フォルクスワーゲン パサートオールトラック(B8型)のオーナーズレビュー、今回は荷室編です。
2020年4月に我が家にやってきたパサオ君ことパサートオールトラックですが、筆者がこの車を選んだ理由のおよそ120%はこの広大で使い勝手の良いラゲッジルーム!
愛車のメイン用途が家族四人でのキャンプやスキー、サイクリングといったアウトドアアクティビティなので、荷室はとっても重要な要素。そんな背景もあり、ディーラーで車を見るときに最初にテールゲートを開けるほどの荷室フェチなのです。
しかしですよ。そもそもオーナーの少ないレア車であるパサートオールトラックの、しかも「荷室」レビュー・・・果たして書く必要があるのか・・・やめてビール飲んで寝よっかな(;´・ω・)
いやいやだからこそ、自分が書かずして誰が書くのだ!!!
また、荷室と走りの黄金律を愛するステーションワゴンオーナーにとって、荷室のレビューは避けて通れない道なのです!(避けても誰も困らないだろ!という突っ込みは晩ご飯の後でお願いします)
といったような無駄な気概で、パサートオールトラックの自称日本一詳しい(むしろ日本で唯一かも知れないw)荷室専門レビューをお届けします!
また、ベース車であるパサートヴァリアントも荷室の高さ以外殆ど共通のスペックや機能・装備になりますので、パサートヴァリアントの荷室について気になる方も参考にして頂ければと思います。
OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (12mm, f/3.5, 1/6400 sec, ISO200)
パサートオールトラックの荷室はどの程度広いのか | ライバル車種との比較
まずベースモデルであるパサートヴァリアントの荷室容量はVDA方式で650L。
そしてAWD化によって床面がやや上がったパサートオールトラックは639Lです。
このサイズは、いわゆるステーションワゴンというカテゴリではCセグメントはもちろんDセグメントを含めても最大クラスのものです(というかおそらく最大)。
車種別の荷室容量については以前国内外のミニバンやSUVも含め下の記事で比較したのでご覧頂ければと思いますが(そろそろ最新化しないと・・・)、ミニバン勢のすぐ次にパサートヴァリアントが位置しているのがお分かり頂けます。
(ついでに、本来容量を稼げないはずのSUVなのにミニバン勢に食い込んでいるプジョー5008という鬼車があるのもご覧いただけます(笑)故に5008とは最後まで本当に迷ったわけですが・・・)
また、パサートオールトラックの購入を決める前に最有力の比較対象になっていたプジョー5008、プジョー508SW、マツダCX-8、ゴルフヴァリアントとは奥行や幅、高さなど詳細な寸法も比較していますので、参考までに下に比較表を掲載しておきます。
奥行 | 幅 | 最大幅
(窪み等) |
高さ
(最大) |
高さ
(後席上端) |
VDA容量
(5乗) |
容量の前提 | |
パサートヴァリアント | 114 | 100 | 140 | 82 | 58 | 650L | |
パサートオールトラック | 同上 | 同上 | 同上 | 73 | 49 | 639L | |
ゴルフヴァリアント | 105 | 100 | 未確認 | 80 | 未確認 | 605L | |
前愛車308SW(T7) | 98 | 102 | 135 | 88 | 58 | 573L | 3列目取外し |
308SW(T9) | 108 | 106 | ← | 未確認 | 未確認 | 610L | |
プジョー508SW | 105 | 112 | ← | 68 | 50 | 530L | |
プジョー5008 | 110 | 111 | ← | 82 | 57 | 702L | 3列目格納 |
マツダCX-8 | 110~130 | 100 | 146 | 74 | 55 | 572L | 床下込 |
(2020年6月旅恋写調べ)
これを見る限りだと5008のVDA容量がこれほどに大きくなる理由がちょっと分かりませんが、1Lの定形の箱が何個入るかで計測するVDA方式でたまたま有利な形状なのかも知れません。あるいは、パサートヴァリアント/パサートオールトラックは床下サブトランクの容量込なのかが不明なのですが、もしサブトランク分が含まれて居ないとすればその容量を加えることで差が縮まるのかも知れません。
