こんにちは。月イチズボラファミリーキャンパーの10maxです。
2014年にファミリーキャンプを始めてから足掛け8年、ついにテントを買い替えました。購入したのは、Bears Rockという国内アウトドアブランドの4~5人用ドームテント「ハヤブサテントTM-501」です。
以前からテントを買い替えたいと思いつつ中々理想的なテントが見つからず、何年もの間買い替えに至らなかったのですが、ようやく見つかった、次の条件を全て満たしてくれるテントです。
- 設営・撤収が超絶簡単(5分)
- 開閉可能な4面メッシュで夏も春秋も快適
- 収納が軽量コンパクト
- 大人3人(に近いサイズの父子)を余裕を持って収容
- 安価(1万8000円程度)
愛車選びとかもそうなんですが、普段は適当ズボラなO型の癖に、長く愛用することになるギアとなると細部まで理詰めで考え抜いて拘り過ぎるので全然決まらないんですよね・・・
そんな中、本当に理想的すぎて小躍りしたくなるテントにやっと出会うことが出来た感じです。ただし収容人数については少し注意も必要なので、それらの特徴を詳しくご紹介したいと思います。また、実際に設営してみた模様もお伝えしますので参考にして頂ければと思います。
現地でも設営の楽さと荷物のコンパクトさに感動してツイートしました。感動しすぎて「優勝」を「優秀」と打ち間違えてますが・・・
今日は沖縄繋がりのビール&ハイボール達で優勝🍺
ギアはミニマル化に挑戦。テレワーク用のカーサイドタープとロールトップテーブルでも一家族分なら十分。そして7年ぶりに新調したドームテントは想像以上に理想的で荷物も激減し設営も激楽に! pic.twitter.com/22TenCWQ1p— 10max | 旅とキャンプと車と写真 (@10max) July 10, 2021
SONY ILCE-7M2, (39mm, f/2.8, 1/160 sec, ISO100)
基本は3名(大人1名+小中学生2名)で利用
まず前提となる我が家の家族構成と本記事執筆時点での年齢・身長はこんな感じです。
- 筆者(身長178cm)
- 長男(中1:身長165cmくらい)
- 次男(小5:身長145cmくらい)
- (妻(身長157cm))
以前は家族4人でテント泊をしていましたが、最近は妻はコテージ泊の際にしか来ないため、基本的には「父+小中学生の子供2人=合計3名」での利用を想定しています。
ただし、長男はすでに妻の身長を超え、次男も妻の身長に迫りつつあるので、ほぼ「大人2人+小学生1人」もしくは「大人3人」と同じ構成と思って頂いて良いかと思います。
これまで使っていたテント:機能性は完璧だが設営が面倒だった
これまではノースイーグルの「FourLeafクローバードーム300」という4〜6人用のテントを使っていました。インナーの床面積は300cm×300cmと大人4人でも快適な大きさなので、我が家のように大人2人&子供2人ならゴロゴロ転がれるほど余裕があり、身長178cmの筆者でも立ち上がれる高さがあります。
また、一番の特徴は風通しの良さ。4面フルメッシュ&出入口&前室にする事が出来るので、夏場の快適性やアクセスの利便性もトップレベル。
それでいて購入価格は1万8千円程度と非常にコスパの高いテントでした。
一方で気になっていたのは、上の写真の通り4面の出入口を前室に出来る構造故の設営・撤収の面倒さと、収納サイズが嵩張ること。前室の頭上を持ち上げるためのサブフレームが4本あり、ペグの数もインナーテント用4本に加えフライシート用に8本が最低限必要でした(強風時の張り綱利用時はさらにプラス4本)。
メリットを保ったまま、これらの課題を解決してくれるテントをずっと探していて、ようやく見つけたのがBears Rockの「ハヤブサテントTM-501」でした。
Bears Rock「ハヤブサテントTM-501」の長所
これは冒頭で触れた通りなのですが、もう少し詳しく見ていきます。
長所①:設営・撤収が超絶簡単
これが以前のテントで最も改善したかったポイントです。以前のテントが比較的設営に手間がかかる方だったことを差し引いても、「ハヤブサテントTM-501」の設営は極めて簡単で時短が可能です。
初回は説明書を確認したりブログ用の写真と撮ったりしながらの設営だったので20分程度かかりましたが、2回目以降慣れれば5分もあれば充分です。ちなみに従来の「FourLeafクローバードーム300」は15~20分程度掛かっていたと思います。
何故スピーディなのかについては、後ほど実際の設営手順と合わせて触れたいと思います。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (41mm, f/8, 1/60 sec, ISO100)
