#1:これ、何でしょう?(答は一番下に・・・)
「この世の万物は常に変化して、ほんのしばらくもとどまるものはないこと」
という意味の有名な仏教語です。
十代の頃に初めて出会ってからつい最近まで、この言葉の意味は何となく理解していましたが、特になんの感情も抱いてはいませんでした。
しかし我が子を腕に抱くようになって、この言葉が身に染みるようになりました。
この腕の中にいる間にも彼は休むことなく成長をつづけ、やがてオッサンのようになり、私の元を離れていきます。
その楽しみであったり、寂しさであったり、はたまた自分自身の成長と老いの予感であったり、悲喜こもごもを一言で表せば、諸行無常ということなのでしょう。
その中で写真というものへの感じ方も微妙に変わってきました。写真は、一瞬を切り取ることによって、その瞬間を半永久的に保存することができます。その裏返しで、最近はこういう風に感じることがよくあります。
我が子を撮ります。
その瞬間に、その写真に写っている我が子は、必ず過去のものになるのだ、と。その瞬間にも彼はすくすくと成長しているのだから・・・。
もちろんそれは、動物でも植物でも、空でも、言ってしまえば何だろうと同じです。しかしそれが我が子だからこそ、特にそう感じるのでしょう。その瞬間の彼には二度と会えないのだ、と。この時間を大事にしなければ、と。
何だか子供が生まれてから、当たり前だと思っていたことをたくさん再認識するようになったようです。子供と一緒に、人生を再度勉強しなおし、ですね。
諸行無常

コメント
子供の成長、特に生まれたばかりですと
かなりの早さですよね。
表情や仕草なんて、さっきまでは・・・なんて思ってたら
もう・・・って感じです。
そんな子供さんの成長を沢山撮ってあげて下さい(^^)
こんにちは。
なんだか、哲学的な感じですね。
写真は噴水かな・・・つららかな・・?
人が生まれることというのは、なんともこう、哲学的な思考をくすぐる
事象ですよね。わかります、わかります。(゚-゚)(。_。)(゚-゚)(。_。)ウンウン
その写真に収めた一瞬のお子さんは過去になるわけですけど、忘れて
はならないのは、その写真を撮った自分も過去のものになっていく、と
いうことなんですよね。で、子どもが物心付いたとき、お父さんはこういう
人間だったんだぞ、という記憶を子どもに残してあげることも大切なんだ
ろうな~、と思う今日この頃です。ああ、諸行無常。
噴水を高速SSでピタッと止めた写真。
僕も以前撮ったことがあったんで、すぐにわかりましたよ~♪ (ΦωΦ)
私なんぞは人生を勉強してきませんでしたので
子供といっしょに初めて人生を勉強中です。
洞窟の中にある氷の柱みたいですねえ。
背景が暗いところ狙うとこう写るのでしょうか。
私にはわかりませんが、子供を持つことが
人生を見直すきっかけになるのでしょうか?
>こーちゃんさん
こんにちは。
本当にすぐに変化があるので、油断がなりません(笑)
最近はものが見えるようになってきたようです。
若干ではありますがカメラに反応します。
>snicさん
こんにちは。
そうですか、哲学的な感じですかね。
まあ、やはりいろいろ考えてしまいますね。
写真は公園の噴水です。水と言うのは面白い形をしています。
>Moto-yaさん
こんにちは。
なんだか、いろいろなことを大げさに考えてしまうようで・・・^^ゞ
お父さんはこういう人間だった・・・どういう記憶を印象に残してくれるのか、
自分の背中は常に見られているんだということを忘れてはなりませんね。
噴水、すぐにばれましたか・・・
>masaharuさん
こんにちは。
でもそれは、私にとっても同じかもしれません。
学んできたつもりでも実は何も分かってなかったんだな、みたいな・・・^^ゞ
>不思議な世界旅行さん
こんにちは。
背景はわざと暗いところを選びました。
あとはホワイトバランスでクールな感じに・・・。
人生を見直すというか、分かってるようで分かってなかったことに
気づくというのはあるかもしれませんね。
ああ、親って大変なんだ・・・から始まって・・・^^ゞ
私が「本当に美しいものに出会ったらシャッターを切れない」理由に近い気がします。
ファインダー越しに見る景色はそれはそれは美しいのですが、
それってまずは被写体に何かしらのことを直接目で見て感じることから始まるんですよね。
シャッターを切るチャンスを逃しても、そのダイレクトに目に飛び込んでくる感動を味わいたいと思うことがあります。
1秒前の君にはもう2度と会えない、ってことですね^^
当たり前だと思ってたことが幸せなことと気がつくのは素敵なことですね^^
>青さん
こんにちは。
う~ん、うれしいです。そうなんですよ。
ああ、この瞬間は、カメラで捕らえるより、しっかり目に焼き付けたいなっていう
気持ちになるときがあるんですよね。
それはとりもなおさず、この瞬簡には二度と出会えないって言うことなので、
おっしゃる通りだと思います。
でも、そのことに気づかせてくれたのは、私より30歳も年下のボウズでした^^