一方CX-8の分が悪いのはある程度理由が明らかで、分厚い3列目シートで床が高くなっていることと、テールゲートがかなり傾斜している事が影響しています。もしCX-8にもご関心がおありの場合はこちらの記事をご覧ください。
荷室寸法詳細
ではパサートオールトラックの荷室の寸法を詳細に見ていきます。まずは後部座席を倒さない4~5名乗車状態のメインラゲッジルーム、続いて床下サブトランク、リアシートを倒したフルフラット状態の順にご紹介します。
メインラゲッジルーム
部分 | 最長 | 最短 |
奥行(床面) | 114cm(中央) | 111cm(両端) |
幅 | 130cm(両端の窪み含む) | 100cm |
高さ | 73cm | 71cm(テールゲート開口部) |
リアシート中央可倒部幅 | 25cm | − |
メインラゲッジルームは見た瞬間に惚れ惚れしてしまうような広大さ(筆者だけかw)。形状も、最近のステーションワゴンらしく、タイヤハウスの出っ張りも無くフラットで非常に使いやすいです。
サイズ面で特筆すべきはやはり奥行ですね。114cmという奥行は、上の比較表を見ても分かる通り、全長が5mに迫るCX-8を除いてトップです。もちろん、パサートヴァリアント/パサートオールトラックも全長4.7mあるのでそれを活かして、ということですね。
幅については最大で130cmと書きましたが、後方にあるこのような窪みを含んだ寸法です。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO400)
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO200)
なお、上の写真ではトノカバーとパーテーションネットのバーが渡っていますが、これは取り外すことが可能です。下で触れます。
40:20:40可倒で4人乗車×長尺物も得意
後部座席は40:20:40可倒になっており、中央部は上記の通り25cmもの幅があるので、一般的なトランクスルーに比べると幅広な長尺物を積載することが可能です。例えばこのような長くて嵩張るキャンプ道具(写真はコールマン パーティシェード)も4人乗車した上で載せられます。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/30 sec, ISO800)筆者の場合家族4人でキャンプやスキーに出掛けることが多い(というかそれが愛車の最大の活躍シーン)ので、これは非常に重宝するポイントです。
床面は二段階に調整可能
メインラゲッジルームの床板は二段階に高さを調整することが可能です。
このように、一旦床板を後方に引いた上で下の段の溝に差し込みます。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO320)
そうすると床板の後方はそのまま押し下げるだけで下の段にハマる機構になっています。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO200)
これにより、メインラゲッジの高さを全体的に約10cm増やすことが出来ます。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/40 sec, ISO400)
ただしこの場合には次にご紹介する床下サブトランクの高さを埋めてしまう事になるので、どうしてもメインラゲッジの高さ方向を嵩増ししたい時に調整すると良いでしょう。
床下サブトランク
さて、上で少し触れた通り床下には結構な容量のサブトランクがあります。
本来はテンパータイヤを収納スペースと思われ、直径約70cmのタイヤ型になっています(パサートオールトラックやパサートヴァリアントではテンパータイヤを備える代わりに「モビリティタイヤ」と呼ばれるランフラットタイヤを履いています)。
深さは、タイヤ型の部分は22-23cm、そこから床板まで10cmほどの厚みがあります。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/40 sec, ISO400)
