳地帯も有しつつ、伊豆や紀伊半島、沖縄のような美しい海まで楽しめる!
さらに言えば4番目の、「EUは同じ経済圏だから国境移動が容易」というのはヨーロッパ州のユニークな特徴ですが、そもそも日本は全部同じ国なので「国境ってなにそれ美味しいの?」って感じです。

美瑛
そしてこれからの話:新しい生活・働き方が日本をさらにバカンス大国に
さて、ヨーロッパでバカンスが盛んな理由として忘れてはならないのが、5番目の「長期休暇を取る習慣が根付いている」です。かの国の人達は2週間、3週間と長期休暇をとってバカンスに出かける。う〜ん、素晴らしい。
しかしコロナ禍を契機に日本も変わりつつあります。
働き方はもっと自由で効率的に
まずテレワーク、リモートワークの一般化により働く場所がより自由になってきます。最近は旅先で仕事をする「ワーケーション」(ワーク+バケーション)といった考え方も注目されています。
筆者も、涼しくなってきたらキャンプ場でテレワークしようかな〜なんて本気で目論んでいます。
そうして働く場所がフレキシブルになるのに伴って、仕事のやり方や評価の仕方も変わりつつあります。ただオフィスに居るという事が重要なのではなく、より具体的なミッションをアサインし、具体的な成果で評価されるジョブ型のような働き方・評価の仕方が広まりつつあります。それにより、決まった日の決まった時間にオフィスにいなければならないという制約が少なくなり、時間からも自由になりつつあります。
住み処も自由に
この様に働く場所や時間が自由になってくると、そもそもオフィスの近くに住み必要がなくなり、郊外に住む人達も増えてきました。
最近は都内勤務でも軽井沢辺りに引っ越すのがちょっとしたブームになっているみたいですね〜。筆者などは、もはや沖縄に住んじゃおうかと目論んでいます!(さすがにこれはウソですすんません(笑))
こうして色々なモノ・コトから自由になっていけば、渋滞を避けたロードトリップも可能になるでしょうし、今までよりも休暇を長めに取ることも可能になってくるんじゃないでしょうか^^

山梨県・オートキャンプ牧場チロル
クルマ旅は自由!そしてカーライフももっと自由に
そしてヨーロッパがバカンス大陸たる最後の要素、ヨーロッパの人々は「みんなドライブ好き」という話。まあこれ自体ステレオタイプなイメージではあるんですが、でも大方間違ってないだろうと思うんですよね。
一方で日本では「クルマ離れ」なんて言葉をよく聞きますが、でもこれって実際どうなんでしょう?
日本の「クルマ離れ」は「クルマ”旅”離れ」にはならないんじゃないか説
確かに周りでも都市部を中心にマイカーを持たない人々は増えてきています。「自家用車購入」という意味では「クルマ離れ」は間違いないでしょう。
でもそれってよく考えると
- 都市部ではマイカーを所有することは経済合理的ではない
- 昔ほどクルマにステータスを感じない
って考えてるだけであって
- クルマをカーシェアやレンタカーで利用すること自体は否定してない
- クルマの便利さを否定してる訳じゃない
という事なんじゃないでしょうか。
だとすると「クルマ旅」自体の価値は感じてもらえると思うんです。
クルマ旅の最大の魅力は「自由」:日本が誇る絶景へは車が近道
クルマは色々な面で自由を与えてくれます。もちろん鉄道やバスの時刻表や荷物の制限からの自由といった事もありますが、本記事のテーマである「ヨーロッパに負けないバカンス」という観点でいうと、やはり一番のポイントは「どこへでも行ける」という自由じゃないでしょうか。
例えば上でも何枚かかつてのクルマ旅・ツーリングの写真をご紹介しましたが、この様な日本が誇るヨーロッパ顔負けの絶景を見ようと思ったらクルマ(もしくはオートバイ)が無いと中々叶いません。

長野県・美ヶ原
カーシェアリングが「マイカー所有」からも自由にしてくれる
上で「クルマ離れ」の話をしましたが、「所有しない」事と「クルマを使わない」事は別です。車でしか行けない魅力的な場所があるのであれば、その時だけ一時的に車を使えば良いわけです。今はもうレンタカーに加え、もっと気軽に使えるカーシェアリングが当たり前の様に使えますから、車の所有に興味が無い人はどんどん活用しちゃえば良いわけです。
もしかすると、最近の20代くらいの人だと生まれた時からカーシェアリングが存在したので、それが当たり前の感覚になっているかも知れませんね。必要な時に必要な道具を得て、行きたい場所に行く、シェアリングエコノミー、もう全然良いと思います。それがこれからのスタンダードになるのかも知れません。
ちなみに本ブログをご覧になった事が有る方ならお察し頂けるかも知れませんが、筆者はバリバリのマイカー派です。オールドタイプですみませんw
半自動運転が「運転嫌い」をもクルマ旅に誘う
しかも最近のクルマはADAS(先進運転支援システム)がどんどん発達して、既に「半自動運転」と言っても過言ではないような性能を多くの車が有しています。
特に高速道路での長距離移動や渋滞時などの負担はどんどん減ってきています。
これなら、「クルマの自由さ」と「移動の安楽さ」のいいとこ取りが出来ちゃいますね。
まとめ
実は筆者、このブログの他の旅行のジャンルをご覧いただくとご想像いただける通り、(元)バックパッカーなんです。アジアの色々な国々で非常に不便極まりないかつ場当たり的なスリルに溢れたエキサイティングな旅をして参りました。当然ながら道路網なんて整備されて無くて、オンボロな鉄道や怪しいトゥクトゥクや乗り合いトラック、ボートなんかに乗って移動することもしょっちゅうでしたし、それはそれで冒険のようで楽しかったものです。
なので、鉄道やバスが苦手な訳では決してありません。むしろ好きです。
でも、日本ではもっぱら車やオートバイ(子供が生まれてから乗ってませんが)での旅行がほとんどです。それは上でも触れた通り、日本が誇る絶景や魅力的な場所に行くには車やバイクが適している場合が多いからであり、さらに日本ならそんな場所へも舗装道路で行けてしまうからです。(いや、もちろんさらに究極の絶景へのラストマイルは足で行くしか無いのですけどね^^;)
ということで、コロナ禍を契機にライフスタイルに様々な変化を迎えつつある今、クルマ旅の計画で秋の夜長を過ごしてみるのはいかがでしょうか^^
フォトギャラリー
最後に過去のクルマ旅・バイクツーリングの写真でダメ押ししておきますね(笑)
北海道
EPSON EP-707A Series, (0mm, f/0, 1/inf sec, ISO0)

富良野

富良野

美瑛
伊豆・箱根

伊豆スカイライン

伊豆スカイライン

伊豆スカイライン

伊豆スカイライン

OLYMPUS E-620, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (38mm, f/13, 1/250 sec, ISO200)
箱根・大観山


群馬~長野~岐阜

群馬県川場村

群馬県川場村

志賀草津道路

志賀草津道路

長野・白骨温泉

白川郷

沖縄

沖縄・古宇利島

沖縄・石垣島
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