キャンプレポート

初めての「大人ひとり」キャンプ、のはずが・・・? − 河内川ふれあいビレッジ Part 1/2

河内川ふれあいビレッジ

今回は、いつもと異なり友人家族もおらず、我が家の父子3人のみという新しい試みです。

料理も苦手で、準備や片づけも嫌い、ただ外でビールを飲みながら子供たちと(同じレベルで)遊べればいいという、世界ズボラ選手権で毎年メダル候補に名が挙がる域に達する筆者。これまでは細君や友人知人におんぶに抱っこだった訳ですが、ある時ふと思ったわけです。

 

「果たして俺は自分の力だけでどこまで出来るのだろうか・・・」

「明日この地球に広島市民球場500個分くらいの隕石が落ちてきてたった一人だけ生き残ったとしたら、その後一人でサバイブしていけるのだろうか・・・」

という疑問に答えを見出すべく、今回はあえて父子三人のみでのキャンプを決行した訳です!(タイトルの「大人ひとりキャンプ」とは、大人が一人だけ、という意味でした)

 

さて、その過酷なサバイバルテストフィールドとして選んだキャンプ場ですが、今回は土曜に昼まで用事があったので近場にしました(^^)

東名高速大井松田I.C.から30分くらいの、「河内川ふれあいビレッジ」を初訪問です。場内には小川が流れていて、あとは山に囲まれているというだけの実に素朴で自然味に溢れた、ほのぼのとしたキャンプ場です。

 

もう、子供たちはずっと川に居ます。桃太郎のように川出身でしたっけ?ってくらい、ずっと川で遊んでます。

今回は15時ころ到着して、すでに日は山陰に隠れ始めていましたが、そんなことはお構いなしです。

河内川ふれあいビレッジ

カエルだのサワガニだの。

河内川ふれあいビレッジ

もちろんこいつも大活躍。水陸両用モビルアーマー。

当然ながらやがてこういう報告が上がって来て・・・

果てはこういうドラスティックな報告すらw こいつが後で家族の一員になるとは・・・

河内川ふれあいビレッジ

小川の先には河内川の本流があります。こっちは巨岩がゴロゴロしててサンダルではちと危ないかも。

さて、そんなこんなで自然を満喫する怪獣たちをたまーに呼びつけて手伝ってもらいながら、設営完了!

さほど広くない区画サイトで(一応フリーサイトもありますが)、かつ今回は3人だけなので久々にヘキサタープにしようかと一瞬思いましたが、よく考えたらヘキサの方が(張り綱のせいで)設営面積が広くなってしまうので、いつものパーティシェードにしました。設営も楽ですしね。

河内川ふれあいビレッジ

3人なのでテーブル周りも余裕があります。

河内川ふれあいビレッジ

17時半くらいまで遊んで、クルマで20分ほどのところにある「ぶなの湯」で温泉に浸かり、19時頃サイトに戻ります。出発が遅かったのでいつもより1時間以上遅いペースです^^;

ともあれ、恒例の至福の時です。いつも同じような画ですみませんm(_ _)m

河内川ふれあいビレッジ

さて、筆者のサバイバル力を試す一方、チビ怪獣たちのサバイバル力も鍛えねばなりません。

今回は炭火おこしをやらせてみました。

見て下さい。彼らの目は「重いコンダラ」を引く星飛雄馬のように燃えています!

河内川ふれあいビレッジ

と言っても優秀な炭火おこし器のおかげで、チャッカマンで底から着火剤に火をつけるだけで簡単に炭火はおきるのですが、自分の仕事・役割を認識させるだけでも大きな一歩かなと思うわけです。

さて、時間が遅くなって小腹が空いたので、手っ取り早くジャッキーカルパスを炙ってみます。これは怪獣たちが寝付いたあと、一人でおつまみにするためにこっそり買ったものです(^^)

が、、これを試しに怪獣たちにあげてみたら予想以上に好評で、なんとメインの夕飯の前に全部食べられてしまいましたw

と、気づいたらどこから集まってきたのか、その辺の男子たちとベイブレード大会が始まります(笑)ジャッキーカルパスはあまりに美味しかったため彼らにも配っていたようです(^^)

さて、そろそろ満を持してメインの食事です。

料理・・・これこそ筆者の真のサバイバル力が試される局面です。

メインの食材は・・・・・・

 

自宅から持ってきた冷凍餃子です!!