下の写真のように、タイヤ型の上の約10cmの厚みの空間はリアシートの方まで続いているので、ここに長いものを収納することも出来ます(その場合は上で触れた床板の底下げは出来ないことになります)。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO320)
筆者の場合、タイヤスペースにはパサートオールトラックの分厚い説明書や洗車道具、ソフトクーラバッグや子供達の着替えなど、リアシートまで繋がる10cmの空間には長傘や折り畳みサンシェードなどの長いものを突っ込んでいます。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO160)
車って意外と色々な小物を積んでおきたくなるものですが、こうして殆どを床下に隠しておけるので非常に便利です。
なお、後で触れるネットパーテーションやトノカバーをここに仕舞っておくことも可能です。
後部座席を倒した際の寸法・車中泊について
荷室からの後部座席の倒し方
荷室からリアシートを倒すには左右にあるこのレバーを引きます。
右側を引くと、リアシートの右の40+20がストンと倒れます。力はそれほど必要ありません。
左側のレバーを引くと左の40がストン。男性なら手元の握力だけで簡単に倒せます。
フルフラット化にはコツがある
さて、せっかくフラットで広大な荷室なので、フルフラットに出来ると嬉しさ倍増ですよね。
しかし上の写真でも分かりますが、このままだとリアシートが斜めになっていてフルフラットとは言えない状態です。
しかしある工夫をするとほぼフルフラットの状態を生み出すことが出来ます。
倒れたリアシートをよく見ると、下の写真の通りヘッドレストが座面との間に挟まっていますね。
そこでこうしてヘッドレストを上に上げてやれば、
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO125)
このように大分フルフラットに近くなりました!
これでも少しだけ傾斜していますが、ここに重量物を置いたり人が横になったりすれば、リアシートのクッションが縮んでほぼ平らになります。
ジャ~ン!!!
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/70 sec, ISO100)
う〜ん、何を運ぼうか、考えただけでワクワクしちゃいますね!
ステーションワゴンオーナーならではの至福の時ですね!!(筆者だけかw)
後部座席を倒した時の寸法
さて、空のラゲッジを眺めてニヤニヤしてても仕方がないので寸法を測るとしましょう。この様になっています。
まず前席シートバックまでの長さです。タンスや自転車、冷蔵庫やベニヤ板などを運ぶ際に重要になりますね!
まずフロントシートを身長157cmの小柄な細君に合わせた場合、約210cmの奥行を確保することが出来ました。
また、身長178cm(最近177cmに縮んできた)に合わせた場合でも196cm。ちなみに筆者は結構足を前方に投げ出して運転するスタイルなので、かなり前席を下げていてもこの程度です。
大柄な男性でも二人車中泊が出来そう(するかはともかく)
次に、リアシートの上端までの長さですが、こちらは約175cm取れました。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/30 sec, ISO500)
これは、身長178cmの筆者なら対角線上に斜めにならなくても問題なく寝られる長さです。人間の頭は大抵丸みを帯びているため、175cmもあれば恐らく180cmくらいの人でも後頭部は175cmまでには収まるためです。
で、幅は100cmありますから、180cm程度の人間が仲良く二人で車中泊できます!!
筆者は寝相が悪いのでしませんが・・・
テールゲート開閉方法
テールゲートの開閉にはいくつかの方法があります!
・・・って、そんなの当たり前だろ!と思われるかも知れませんが、前愛車T7型プジョー308SWは
「男は黙って手動一発!」
だったので、これだけでも感慨深いのであります(笑)
①エンブレム押下
これがこの車の「手動一発!」に代わるリアハッチの開け方ではないかと思うのですが、中々意外なギミックです。
ディーラーで試乗した際にテールゲートを開けようとしてナンバープレート辺りの窪みをゴソゴソ探ってたら、営業さんに、
「ここを押すと開くんです」と言われました。
こんなとこ押せるとか忍者屋敷か!!