長所②:4面開閉可能メッシュで抜群な風通しと柔軟な温度調節
まずはハヤブサテントの通気性に関する構造を見ていきましょう。
こちらがインナーテントを立てた状態です。D型の出入口が前後にあり、左右の上部に三角形のメッシュがあります。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/8, 1/60 sec, ISO200)
D字型の出入口は通常の生地とメッシュの二重構造になっていて、フルクローズにすることもメッシュにすることも出来、柔軟な温度調節が可能です。
SONY ILCE-7M2, (42mm, f/4, 1/60 sec, ISO125)
前後をメッシュにした状態がこちら。
SONY ILCE-7M2, (28mm, f/4, 1/60 sec, ISO125)
で、通常のドームテンドだとこの様な前後メッシュだけのものが多いのですが、ハヤブサテントは左右もメッシュにする事が出来ます。
左右の上部の三角形の部分も、ドアと同じ二重構造になっていて、フルクローズにすることもメッシュにすることも可能。こちらは閉めた状態。
SONY ILCE-7M2, (28mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO400)
こちらがメッシュにした状態です。フライシートをかぶせた状態なので分かりづらいですが、白っぽく明るい大きな三角形は全てインナーテントのメッシュで、中央の小さなオレンジの部分はフライシートのベンチレーションです。
SONY ILCE-7M2, (28mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO125)
こちらがフライシートのベンチレーションです。柱を立てることで開閉可能になっています。
SONY ILCE-7M2, (30mm, f/2.8, 1/200 sec, ISO100)
この様に、4面全てがメッシュでかつそれぞれ開閉可能なテントというのは、ドーム、ワンポール含めて探しても中々ありません。7月や8月の暑い時期だと前後だけメッシュでは通気性が足りないですし、一方、4面メッシュになっていてもメッシュ部分がクローズ出来ず秋冬の防寒性が不安なテントも多く、どれも一長一短でした。
そういう意味ではこれまで使っていたノースイーグルの「FourLeafクローバードーム300」は4面それぞれをクローズ/メッシュに出来たのですが、あれは全てが出入口&前室に出来るという、過剰な機能性のために設営撤収が手間でした。一方このハヤブサテントは、前後の出入口+左右の三角メッシュという、設営撤収の簡便さと良好な通気性のバランスが非常に良い構成になっています。
長所③:収納が軽量コンパクト
こちら、大きさのイメージが分かりやすいようにiPadと並べてみました(笑)右上のグレーの袋は専用グランドシートです。
OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS DIGITAL CAMERA (17mm, f/3.1, 1/60 sec, ISO1600)
ポールはメインポールの2本のみと部品点数が少なく、またポール自体も非常に細いので、収納状態のサイズは非常にコンパクトで、車の荷室のちょっとした隙間にでも押し込める程度のサイズです。ヘキサタープなんかとそれほど変わらないイメージですね。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (34mm, f/2.8, 1/100 sec, ISO100)
ちなみにこちらが以前のテントの積載模様。ものすごい存在感です。重量で比べても、これまでの「FourLeafクローバードーム300」の10.8kgに対して、「ハヤブサテントTM-501」はたったの3.7kgと、約3分の1。
「FourLeafクローバードーム300」と「ハヤブサテントTM-501」を並べたところ。車載時等にかなりの省スペース化が可能になりました。
SONY ILCE-7M2, (35mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO640)
SONY ILCE-7M2, (36mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO640)
