こんにちは、10max(@10max)です。
今回は猫バス君ことプジョー308SWのトラブルのお話です。
突然の故障アラート:”Engine fault: Repair needed”
先週の日曜のことです。
この日から怪獣たちが揃って小学校の林間学校ということで、細君と2人で御殿場アウトレットからの温泉ツアーに出かけようとしていた矢先のこと。
自宅を出て3分くらいで・・・
「ピーッ!ピーッ!」
という警告音と共に我が愛車プジョー308SWのマルチファンクションディスプレイに「Engine fault: Repair needed」の文字が、そしてスピードメーター下部には自己診断アラート(下の胃袋もしくは蛇口のような警告灯)が表示されたのです。
何ですかね?これは。粋なフランス車のこと、筆者の誕生日祝いのメッセージでも表示してくれたのでしょうか。いやいや誕生日7月じゃないし、ほんとお茶目だね君・・・。
さて、2012年に新車で購入後、今年2月に5年目の車検を終えて走行距離3万キロ弱の猫バス君にとって初めての現象でした。慌てて道路脇にクルマを止めましたが、アイドリング中も若干振動があり、発進しても何やらパワー不足な感じ。
恐る恐る自宅まで戻ったのですが、その後、「こいつラテン系だし単なる気まぐれだろう」と楽観視してエンジン停止・再始動を何度か繰り返したのが今思えば良くありませんでした。
やがて、始動時のセルモーターの音が鈍くなり、エンジンが始動しなくなり・・・自走不可能に(;ω;)
任意保険のロードアシストで即レッカー&レンタカーが来てくれた!
とりあえずプジョーのディーラーへ電話して診てもらいたい旨を伝えたところ、自走できない場合は任意自動車保険のロードサービスかJAFを頼るしかないと言われました。ですよね〜^^;
で、保険会社に電話したところ、保障の範囲内ですぐにレッカー車とレンタカーを手配してくれるとのこと!昼頃にはレンタカーがやって来て、御殿場から南大沢に行き先を変えたものの、何とか夫婦水入らずアウトレット&温泉ツアーを決行する事が出来たのでした(^^)
ちなみにレンタカー屋からやって来たのはこのタイプのクルマ↓。コンパクトでなかなか小気味の良い走りを見せてくれます!
あ、画像を間違えました。こっちです↓
Apple iPhone 7, (3.99mm, f/1.8, 1/1623 sec, ISO20)
でもこの際二人乗れて走れればタイ式のトゥクトゥクでもインド式リクシャーでも何でも構いませんよね♪(違)
任意保険のロードアシスト、なかなか使えますね。
原因はプジョーの直噴ガソリンターボエンジン4大故障原因の一つ、高圧燃料ポンプ
このBMWとPSAグループとの共同開発の直噴ターボエンジン、通称プリンスエンジンは、MINIと同じエンジンで、1.6Lとは思えない力強さかつ官能的とまでは行かないもののスポーティなフィールでとても良いのですが、有名な4つの弱点があると言われています。
- イグニッションコイル
- 高圧燃料ポンプ
- タイミングチェーンのチェーンテンショナー
- インテークバルブのカーボン堆積
まあ、いくつかは最近トレンドの直噴ターボの共通の課題のようですが(特にカーボン堆積)。
このうちのイグニッションコイルか燃料噴射ポンプだろうなと想像していましたが、その後ディーラーで診てもらったところ、やはり原因は高圧燃料ポンプでした(イグニッションコイルよりお高い方が出ました・・・( ;∀;))。簡単に言うと、4つのシリンダー(4気筒なので)のうちの一つについて、燃焼室内に燃料を噴射するポンプに不具合が発生して3気筒状態になっていたのです。まあ、走れないことは無いのですが放置するわけには行きません^^;
高圧燃料ポンプの交換費用は、工賃込みで6万円台・・・これまでのネコバス君の修理代としては最高額でした^^;
結局エンジンが始動しなかった直接原因はバッテリー上がり
ただし若干の反省点としては、エンジンが始動しなくなった直接の原因は単にバッテリー上がりだったと言うことでした。エンジン始動は最もバッテリーに負担を掛ける上、エンジン警告灯が点灯している状態だとエンジン停止後に長めに冷却ファンが回る仕様になっているらしく、それでバッテリーが上がってしまった模様。
もしこの故障について予め知識があり、かつ発生してもある程度走れる事が分かっていれば、何度もエンジンをかけ直そうとしてバッテリーが上がる前に自走してディーラーに持っていくと言う対処もあり得たかも知れません。
ただ、自分への言い訳をすると、咄嗟のエンジン不調でそこまで見抜くのは困難なのと、朝から出掛ける予定があり早朝だったのでそこまで待っていられないと言う状況だったので、結果的に任意保険のロードサービスで代車を用意して出掛けると言う方に倒したのは正解だったとも言えます。
結論として一点言えるのは、バッテリー上がりと言う副作用への備えはあった方が安心という事ですが、それは後で触れます。
直噴エンジンのカーボン堆積対策もついでに実施
今回はついでに、4大疾病の中のもう一つ、インテークバルブのカーボン堆積対策として、専用溶剤(有名なWAKO’SのRECSとかの類)注入も実施してもらいました。こちらは数千円です。
カーボン堆積は意外と軽視できず、動脈硬化的にジワジワとエンジンを蝕んでしまうタイプの問題のようです。吸気のためのインテークバルブが塞がってしまえば当然燃焼できなくなります^^; で、放っておくと溶剤では取れない程凝固してしまい、エンジン分解して手作業で除去という数十万円コースになってしまうらしく・・・溶剤ならたった数千円なので、プジョーに限らず直噴エンジンの場合は数万キロに一回は実施したほうが良さそうですね。何となく聞いたことはありましたが、今回を機に知ることが出来たのは不幸中の幸いです。