と思いましたね。
ちなみにここ、リアビューカメラが内蔵されてます。リバースギアに入れるとここがパカッと開いて、その下に埋め込まれてるカメラで後方を写します。頭いいな〜。
で、このエンブレムをパカッとひと押しするとハザードランプがピカピカっと光ってテールゲートが開きます。(写真だと見えづらいですが、オレンジに光ってます^^;)
②ハンズフリー「Easy Open」:コツは「スッと引く」
実は「エンブレムパカッ」よりも頻繁に使うのが、ハンズフリーの「Easy Open」機能です。所謂、リアバンパーの下につま先を入れる事でテールゲートが開く仕組みのことですね。
で、パサートの場合これが非常に優秀なので殆どこっちで開けています(キーを携帯している必要がありますが)。
ただし、営業さんに教えてもらったのですが、足の動かし方に少しコツがあります。下の写真のように、縦方向につま先をスッと入れて、スッと引く、とほぼ失敗なく開きます。
イメージ伝わりますかね。この方法で行うと、今まで開かなかったという事はほぼありません。
一方、センサーに感知してもらおうと、つま先をバンパー下に入れて横方向にブンブン動かしても却って反応が悪い事が多いので、心に留めておいて下さい。
なお、この際も上手く反応してくれたかどうかはハザードがピカピカッと光るのですぐ分かります。
ただ、この機能で気をつけなくてはならないのは洗車の時。キーを携帯したままリアバンパー下をスポンジなどで洗っているとたまに開くことがあります^^;
Discover Proの設定でEasy Open機能をオフにすることも出来ますがそれも面倒なので、下回りまで手洗いする時はキーは別の場所に置いてます。
③キーによる開閉
ちょっと離れたところから開けたい場合はスマートキーのテールゲートボタンを押せば開閉が出来ます。ちょっとだけ長押しする感じですね。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/580 sec, ISO25)
「開閉」と書いたとおり、開いた状態で長押しすれば閉めることも出来ます。
車に近づきながら予め開けておきたいとか、車を離れながら閉めたい、というちょっと急いでいるような場合には便利ですね。
④運転席のスイッチによる開閉
あまり使う機会は無いかも知れませんが、運転席のドアにあるスイッチでも開閉する事が出来ます。開いている状態で引けば閉めることが出来ます。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO200)
で、走っている時に開いちゃわないの??と心配になったのでちょっと試してみたのですが、車が動いている時にはピピーッという音がして開かないようになっていました。
テールゲートのボタンによる閉め方①:押すとすぐに閉まるボタン
左にあるボタンを押すと、すぐにテールゲートが閉まります。まあ普通ですね。
テールゲートのボタンによる閉め方②:離れると自動で閉まるボタン(正式名称不明)
で、こちらがすごく便利な機能。右側のオレンジのランプが付いたボタンを押すと、ピーッピーッという音が一回鳴って、ランプが点滅します。
で、ハッチはすぐには閉まりません。
これ、テールゲートから離れるまでは開いたままキープされて、離れると自動的に閉まるモードなんですね。
なので、例えば荷室にある段ボール箱の様な大きな荷物を両手で取り出すような時に、
通常だと「手がふさがって閉められない!」
という事になりがちなわけですが、このモードだと、荷物を持って車から離れるまで待っていてくれて、車から離れると自動的にテールゲートが閉まってくれると言うわけです!
この機能があれば、荷室からどっこいしょ、と荷物を取り出した後に、一回荷物を置いてテールゲートを閉めて、もう一度荷物を持ち上げて運ぶ・・・なんて手間を省けてしまうという大変賢い機能なんです。
キャンプやスーパーなんかで重宝しそうです!