もちろん、そもそも「FourLeafクローバードーム300」が300×300cmで4〜6人用であるのに対し、「ハヤブサテントTM-501」は一回り小さい265×230cmで収容人数も「最大4人」なので当然といえば当然の部分もあるのですが、それを差し引いても非常にコンパクトと言えます。
実際に収容できる人数については注意点として後で触れます。
ハヤブサテントTM-501は開封の儀から嬉しい
「開封の儀」的な事はあまり記事に書いたりしないのですが、このハヤブサテントは国産メーカーらしい細やかな工夫と気遣いが随所に見られ、内容物を確認するだけでニヤニヤしちゃうポイントが多々有ったので、「開封の儀」、行ってみたいと思います。
収納袋を開けたところです。非常に余裕があるので撤収時にしまうのも苦労しません。よく、スペック上の収納サイズを小さく見せるために本体に対して異常にきつきつの収納袋になっているケースがありますが、そう言った事は無く非常に良心的です。ここ、ニヤニヤポイントその1です。
OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS DIGITAL CAMERA (16mm, f/3.1, 1/60 sec, ISO2000)
こちらが収納袋の中の内容物です。
OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS DIGITAL CAMERA (14mm, f/2.9, 1/60 sec, ISO1250)
- メインポール×2
- ペグ(鉄製)
- インナーテント
- フライシート
非常にシンプルですね。これ以外に説明書類があります。
ちなみに同梱の鉄製のペグも普通に使えそうなしっかりした強度です。これも他製品では「同梱ペグは使えないから別に買わないとダメ」みたいなケースが非常に多いですが、ちゃんと使えます。ニヤニヤポイントその2ですね。
OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS DIGITAL CAMERA (23mm, f/3.4, 1/60 sec, ISO800)
説明書類です。単なる説明方法だけでなく、ペグの打ち方など基本的なキャンプのノウハウも色々紹介されています。
OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS DIGITAL CAMERA (18mm, f/3.2, 1/60 sec, ISO320)
特にポイントが高いのは、他製品では設営手順しか書かれていないものも多い中、片付けの手順も非常に丁寧に解説されているところ。実は設営よりも撤収の方が難しかったりします。どこで折りたためばベストなサイズになるのかなど、いつも分からなくなるのですが、その辺りが丁寧に書かれているのは「よく分かってらっしゃる」という感じです。
OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS DIGITAL CAMERA (28mm, f/3.6, 1/60 sec, ISO400)
それから、メーカー側の工夫ポイントなんかも紹介されています。こういうちょっとした工夫がされている事が分かると、ギアに対する愛着がグッと湧くんですよね。中の人達も実際に利用したりユーザーの声なども丁寧に拾ったりして、色々細やかな改善をしている事が窺われます。
OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS DIGITAL CAMERA (44mm, f/3.9, 1/100 sec, ISO800)
唯一残念だったのは、収納袋のサイドポケットに説明書類が入らない事。まあ外側に入れておくと無くなったりグチャグチャになったりしそうなのであえてこうしているのかも知れませんが。
OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS DIGITAL CAMERA (14mm, f/2.9, 1/60 sec, ISO640)
ハヤブサテントTM-501の設営手順
では「ハヤブサ」という製品名の由来にもなっており一番の長所でもある、非常に簡単スピーディな設営手順について見ていきます。ざっくり言うと、手順としてはこれだけです。
- メインポールを組み立ててインナーテントを吊り下げる
- インナーテントの四隅をペグ打ちする
- フライシートを掛けて四隅をバックルでインナーテントと固定する
- 前室用と通気用に4本ペグを打つ
以上!