 

こうやって怪獣たちにも手伝ってもらって鍋に並べて・・・

あとは蓋をして焦げ目がつくまで中火で10分位待つだけです!!!

油を敷いたり水を入れたりする必要もありません。

 

さらに、待っている間にサイドメニューです。

サイドメニューに凝るのが本当の料理人です。

その食材は・・・・・・

 

自宅から持ってきた冷凍の枝豆です!!

 

その調理方法は・・・・・・

 

自然解凍!!!

以上!!!!!

 

その人類の英知の結晶とも言える食材たちにこれほど感謝したことはありません。

 

充実した夕飯を終えて、一人で生き延びていける自信がみなぎった晩餐でした(違)

 

まあ、今回は到着が遅く買い出しに行く時間も無かったので、こんな感じで勘弁して下さい^^;

 

さて、お腹もいっぱいになって、怪獣たちも大好き、お待ちかねの焚き火タイムです♪

彼らもせっせと薪をくべてくれます(^^)

炎を見つめながら物思いに耽る兄弟・・・

・・・と思いきや、眠くなってきただけとのことwww

でも、焚き火はやっぱり大好きなようで、いつも「お父さん、焚き火まだ〜?」と急かされます(^^)

何か本能の中にある懐かしい記憶が呼び起こされるのでしょうかね。

 

さて、21時半頃になって怪獣たちが寝付き、大人の時間です。

水割りしかできないのがやや残念でしたが、雰囲気で120%カバーできました(*^^*)

 

ここで、あたりめを持ってきたのを思い出し、やむを得ず燃え盛る焚き火の上に金網を乗せて直火焼き。

10秒ほどで取り上げないと真っ黒になります(笑)

これを「イカスミ」と呼びます(違)

 

さて、キャンプの夜を一人で過ごすのはこれが初めてです。

周囲の皆さんもだんだん就寝し始め、辺りにはせせらぎの音とカエルの鳴き声しか聞こえない夜の闇が訪れます。

結婚する前にいつも一人でバックパックでアジアを放浪していたくらいなので一人の時間は大好き。曇り空で見えない星を見上げ、ウイスキーをチビチビやりながら、頬が緩みます(一応変態ではありません)。

 

・・・と、そこに

「カサコソ・・・カサコソ・・・」

と怪しげな音がテーブルの方から聞こえてきます・・・

一体何事だ・・・?誰だ・・・?

 

物音の正体はこいつでした。

昼間怪獣たちが捕まえてきたコクワガタ君www

 

筆者と同じ夜行性、一気に親近感が湧いた瞬間です(笑)てっきり一人の夜だと思っていたのに仲間を見つけてしまいましたw

う〜ん、でも本当にこいつ、連れて帰るのかなあ。あいつら、世話できるのかなあ。

なんてことを考えながら、初めて一人で過ごすキャンプの夜の、少し寂しいけれどとても贅沢な時間は過ぎていったのでした。

 

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以下余談:管理人さん、焚火台に悩む

焚き火をしていると、見回りに来た管理人さんが話しかけて来ました。

「これって焚火台ですよね〜?地面から何センチくらいあります??」

一瞬「直火禁止なのにほぼ直火じやないか!」と注意されているのかと思いましたが、そうではありませんでした。

実際この手の焚火台は多いのですが、これらを使ったとしても真下の芝が熱で傷んでしまうため、何か対策は無いかと悩んでいるのだそうです。

そういえば、最近行ったキャンプ場では焚火台の下に敷くためのブロックが場内に置いてあるところが多かったのを思い出しました。

オートキャンプ牧場チロル

オートキャンプ牧場チロルにて

やまぼうしオートキャンプ場

やまぼうしオートキャンプ場にて

その話をしたら、

「なるほどなるほど、大変参考になりました!!」

と喜んでおられました。

キャンパーの横の繋がりというのはありそうですが、キャンプ場同士の情報交換はあまり無いようなので、こうした情報は貴重なのでしょうね。

 

