20130122_01

 

こんばんは。

さむいですねー!降雪後一週間経った日曜でも未だにこんな感じ、雪かきしても、溶けては凍り、凍っては滑って、とてもオッタ君に乗れるどころの騒ぎではありません・・・!いや・・・滑るからですよ・・・まーさか、寒さなんか筆者には関係ないんですけどね、いつでも乗る気まんまんなんですけどね、滑るからね・・・いやあしようがないなあ、ハッハッハ。

まあ、何だかんだ言って今年の走り初めは未だ実施されておりません(爆)こんな軟弱な筆者を許してねオッタ君m(_ _)m

 

さて、昨今いろいろなトラブルも含めて話題のボーイング787、日本の技術の粋、中でもボーイングが東レのカーボンファイバーの独占供給を16年間にも渡って受けることが以前話題になりましたよね。

これを聞いて自転車好きなら思い起こすであろうことが、同じく東レによるピナレロへの50HM1Kのカーボンの独占供給の話でしょう(なぜか正式な報道発表やニュースが見つからないのが不思議ですが・・・)。これはピナレロが東レの50HM1Kという「ある仕様の」高性能カーボンの独占供給を受けてきただけであって、実は東レのカーボンは他メーカーの多くのカーボンバイクにも使われています。うちのオッタ君ことBOTTECCHIA 8AVIOには東レの12kカーボンが使われています。

 

で、これほどまでに世界中から引っ張りだこになっている東レのカーボンファイバー(炭素繊維)ってどんなものなんだろう?と思って調べていたら、(筆者が知らなかっただけかも知れませんが)いろいろ面白い事が分かりました。

まずシェアです。まあこういう状況なのでそれなりに大きいのだろうとは思っていましたが、想像以上でした。なんと東レだけで世界の約4割、さらに三菱レイヨン、帝人グループを加えた日本企業3社だけで約7割を占めているんですね。

これは意外でした。何しろカーボンファイバーと言えば、鉄の10倍の強度を持ちながら比重は約1/4という比類なき特性のために、上記の飛行機や自転車だけでなく、テニスラケットやゴルフクラブなどの身近なスポーツ用品から、自動車や船舶、建築分野、発電用の風車、原発の格納容器、さらには最先端の宇宙開発事業にまで活用される、今最も注目される素材です。なので世界中の様々な企業がこの分野に入り乱れて競争を行っているものだと思っていたんですよね。

ではどういう経緯を経て東レなどが市場を席巻するに至ったのか。一つには歴代トップの長期的・戦略的な経営判断という事があったようです。東レが炭素繊維事業に参入したのは1971年。そして驚くべきことに、それから約40年近くに渡り赤字事業だったというのです。当初は欧米を中心に多くの競合他社がいたのですが、その間に他社もやはり収益化に苦心し、次々と脱落していったのですが、東レなどはこの素材の未来を信じ、研究開発を続けてきたというわけです。見方を変えればそれだけ品質向上や量産化が難しい素材だったということでしょう。

一見こうした、収益化しない事業をトップ判断で切り捨てることができず投資し続ける経営判断は、昨今では悪い意味での日本的経営と言われますよね。しかし一つ違うとすれば、たいていこうした悪いケースでは、過去に栄光の時代が存在し、過去のコア事業が未来においても競争力を保つという合理性の無い情緒的な経営判断をしていることが多いのに対し、炭素繊維事業は一度も日の目を見ていないにも関わらず、研究開発投資を続けたということでしょうか。つまり、過去の栄光にしがみついたのではなく、将来に花開くという明確な予測に基づく極めて戦略的な意図があったのでしょうね。