ポールも2本のみ。ペグも8本のみと非常に簡潔です。
では具体的に見ていきます。
メインポールを組み立ててインナーテントを吊り下げる
メインポールは中心にゴムが通った一般的なポールですが、持った瞬間に非常に軽いと感じるもので、子供たちでも簡単に扱えます。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (39mm, f/2.8, 1/250 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (40mm, f/2.8, 1/250 sec, ISO100)
また、インナーテントが吊り下げ式というのも設営の簡便化に繋がる非常に大きなポイント。インナーテントの四隅のグロメット(金属の穴)にポールをグイッと曲げながら差し込んでフックをポチッ、ポチッと掛けていくだけ。写真では子供たちに手伝ってもらっていますが、一人でも余裕で出来ます。また、ポールも細く軽量であると同時に非常に剛性・弾性の高いアルミ素材で、小学生くらいの子供の力でも簡単に曲げることが出来ます。
これがインナーテントのスリーブ(袖)にポールを通すタイプだと、スリーブに通したり抜いたりする事自体が中々面倒なのに加え、次にポールを十字に通した状態からポールをぐいっと曲げて持ち上げるのは大人の男性でも一人では中々難しいですし、力のいる作業です。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (39mm, f/2.8, 1/320 sec, ISO100)
頂上部分を紐で縛ります。ここは説明書にあった通り、理由があって「あえて」マジックテープ等ではなく紐にしてあるんでしたね。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (37mm, f/2.8, 1/160 sec, ISO100)
これでインナーテントは一瞬で出来上がり。慣れればここまでで2分くらいでしょうか。
インナーテントの四隅をペグ打ち
次にインナーテントの四隅を地面にペグ打ちして固定します。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/8, 1/60 sec, ISO200)
グランドシートを使う場合はインナーテントの四隅と一緒に地面にペグ打ちして固定します。今回はBears Rock純正の専用グランドシートを使っています。純正グランドシートには四隅にゴムの輪が付いているのでその輪っかをポールごとインナーテントの四隅に通します。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (29mm, f/2.8, 1/160 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/8, 1/80 sec, ISO250)
ここまでで計3分ほど。
フライシートを掛けてバックルでインナーテントと固定
もう完成はすぐ目の前です。
上からざっとフライシートを掛けます。高さは145cmなので大人なら一人で簡単に掛けられます。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/8, 1/60 sec, ISO200)
インナーテントとの固定は四隅のバックル。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (61mm, f/8, 1/80 sec, ISO400)
それから、中程の高さにある紐でポールに結びつけておしまい。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (44mm, f/8, 1/60 sec, ISO250)
最後にフライシートに4箇所ペグを打ちます。まず、前後の前室を作るための2本(写真右下の部分と、この裏側)。
SONY ILCE-7M2, (28mm, f/8, 1/60 sec, ISO160)
次に左右の裾に付いたロープを外側に引っ張って、インナーテントとフライシートの間に隙間が出来るように2本。
SONY ILCE-7M2, (37mm, f/2.8, 1/125 sec, ISO100)
これで完成!!計5分ほどで出来そうですよね♪
SONY ILCE-7M2, (39mm, f/2.8, 1/160 sec, ISO100)
(ちなみに)入り口とフライシートの左右の向きは変えられる!
これ、実は地味に非常によく考えられてるなと感心しきりなのですが、インナーとフライシートの形状が、点対称ではなく「線対称」になってるんです。
入り口で言うと、こちら側の入り口は「逆D字」型ですが、反対側の入り口は(向こうから見て)「順D字型」になるのです(これが点対称だと、どちらか見ても同じ向きになる)。なので、頻繁に出入りする方の「D字」が好きな向きになるように選ぶことが出来ます。
SONY ILCE-7M2, (28mm, f/4, 1/60 sec, ISO125)
それに加えて、フライシートも同様になっていて、インナーの入り口との位置関係を変えることが出来ます。この状態だとフライシートの入り口が左側になっていますが、ここでフライシートだけグルっと180度回転させると、入り口の逆D字の向きはそのままに、フライシートの入り口だけが右側に変わるのです(写真撮り忘れた・・・)。
SONY ILCE-7M2, (28mm, f/8, 1/60 sec, ISO200)
例えばプライバシーを重視して、インナーの向かって右半分だけメッシュをクローズして、フライシートの入り口を(上の写真とは逆に)向かって右側に持ってくることで、外から見えづらい状態にすることなども出来ます。
非常に細かい点ですが、こういう工夫にはグッときますね〜!