さて、少し長くなりましたが、明日に続きます。ここまでお付き合いありがとうございました(^^)

 

(2日目はこちら↓)

新しい小さな家族 − 河内川ふれあいビレッジキャンプ Part 2/2
河内川ふれあいビレッジ父子3人サバイバルキャンプ、2日目の朝です。 アウトドアで食べるこの手の食べ物のうまさときたら、それはもはやミラクルの域に達します。魔法もしくはイリュージョンと言い換えても良いでしょう。

 

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コメント

  1. naoggio より:

    冷凍餃子に冷凍枝豆 ! これはたいしたサバイバル能力ですね。すご〜く感心致しました(笑)。
    一方お酒のチョイスはいいですねえ。TPO考えてますねえ。
    川遊びは本当に楽しいです。子供の頃を思い出しました。
    右手はアマガエル、左手はなんだろう?
    「重いコンダラ」けっこうメジャーなんですね、びっくりしました。
    学生の頃友人が、子供時代に例の歌を聞いてあのローラーをコンダラだと思っていたと言っていたので笑ったものですが、けっこうそういう人は多かったという事ですか。
    キャンプ場の管理人さんに役立つ情報まで提供して、模範的キャンパーぶりに拍手です。

    ↓経堂の古本屋さんの写真、ナイスです ! 絶対真似しようと思います。

    • 10max より:

      naoggioさん、こんばんは。
      冷凍オンパレード、いやはやお恥ずかしいです(笑)
      お酒の方ばかりに意識がいってしまいました^^;
      子供は川があるとすぐに入りますよね。
      狩猟本能発揮しまくりです。
      重いコンダラ、ご存知なんですね!
      前、テレビでも紹介されていて、結構有名らしいですね〜
      古本屋の写真、そんなそんな・・・
      商店街は本当に被写体の宝庫ですね♪

  2. はぴ より:

    こんばんは
    今回は父子3人のキャンプでしたか。
    どんな料理にしたのかなーと思ったら冷凍餃子!!
    便利ですよね~。
    遅い出発でも有意義に過ごせますもんね。
    我が家も以前はレトルトなど 時間節約のものを
    何度か使いましたよ~。

    暑くなって来ると 川があるとこはいいですよね。
    焚き火の炎とジャックダニエルの写真がカッコいいーー。
    私にはコーヒーをお願いします(笑)
    星が見えなかったのは残念でしたね。

    アウトドアグッズも年々 便利なものが登場して
    知らないものが多いです。

    • 10max より:

      はぴさん、こんばんは。
      冷凍食品は美味しくて添加物も少なくて、本当に便利ですね♪
      本格的なアウトドア好きからしたら、邪道の極みと言われそうですが(笑)
      でも子供たちは料理しに来てるわけではないので、時間節約優先しました。
      ジャックダニエル、氷も無いので水割りでおつまみはスルメだけですが、川のせせらぎの音が最高のおつまみでした♪
      アウトドア、もはや流行ですからね。
      キャンプ場も道具も年々進化してますね〜

  3. フォトン より:

    お子さんたちと楽しまれたようですね !
    ところで、このキャンプ場は、
    なんとなく見覚えがあるような。。。
    山北町にあるのですよね !
    学生の頃、その付近のキャンプ場に(彼女と)行きました。
    40年近く前です。
    淡い思い出ですが、まだよく覚えでいます。

    学生の頃は、テントを背負って、あちこち泊まり歩きましたが、
    今は、オートキャンプがメインなのでしょうね。。。

    • 10max より:

      フォトンさん、おはようございます。
      そうですそうです、山北町です!
      数年前に一旦閉鎖された後、最近設備を新しくして再開したようです。
      彼女とキャンプなんて、印象に残るでしょうね〜^ ^
      そうですか、40年以上前と変わらない景色なんて、変わりゆく都心ではなかなか無いので、嬉しい話です♪
      最近はオートキャンプ場が主流ですね。
      確かに子供の頃にはオートキャンプなんてあまり聞いたことが無かった気がします。