しかし、欧米企業にはそのような戦略を採った企業は無かったかというと、そうではないようです。にも関わらずなぜ市場を占めたのが東レなどの日本企業3社だったのでしょうか。これら3社、即ち東レ、三菱レイヨン、帝人グループには共通する特徴があります。いずれも出自が繊維メーカーだということです。一方欧米の競合他社はケミカル系が殆どでした。実は炭素「繊維」というように、カーボンファイバーの量産化には繊維関連の技術が非常に有用だというのです。なるほど、将来の可能性に加え、自社の得意とする技術がそれにマッチするということを的確に見抜いていたというわけですね。

さて、今後このカーボンファイバーが活躍する分野として最も注目される分野の一つが、宇宙開発事業でしょう(というか、個人的に興味が)。ロケットや宇宙ステーションなどへの活用はすでに始まっていますし、果ては軌道エレベータ(いわゆる地球の静止軌道まで行くことができるエレベータ)なる夢のようなものまで、視野に入ってきているようです!そうなってくると俄然気になるのが、

「モビルスーツもカーボンファイバーで作られることになるのかな?」

という点です(爆)

これまでのところ、モビルスーツは「ガンダリウム合金」が主な材料ということになっていますね。確かに無重力空間では比重はあまり影響しませんから、宇宙空間での戦闘能力を考慮すれば強度だけを追求できるような金属であれば良いのかも知れません。しかしRX-78ガンダムが陸戦型のバリエーションを持つ点や、リック・ドムが地上用のドムの派生機体だという点などからすると、コストなどの面からもカーボンファイバーを主要な素材とするのは十分ありえるストーリーです。少なくとも地上での汎用人型決戦兵器であるエヴァンゲリオンについてはカーボンファイバー製と見て間違いないでしょう。あ、でもあれは自己再生したりするから違うのかな?(笑)

 

というわけで、最後はどうでもいい話になってしまいましたが、今後は自分のバイクがこれほどまでに素晴らしい素材で出来ているという事実を噛み締めながら(サボらずに)乗ってあげたいと思います(笑)

 

では〜。

7 Thoughts on “日本が世界に誇るカーボンファイバー − チャリンコからガンダムまで −

  1. ははー、未来型モビルスーツはカーボンファイバー製ですか。よくわかりませんが、無重力空間でも比重が軽い方が加速性能が良くなりそうな気がします。
    昔型ガンダムは合金製なんですね。なんとはなしに懐かしのマジンガーZの香りがします^^ あまり時代が離れてないので当然かもしれませんが。

    • ガンダムが放送され始めた頃はまだカーボンなんて認知されてなかったんでしょうね。
      自然、すごいロボットと言えば「超合金」系に落ち着く事になったのでしょう^ ^

  2. 雪がまだ結構残ってますね。寒そう(^^;
    カーボンファイバーのテニスラケットを使ってたことがあります。
    硬過ぎてぼくの腕では使いこなせませんでしたが…
    モビルスーツですか夢は広がりますね^^

    • 朝になると冷え込みますからなかなか溶けません。
      カーボンのラケットはなかなかマニアックですね。
      しかしガンダムができる頃にはそうも言ってられないかも知れませんね(笑)

  3. ほんと雪、融けないですよね><
    さすがに自転車(って言っていいのかしら)は怖いですよね。。
    スパイクはかせたら??(笑)
    オッタ君 すごい材料でできているんですね。
    春が待ち遠しいですね!
    宇宙といえば、先日、生田緑地のプラネタリウムに行ってきました。
    降るような星空に大感動\(^ ^)/
    是非、お子様にも見せてあげてくださいな♪

    • 朝晩は冷え込みますからなかなか溶けないですね。
      生田緑地にプラネタリウムなんてあるんですね。
      何年も生田付近に住みましたが気づきませんでした^^;

  4. プレス技術者 on 2013年8月12日 at 8:13 PM said:

     炭素繊維が普及しないのは工具鋼製の金型で加工できないためだろう。コストもリーズナブルで大きなものが普及していかないと、マニアックな世界のままで終わってしまうだろう。ハイテンがなぜ普及したのかを調べてみることだ。

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