(注意点)ハヤブサテントTM-501の収容人数:5人は結構厳しい
ハヤブサテントTM-501のメーカー公式ページなどでは「5人用」と書かれていますが、それはさすがに厳しいです。大人子供混合で4人、夏場など余裕を持ちたい場合は3人くらいじゃないと快適に眠れないと思った方がよいです。
ハヤブサテントTM-501のインナーテントの床寸法は265×230cmです。
例えば筆者が使っているコールマンの封筒型寝袋パフォーマーC5のサイズは190×80cmですが、それを全員が使おうとすると計算上は3人分しか収まりません。なので我が家のように長男次男が大人のサイズに近づいてきている場合は父子でも3人が限界です。もしも子供が幼児〜小学校3,4年生くらいまでであれば、一人だけ向きを変えるなどくふうすることd4人でも大丈夫でしょう。
まとめると、収容できる人数パターンはこんな感じでは無いかと思います。
<3人>
- 大人3人
- 大人子供混合の3人
<4人>
- 大人2人+10歳くらいまでの子供2人
- 大人1人+小学生までの子供3人
ではこのような感じにも関わらずメーカーが何故「5人用」と表記しているかと言うと、JIS規格ではテントの収容人数は「180×55cm」を一人分とカウントするためだと思われます。このサイズなら4人が川の字になり、1人だけ足元に寝れば収まる計算になります。なので嘘ではありません。まあ、登山キャンプなどのように本当に寝るだけ、という使い方での想定ですね^^;
ワンポールテントにしなかった理由
さて、「設営が簡単」というキーワードでいくと当然視野に入ってくるのがワンポールテントです。それにワンポールテントの見栄えは実に魅力的です。あの美しいシルエットにはやっぱり憧れちゃいます。
しかし筆者は以下に挙げるいくつかの理由によりワンポールテントは選びませんでした。
サイズが大きくなってしまう
一般的にワンポールテントはドームテントよりも収容効率が低いです。真ん中にポールがある事と、横の壁が床からすぐに傾斜しているので隅の方は使いづらい事が理由です。特に「3人」という奇数の人数はワンポールテントにとって非常に効率の悪い人数です。
もしまだ子供達が小さければ選択の余地はあったのですが、今や妻を超すか超さないかの身長の男子2人がいるので、かなり床面積の大きなテントが必要になります。そうすると価格も高くなり設営も比較的大変になるので、あと何年子供たちがキャンプに付いて来てくれるか分からないという状況では手を出しにくかったのです。
ちなみに、では子供たちが小さい頃にもワンポールテントを導入しなかったのは何故かと言うと、子供達の寝相が恐ろしく悪いので寝ている間に倒壊しそうで不安だったからです(笑)
通気・温度調節が柔軟な製品が少ない
今回導入したハヤブサテントTM-501の特徴は、4面をそれぞれメッシュ/クローズ出来る事による通気性や温度調節の柔軟性でしたが、今市場に出回っているワンポールテントではそれに適う機能性のものは見つかりませんでした。
雨天に強い製品が少ない
ワンポールテントの一般的な弱点の一つが、雨天時の出入りの際に雨が室内に入ってしまうという点です。
そうした弱点を克服した製品として前室を備えたものもありますが、テンマクデザインのサーカスTCデラックスやコールマンのエクスカーションティピーなどまだ一部に限られます。そしてそれらは筆者の希望を満たしていませんでした。
という事で、サイト全体の見栄えは友人たちのワンポールテントに任せることにしたいと思います(笑)
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ということで、「ハヤブサテントTM-501」はサイズさえ問題なければ、
- 設営が簡単で
- 機能性も高く
- 軽量コンパクトで
- 安い
と四拍子(って言うっけ?)揃って非常に理想的なドームテントです。「ワンタッチテント」というのも最近徐々にメジャーになってきましたが、ここまで簡単になってしまうと設営時間はほぼ変わりませんし、強度や収納時の重量・サイズなどを考えればハヤブサテントの方がメリットが圧倒的に多いと思います。
で、購入される場合は、少なくとも現時点では楽天やYahoo!ショッピングの方がAmazonよりも価格も安く、いろいろなオマケも付けてくれるのでおすすめです。ただし価格やオマケなどの特典は変更になる事もあるでしょうからそれぞれのサイトでご確認下さい。
それから、同じBears Rock製のレクタタープがセットになった商品もあります。テントと手軽に連結して「小川張り」的な感じに出来るものです。
なお、筆者はさらなる設営の手軽さを追求してカーサイドタープを活用する事にしたので、ハヤブサテント単体にしました。
いずれにしても設営・撤収がこれまでよりも圧倒的に楽になったので、さらにキャンプに行くのが楽しみになりました。ご参考になれば幸いです^^
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/5.6, 1/60 sec, ISO250)
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