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OLYMPUS E-410登場

最近カメラネタばかりで恐縮なのであるが、カメラネタ無かりせばこのような頻度で更新できぬものだから仕方が無い。
前回の記事にあった通り、先週の日曜は北沢川緑道沿いにて撮影取材を行ったわけであるが、その後、前日の土曜日に発売されたばかりのOLYMPUS E-410というデジタル一眼レフカメラを視察しにヤ○ダ電機を訪れた。
(実は前日の土曜日も、発売日当日ということで視察に行っている。前代未聞の二日連続の視察である)
なぜ筆者がこのようにもこのE-410に関心を持っていたかというと、なんとこのカメラ、大胆にも「世界最小・最薄・最軽量」を謳い文句にしていたからである。
ただ通常、「関心を持っている」というのと、「購入する」というのは大きく意味が異なることをご存知だろうか。
また、電気屋に「冷やかしに行く」というのと、「購入する」というのもまた、意味が異なるということをご存知だろうか。
筆者はどうもその違いをよく知らなかったようである。
「関心があった」ので「冷やかしに」行ったら、「購入してしまった」。
このようにあり得ないスピード感で点と点を線で結んでしまったわけである。記念すべきデジタル一眼レフデビューはこのような形で訪れた。

オリンパスE-410

ところで、筆者をここまで衝動的な購入に走らせたのは、やはり何といってもその想像以上のコンパクトさである。実機を触るまでは、小さい小さいとは聞いていたが、ここまで小さいとは思わなかった。昨今の一眼レフでは当たり前のゴツいグリップも無いため、もはや指先でやつまむような感じですらある(下写真)。
ちなみに世の中にはコンパクトさを売りにするデジイチが他にも多々あるが(こちらや、こちらなど)、E-410のコンパクトさは群を抜いている。

カメラを評するにおいて、携行性というのは時にどのような高い性能をも凌駕する強みとなる、と筆者は考えている。
特別な旅行や撮影目的の外出でしか活用されないカメラでは筆者にとっては勿体ない。いつでもどこでも気軽に持ち歩けることにより、日常の何気ない光景に心を傾けて新しい発見ができるようなカメラほど優れた相棒はないのではないだろうか。
例えば前回・前々回の記事のように、助手兼妻と過ごす至極普通の休日の中でカメラを持ち出すことにより、季節や人々の営みをより敏感に感じることができれば最高ではないか。極端に言えば、必ずしも良い写真が撮れなくても写真の楽しさは十分に味わえると考えている。(もちろん美しい写真を撮るためにコンパクトタイプでなく一眼レフタイプを使うわけではあるが)

オリンパスE-410, ニコンFE

そのような写真の楽しさを改めて思い出させてくれたのが、義父から受け継いだ「ニコンFE(写真左)」であった。
「シンプル・ニコン」と謳われたこの単純な機械であるが、これを持ってブラついているだけで、気づくと顔が半笑いになっている。
E-410にはニコンFEのようなクラシックなカメラと通じるものがある。シンプルなカメラを持って外へ繰り出そうという気にさせる明るい引力のようなものがあるのである。


上の写真でお分かりいただけると思うが、思わず人に見せつけたくなるほどの渋い質感に関してはFEの圧勝であるが、小型軽量という点ではE-410が勝っており、外へ連れ出したい感は甲乙つけがたいものがある。
若干恥ずかしいが敢えて言ってしまおう。このようなカメラは、「日常を小さな旅にしてくれる」、そんな道具である、と。
無論、大柄で高性能なカメラの存在意義を否定するつもりは全く無い。カメラにはそれぞれ目的というものがある。
ただ、筆者のようなド素人にとっては、より小さな気合でもって頻繁に連れ出そうという気にさせる「性能」は、スペックを超えた魅力を持っているということを述べたかったまでである。
ところで、小ささばかり強調したが、AFスピードや1000万画素の高画質をストレス無くサクサク操りきれる操作レスポンスの良さなどは、中堅レベルの機種と遜色ないようである。
E-410の実写撮影取材が待ち遠しい。
追伸
最後に、「イメージキャラクターの宮崎あおいが可愛かった」のが購入に踏み切った隠れた理由では決して無いことを念のため記しておきたい。
しかし、上記URLには、宮崎嬢演ずるなかなか心に染みるWebCMがある。ぜひ一度ご覧いただきたい。

コメント

  1. じゅんや@14 より:

    CMいいっすねー。思わず自分のとこでも記事書いちゃいました。トラバ先、よろしければご覧ください。他記事で写真も載せてます。
    そして…ご購入おめでとうございます!!! 僕も「視察」してみたんですが、ほんと小さいですね。
    今後の取材に期待します!!