緊急事態宣言で泣く泣く断念した沖縄旅行(その前にはラオスも断念)に代わる、2021年夏の旅第2弾として、群馬県川場村の区民保養所に2泊してきました。
※第一弾の古民家キャンプの記録はこちら↓
その初日、川場村から車で30分程のところにある、「吹割の滝」に行ってきました。
昨今、群馬県が都道府県魅力度ランキング44位に下がった事で群馬県知事周辺がちょっとザワつきましたが、なんのその、こんな魅力的なスポットがあることを今回初めて発見する事が出来ました!(このくだりは10月14日追加w)
そんな今回の吹割の滝、場所的には、関越の沼田ICを降りて国道120号線(日本ロマンチック街道)で片品村〜尾瀬方面へ向かう途中になります。詳しいロケーション、アクセス情報は最後にご紹介します。
「吹割の滝」は別名「東洋のナイアガラ」らしい
この「吹割の滝」、別名「東洋のナイアガラ」らしいです。
ナイアガラの滝ってのは、これですね。
いやはやこれは大変なものです。一体全体、いつ誰がそんな別名を付けたのか分かりませんが、吹割さん、中々強気に出たもんですね。
今回はその吹割さんがどのくらいナイアガラっぽいのかを見てみたいと思っていました。ぶっちゃけ、全然期待してませんでした。
ずらりと並ぶ「滝に一番近い」中で「伽羅苑」の無料駐車場に止める
大体においてこういうところへ来ると、どこもかしこも「滝に一番近い駐車場」だとか「無料駐車場」などという看板がずらりと並んでいて、どれを信用すれば良いのか分からなくなりますね。
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滝へのアクセスはどこでも似たりよったりですが、気を付けなければならないのは「無料駐車場」という表記。実は多くが「”店で買物や食事をすれば”無料」だったりします。その中で「本当に無料」の駐車場の一つが、「伽羅苑」という土産&食事店の駐車場。沼田市街方面から車で来た場合、右側にある一番目立つ大きな土産物店なのですぐに分かると思います(肝心の伽羅苑の写真撮り忘れた)。
伽羅苑から吹割の滝がある片品川へは徒歩で2、3分です。「一番近」くなくても大丈夫です。
滝へ降りていく入り口は、「滝入口」と書かれた青い大きな看板があるのですぐ分かります。
その看板の下の道を下っていくとこんな感じで土産物屋が並んでいます。
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そそり立つ「般若岩」がド迫力を予感させる
谷底に降りるとすぐに目に飛び込んでくるのが対岸にそそり立つ巨岩の威容。長年かけてこの辺りの地形を川が削り取って出来たスペクタクルです。この巨岩の列を見て、ナイアガラと言われるほどの滝の迫力への期待に胸を膨らませます。
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その中でも、下の写真の左の方の岩は特に「般若岩」と呼ばれているそうです。確かにどことなく般若っぽい風情があります。
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このような険しい巨岩の縁を歩いて吹割の滝を目指します。
轟音がだんだん大きくなっていきます。これはもしかして、吹割さん、結構やってくれるかも・・・?
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吹割の滝は圧巻のワイドビュー!「東洋のナイアガラ」は言い過ぎじゃなかった
巨岩を回り込むと、轟音とともにドーンと眼の前に広がったのはこんな超ワイドなパノラマ!
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日本の有名な滝って、「華厳の滝」のように細く長い滝が多いイメージがあって、それはそれでもちろん美しいのですが、そんな中でこの吹割の滝の特徴はこの幅の広さにあるんでしょうね。日本では結構珍しいワイルドさだと思います。
ナイアガラの滝もやはりワイドな形状なので、確かにこれなら、「ナイアガラの滝一家の末っ子」くらいの事は言っても全然おかしくない気がしました。
なお、この日は水量があまり多くありませんでしたが、水量が多ければさらにものすごい迫力だったのではないかと思います。
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「浮島橋」「吹割橋」を渡って遊歩道へ
さて、吹割の滝は間近で見ただけで終わりではありません。もし時間があれば、橋を渡って遊歩道をぐるりと巡ってみましょう。下のマップで、⑤の辺りで吹割の滝を過ぎた後、⑩の「浮島」を経由して対岸に渡り、⑫~⑮の遊歩道を歩いて最後に吹割大橋を渡って戻ってきます。その遊歩道の途中に、いくつかの観瀑台があります。
ただし所要時間は30分ほどかかります。時間がない場合は橋を渡らずに⑧の辺りからすぐに駐車場の方へ登って戻る道もあります。
さて、吹割の滝を過ぎて川沿いを歩いていくと、下の写真のような赤い橋が近づいてきます。
OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS DIGITAL CAMERA (12mm, f/5.6, 1/800 sec, ISO200)
「浮島橋」から吹割の滝の方の眺望。
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こちらは反対側の上流の眺望。
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右岸には巨岩がそそり立っています。
OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (12mm, f/8, 1/200 sec, ISO200)
なんとその巨岩の上に建物が!めちゃくちゃ怖いんですけど。
OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (12mm, f/8, 1/160 sec, ISO200)
こちらは中間の浮島を過ぎた後にある吹割橋からの眺め。上流に赤い橋が見えます。
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遊歩道と「3つ」の観瀑台から吹割の滝を観る
浮島橋と吹割橋を渡って対岸に着くと、そこから崖の上を縫うように遊歩道が設けられています。時折急な石段があったりするのでスニーカーなど歩きやすい靴がおすすめです。
OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (60mm, f/4, 1/125 sec, ISO1000)
第一観瀑台に着きました。吹割の滝をちょうど真上あたりから俯瞰することが出来ます。こんな風に川底が割れてたんだな〜と言うのが分かって面白いです。
OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (60mm, f/4, 1/1250 sec, ISO200)
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続いて次の観瀑台に着きました。が、こちら、「第三観瀑台」でした。なんと、「第二観瀑台」を通り過ぎてしまったようです。他の人も「第二観瀑台ってあったっけ?」などと話していたので、第二観瀑台は少し見つけづらいところにあるのかも知れません。
筆者は戻って探したりはしなかったので、どなたかぜひ探してみて下さい(笑)
OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (38mm, f/3.9, 1/1000 sec, ISO200)
こちらは遊歩道から駐車場方面に川を渡る吹割大橋の上からの眺めです。
OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (60mm, f/5.6, 1/320 sec, ISO200)
伽羅苑内「食事処ふきわれ亭」はボリュームたっぷり
吹割の滝観光から戻ってくるとちょうど昼時だったので、伽羅苑内の「食事処ふきわれ亭」にて昼食を摂りました。あまり考えずに入ったのですが、意外とボリュームたっぷりで大満足でした。
なお、コロナの影響で食事処のみ休業中の場合があるので事前に公式HPでご確認下さい。
OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (12mm, f/4, 1/60 sec, ISO1600)
さいごに:吹割の滝は想像以上の迫力と見応え
吹割の滝、正直完全に見くびってました。
滝自体も日本離れした幅広いパノラマで迫力満点でしたし、単に滝を見て終わり、ではなく、橋や遊歩道などから吹割渓谷の峻険な光景を楽しみながら30分前後も楽しめるコースになっていて、見応え満点の景勝地でした。
群馬県沼田市・川場村・片品村〜尾瀬方面へ観光の際にはぜひ立ち寄られることをオススメします。
吹割の滝のロケーション/アクセス
冒頭で触れた通り、吹割の滝は関越道の沼田I.C.から片品村、尾瀬方面へ向かう途中に位置します。沼田I.C.から20〜30分程度です。
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