挟み込み防止機能
あと地味に大事な機能ですが、挟み込み防止機能も付いてます。
この写真では筆者が人柱になってまして、上から降りてくるテールゲートに押しつぶされそうになっている訳ですが、押しつぶされる前にテールゲートは止まってくれますw
テールゲートの開度調整機能(2021年4月10日追記)
テールゲートを開けた際の開度を任意に設定することが出来ます。我が家の場合、キャンプの時などに子供が自分で閉めることが出来るように、少し低いところで止まるように開度を設定しました。
設定方法は、任意の位置でテールゲートを止めて、左のボタンを長押しします。電子音がして左ボタンのランプが点滅すれば、設定完了。以降、テールゲートを開ける際には設定した開度でゲートが止まります。
なお、低い位置で設定した後で再度高い位置に変更するには、任意の高さまでテールゲートを手で押し上げて、同じ様に左ボタン長押しで設定します。
ラゲッジルームの装備
では最後に、荷室に標準で備わった装備をご紹介します。
トノカバー
他車との比較はしたことが有りませんが、バーも重厚でカバーの合皮の材質もしっかりしていて質感が高いです。
カバーは三段階に調整できます。まずはバーの中に収納した状態。
引っ張り出して真ん中ほどのところで引っ掛けて止めた状態。
そして全て覆った状態です。
カバーの下はちょっとした秘密基地気分♪
ってお前が入るんんじゃなくて荷物入れろ!って?すみません。荷室フェチなもんで。
戻す時は、この取っ手の「PRESS」の部分をトンっと押してあげると一段回ずつ戻ります。
一度押すと真ん中まで収納され、
もう一度押すと最後まで収納されます。
ただこのトノカバーっていう代物、前愛車のプジョー308SWにも付いていたんですが、外して物置に入れたまま一度も使いませんでしたw
どういう時に使うんでしょうね。
ネットパーテーション
お次にこちら。
乗員の部分に荷物が雪崩込んでこない様に仕切るためのネットパーテーションです。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO100)
この端っこのニョキッと生えた棒を、
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO125)
この天井の左右の穴に差し込んで固定します。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO125)
こちらもネットやバーは中々重厚で、ちょっとくらい重い荷物ならしっかり受け止めてくれそうな感じです。
ネットパーテーションは前席のすぐ後ろでも仕切ることが可能(2021年4月10日追記)
そして、だいぶ後になって分かったのですが、このネットパーテーションラゲッジルームと後部座席の間だけでなく、前席のすぐ後ろでも仕切ることが出来るのです。
まず後部座席を倒してフルフラット状態にします。すると、中央と右側の背もたれの裏側に1箇所ずつ、このようなレール状の部品があることが分かります。
Apple iPhone 12 Pro, (4.2mm, f/1.6, 1/55 sec, ISO500)
この部分に、ネットパーテーションのバーをスチャッと嵌めることが出来ます。
Apple iPhone 12 Pro, (4.2mm, f/1.6, 1/60 sec, ISO500)
一方、ちょうどその真上辺り、前席のヘッドレストのちょっと後ろあたりの左右に、先程と同じような穴があるので、同じ様にここにネットパーテーションの角のような部分を差し込むと・・・
Apple iPhone 12 Pro, (4.2mm, f/1.6, 1/120 sec, ISO125)
こんな風に前席のすぐ後ろで仕切ることが出来ます!
Apple iPhone 12 Pro, (4.2mm, f/1.6, 1/60 sec, ISO250)
こうしてフルフラットの広大な荷室を、前席に荷が飛び出さない形で安全に使用することが出来ます。さすがヨーロッパの遊び車はこういうところの工夫が違いますね。
Apple iPhone 12 Pro, (4.2mm, f/1.6, 1/85 sec, ISO125)
買い物袋を掛けるラゲッジフック
買い物時に袋がひっくり返らないように引っ掛けられるフックは荷室内に4か所あります。
この後部座席を倒すレバーの隣と、
その奥、こうして引っ張り出して使うタイプのフック。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/39 sec, ISO400)これが左側にもあります。4つもあればスーパーで買い物をした時などに複数のバッグや袋になったとしても十分掛けられそうです。
非常用三角停止版
最後、意外なものがテールゲートの裏側に付いてました。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/75 sec, ISO100)
所謂三角停止板ですね。道路上で車が故障したりした時に後続車に知らせるための三角形の反射板です。
よく見たら、フォルクスワーゲンとアウディのロゴが仲良く並んでました。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/80 sec, ISO100)
パサートオールトラックの荷室レビュー:まとめ
長文お付き合いありがとうございました。
日本一詳しいレビューだったかどうかはともかく、パサートオールトラックの荷室に関する概ね全ての機能をご紹介出来たのではないかと思います。
しかし、こんなに素晴らしい荷室を誇る車が我が家にやって来たというのに、今年はコロナ始め諸々の事情でまだキャンプに行けておりません(;´Д`)
そこでせめて、と言う訳でもありませんが、先日多摩川サイクリングロードまでロードバイクを荷室に載せて行ってきました^^
この余裕がたまりません!!
