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 これまで多摩川などの近所でたいそう地味に走っていましたが、この度初めて本格的な「ヒルクライム」というやつを体験してきました。「ヒルクライム」というのは、ストレートに言えば、チャリンコで山登りをすることです。
 「わざわざチャリンコなんかで山に登らんでもいいだろう」
 「何が楽しいんだ、暇人め」
 「マゾヒストか」
 などなど様々な声が聞こえてきそうですが、
 基本的には「おっしゃる通り」です。
 まあ、その醍醐味は後ほど・・・。
 場所は、毎年「龍勢ヒルクライム」という大会が行われる「本格的なヒルクライムコース」です。写真の後ろの方に連なる秩父山系の一部の城峯山という山を登る、全長約14km、標高差約650mの林道です。
 今回のコースを選んでくれたのは、青いDe Rosaのatsuron氏。共に挑んだメンバーはそれ以外に、筆者に少し先んじてロードレーサーになった黒いLOOKのzuco氏、そして密かに筆者とzuco氏から抜け駆けしていたキャノンデールのmsr氏の、3名。
 しかし、全くもってatsuronにはしてやられました。上のほうで「本格的なヒルクライムコース」と書きましたが、「本格的な」という形容詞は気安く使ってはいけません。念のため誤解を招かぬよう言い換えるならば、「鬼のようなコース」です。
 3?4kmまでは比較的なだらかな登り坂が続き、それでもatsuronのハイペースにひいこら言いながら付いて行くと、唐突にatsuronが止まります。ふと見上げると、脇道の入り口に大きな鳥居が立っており、その向こうには見上げると首が痛くなるほどの急な坂道が見えます。
 「はてさて、こんなところで神社見学か?」
 と思っていると、atsuronが鳥居の方を指差してとんでもない事を言い出すじゃあないですか。
 「さ、こっからが本当のスタートだよ」
 こっから?鳥居の向こうには自転車が登れるような道は見当たりませんが??
 と戸惑いを隠せないzucoと筆者をよそに、atsuronとmsrがすいすいと鳥居の向こうに消えて行くではありませんか。まるで鳥居の向こうの神の世界に飛び立っていくかのような二人。そしてそれを地上界から呆然と見送るメタボリックなzucoと筆者。
 ・・・zuco氏と筆者の熾烈なデッドヒートが何十分くらい続いたのかは定かではありませんが、その間のあまりに激烈な死闘の模様は、
 「休憩時間≧走っている時間」
 の数式によって端的に表すことができるでしょうか。いや、チャリンコで激坂を登るというのは実にそれくらい辛い闘いなのであります。
 その死闘を終えて峠の頂上付近に達すると、atsuronとmsrの両氏が余裕の表情で我々のゴールの姿を写真に収めています。彼らは信じられないことにノンストップでここまで登りきったというのです。いやはや何ともお恥ずかしい。
 しかし、登りきった時の爽快感と充実感はそれまでの苦しさを吹き飛ばしてくれるほどのものでした。さらに、そこからは至福の下りが待っています。下りは本当に気持ちが良いです。
 そして、次回への明確な目標を持つことができたことが何よりも大きいかもしれません。こういったヒルクライムのコースを、途中で足を着くことなく登りきるという明確な目標です。
 また、こういった峠を越えることへの抵抗感が無くなれば、ツーリングでさらに遠くまで行くことができるようにもなるでしょう。
 というわけで、今回いろいろアレンジしてくれたatsuron、共に楽しむことができたzuco、msrの各氏に感謝です。
P.S. 城峯山の上の方ですが、台風の影響で道路が陥没したりひび割れたりと、とても自転車が通れるような状態ではありませんでした。我々は途中で引き返しました。今年の龍勢ヒルクライム大会は開催できるの??

2 Thoughts on “勝手に龍勢ヒルクライム2007

  1. コメントおそくなりました。
    今思い出してもあの心臓の飛び出る感覚はきもいですな。
    何度あきらめようと思ったことか。しかし下ると次回は制したい思い。
    すでに立派なクライマーか?腹の突き出し以外は…

  2. >zuco殿
    いやーほんときつかったよ。
    非常に正直なところ、かなり舐めてたぜ。
    「シャカリキ!」とか読みながら、
    「でもまあ、がんばりゃ何とかなんじゃねえの?」
    とか思ってたけど・・・。
    お互い切磋琢磨していきませう!

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