なお、修理から戻って来た猫バス君、エンジンのレスポンスや吹け上がりが良くなって元気になったように感じました!もしかしたらこのカーボン除去のおかげかもしれません(^^)
※直噴エンジンのカーボン堆積について、フラとこさんがとても参考になる記事をアップしておられましたので引用させて頂きます。フラとこさんはうちの猫バス君と同じ2012年式プジョー308SWに乗られています(^^)
突然のバッテリー上がり対策にジャンプスターター購入
いろいろ厄介そうなトラブルについて書いてきましたが、今回結局、自走出来なくなった直接の原因はバッテリー上がり(笑)これが無ければ3気筒状態になったとしても出先から帰って来られる訳で、意外と重要なポイントです。また、プジョーに限りませんが欧州車は日本車に比べるとバッテリーの耐久性が弱いとも言われています。ということでジャンプスターター兼用のジャンプスターターを購入しました。
※販売終了となったため同等の類似商品を掲載しています。
前回の車検で、そろそろバッテリー交換の時期かも、とDにオススメされて、その時は交換はしなかったのですが、念のためにこういうのを買っておこうかな〜と思ってて買っていなかったものです。これがあれば万一突然バッテリーが上がってもすぐにエンジン始動できます。
夏場は車内は高温になるので常時積んでおくのは危険なため自宅に置いてありますが、特にバッテリーの上がりやすい冬場は車内に積んでおくと安心感が違います。下の写真の通り非常にコンパクトなのでいずれにしても邪魔にはなりません。
まとめ:出来るだけの備えをしつつ買い替え時期を窺う・・・
ということで、うちの猫バス君は大丈夫だろう、と高を括っていましたが、ついに来たか〜!という出来事でした。高圧噴射ポンプというのはプジョー308/308SWに積まれる直噴ガソリンターボエンジン、通称プリンスエンジンの泣き所のひとつ、いつ来てもおかしくないもののようです。
特に4大疾病の中でも高圧噴射ポンプの故障は事前の点検などでも予見は難しく、対策としては副作用であるバッテリー上がりに備えてジャンプスターター等を準備しておくくらいしか無さそうです。
いずれにしても修理には決して安いとは言えない費用がかかるので今後の事は考えざるを得ません。同じ部品があと3つも付いてますからね・・・。
まあ、最近のプジョー車には3気筒のピュアテックエンジンもあるから一つくらい壊れてもいいか(違)。
ぶっちゃけここ1年位、キャンプ道具やらチャリンコやらをもっと余裕で積める荷室のデカいクルマに憧れて、冷やかしで他のクルマのことを調べていたものの、何だかんだ言って買い換えないんだろうな、と思っていました。
でも、二年後の車検を通すかどうか、真剣に考える必要がありそうです・・・なんて他のクルマに浮気する理由を探してるだけで、結局猫バス君は大好きなので、しばらく心は揺れ動きそうですが^^;
コメント
こんにちは。引用ありがとうこざいます。
やはり出ましたか・・・
4大疾病は複合で出る可能性もありますので、気が休まらないですね・・・
うちの308SWもタイミングチェーンの伸びが原因とされるエンジン始動時のガラガラ音が出ていましたが、その後症状がおさまって、不気味な静けさ?に包まれています。
最近の電動ステアリングもいまいち好きになれず、お互い悩ましいですね。
フラとこさん、おはようございます。
はい、ついに出てしまいました。
複合で、4気筒分あるので一つ潰してもまだまだ予断を許しませんね。
タイミングチェーン、気になりますね。
こちらはダメになったら完全に自走も出来ませんし、チェーンまでいってしまうと費用も高いと聞きますからね・・・
7年目の車検を超えると下取りもかなり下がるでしょうから、悩みどころですね〜
ありゃ、大変でしたね。でも事故にならなかったのでちょっと安心しました。
私もドイツ車で何度か大変な目に遭っていますが、外車ではトラブルとも仲良く付き合っていく心の余裕が必要かも知れませんね。
ちなみにその日、私も南大沢にいましたよ!「10maxさんも来てたりして」なんて妻と噂をしてたのですが、まさかその通りだったとは・・・。
雨の赤倉オートキャンプ場より
Nさん、おはようございます。
3気筒状態でも走れるらしいのですが、あまりに突然でさすがにかなり焦りました・・・
同じ部品でも日本の交換推奨時期は欧州の国より早いようなので、やはり欧州車にとっては厳しい気候なのでしょうね。
そして、南大沢にいらしたとは奇遇ですね!
青いスイフトで来てました(笑)
朝は休日丸潰れかと思いましたが何とか楽しめました(^^)
せっかくの奥さんとの水入らず !
愛車の故障では、気になって楽しめなかったのでは ?
長年、同じ車に乗っていると、
(修理に出すと)足をもがれたような錯覚を覚えます。
外車は修理代が高いのがネックですかね ?!
オーディオ製品なども、
ちょっとした修理で何万円も取られ、腹が立った経験があります。
日本製であれば。。。とも思うのですが、
趣味の世界では、日本製オンリーでは到底満足できませんね !
車も同じだと思うのですが、趣味+実用(家族の足)となると、
カミさんの意見も尊重する必要があるし・・・
フォトンさん、おはようございます。
さすがにこの日の朝はせっかくの計画も丸潰れかと思いましたが、任意保険に助けられました・・・
外国製は維持におかねがかかりますよね。
オーディオでもそうですか。
おっしゃる通り、趣味の世界は外国製に目を向けるといいものがたくさんありますからね〜
車が趣味なのかと言われると微妙ですが(笑)
しかしこれで次の車は(少なくとも子供が独立するまでは)日本車と細君からは言われ続けそうです^^;