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/570 sec, ISO25)
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/800 sec, ISO25)
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/1400 sec, ISO25)
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/3400 sec, ISO25)
そのうちキャンプやスキーに行けた暁にはそれらの場面に特に着目した使い勝手をレビューしたいと思っています。
皆様も素敵なワゴンライフを♪
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コメント
私はオールトラック(初代)のユーザーです。
私の勘違いで無ければ、下記は10maxさんの未確認情報かもしれないと思ってコメントさせていただきます。もしご存知であったり、型式の違いなどにより条件が異なるようでしたらお詫びします。
今回、私も車中泊にトライしたくて、10maxさんのブログも参考にさせていただきながら、計画中です。楽しいですね。
今まで休憩時に座席を倒して寝てみたことは有るのですが、フル・フラットで無いことで、やはり少し寝辛いと思っていました。
今日、車のサイズを確認するためにカタログを見ていたところ、座席を倒した写真が完全なフル・フラットなっているのに初めて気が付き、おかしいなと思ってカタログの分割可能シート(後席)の開設の頁を改めて読み直してみました。
すると、そこには「…座面を引き起こして背もたれを倒すダブルフォールディング方式を採用して….」という記述が在りました。
ディーラーに電話してもすぐには判らなかったのですが、調べてみたところ、「座面のお尻側からシートが持ち上がって前に90度倒れ、その後で背もたれを倒すという意味でダブルフォールディング、そしての結果完全なフル・フラットなる」ことを確認し、試すことが出来ました。
ネットを見ていても、そういう情報や写真を見つけることが出来なかったので、ビックリしました。
ヘッド・レストは座席の上にさすことが出来ます。
カタログの写真は良く見ると、そういう状態で写っているようです。
もし未確認情報であれば、ご確認いただければと思います。
座面と背もたれの間に手を入れ、少し後部上方に斜めに引っ張るのがコツです。
あまり力は必要ありませんが、手を怪我せぬよう軍手をして作業をされる方が良いと思います。
当然、座面が前の座席との間に埋まるような形になりますので、スペースとしては奥行きが短くなります。
フル・フラットと奥行きとどちらを取るかですね。
もっとカタログでも判るようにアピールしてくれれば、この車の凄いアピール・ポイントになると思いますし、この車の素晴らしさが伝わるんですけどね。
こんな写真や書き方じゃ伝わらないですよね。
私はこれでマットを引いて完全ベッド状態にし、早く旅行に出かけるのが楽しみです。
また、記事を楽しみにしています!
P.S.
・コメントが長くてすみません。
・1つ上のコメントですが、間違って押してしまいました。すみません。
こたろうさん、ご丁寧なコメントありがとうございます。
B7ではダブルフォールディング機構があったのですね!
調べてみたら確かに2010年前後の欧州車にはフルフラット化と収容力確保のためにこの機構を備えた車種が結構多かったみたいですね。
実は前愛車のプジョー308SWにも似たような機能がありました。
B8パサートではダブルフォールディング機構は備えていないので、モデルチェンジで廃止になったようですね。
おそらくダブルフォールディングにしなくてもほぼフラットに出来るようになったためかも知れません。
この辺りは車での長旅を重視するヨーロッパならではの工夫で、こういう機能の存在を知ると楽しくなります^^
引き続きよろしくお願いします!