こんにちは、10maxです。
2021年夏の川場村区民保養所ベースの群馬旅から、本記事では本格的な吹きガラス体験まで楽しめる「月夜野びーどろパーク」のレポート。
こちら、行く前と行った後でガラリと印象が代わりました。行く前はどうせ大したことないだろうと見くびってましたが、簡易的なガラス細工体験から本格的なガラス工場でのオリジナルグラス作りまで、ものすごく充実した体験が出来ました!幼稚園〜小中学生くらいの子供連れが楽しめるのはもちろん、カップルで楽しむ姿も多く見られました♪
特にせっかくの群馬旅行なのに雨が降ってしまって露頭に迷ってしまった時には、迷わずおすすめ出来る秀逸な観光スポットなので、詳しくご紹介したいと思います。
※「東洋のナイアガラ」こと吹割の滝など、他の群馬県観光スポットはこちらをどうぞ↓
月夜野びーどろパークは「工場」「体験」「お土産」「食事」で出来ている
行ってみると分かるのですが、「パーク」の名の通りかなり大規模な施設です。
下図は施設内マップ。川を挟んで上側に簡単なガラス細工が楽しめる体験工房やお土産屋、地ビールレストラン。川を挟んで左下が、本格的な吹きガラス体験が出来る工場です。工場内にも、お得なB級品のガラス土産売り場があります。
下の写真は簡単な体験工房と土産売り場、レストランの建物。
OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS DIGITAL CAMERA (12mm, f/4, 1/250 sec, ISO200)
下の写真が、吹きガラス体験や工場見学が出来る本格的なガラス工場です。
OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS DIGITAL CAMERA (12mm, f/2.8, 1/640 sec, ISO200)
月夜野びーどろパークのガラス細工体験で自分だけの一品を
月夜野びーどろパークのガラス体験には大きく分けて2種類あります。
- 9名以下なら予約無しで楽しめる簡易的な工房での7種類のガラス細工体験
- 1名から予約が必要な、本格的な工場での吹きガラス体験&工場見学
前者は、元々出来ているガラスを使って細工を施してオリジナルのガラス細工を作るという簡易的な体験。こちらでは、以下の7種類の体験プログラムが用意されています。この中には3歳以上から体験可能なものもあります。
- サンドブラスト
- 絵付け
- オルゴール
- ホットワーク
- ステンドグラス
- ニューステンドガラス(フォトフレーム)
- カラーサンドキャンドル
一方、後者の拭きガラス体験は、工場でドロドロに溶けたガラスの材料に息を吹き込んでグラスの形から作るという本格的なもの。こちらは小学生以上になりますが、「ガラスから作る」という体験は中々出来るものではないので非常にお薦めです。高温のものを扱うことになりますが、熟練の職人さんが一人ずつついて丁寧に教えて下さるので安心です。
また、もし時間がなければ、体験をしなくても単にガラス工場見学だけでも十分楽しめます。
OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS DIGITAL CAMERA (60mm, f/4, 1/125 sec, ISO1600)
なお、我が家の子供たちは簡易工房での「サンドブラスト」と工場での吹きガラス体験の両方を体験しましたので、以下、それらの模様ご紹介します。
まずは工房で「サンドブラスト」体験
工場での吹きガラス体験の予約時刻まで時間が有ったので、先に簡易的な体験の方をやってみます。子供達は二人とも「サンドブラスト」という体験を選びました。
サンドブラストは、ガラスに細かい砂を吹き付けると曇りガラスになるという性質を生かしたガラス細工です。最初に、タンブラー、マグカップ、ビアジョッキなどの既成のガラス製品から好きなものを選んで購入します。購入時に体験料金も一緒に支払います。
そのガラス製品に、下の写真の様に好きなようにビニールテープを貼り付けていきます。長男はシンプルな直線のテープだけを使って幾何学的な模様を作っていました。
OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS DIGITAL CAMERA (38mm, f/3.9, 1/60 sec, ISO400)
それ以外に、予め動物や植物、アルファベットの形をしたシールも置いてあります。次男はこんな風に海の中の光景を作っていました。
OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS DIGITAL CAMERA (42mm, f/3.9, 1/100 sec, ISO200)
次にこんな専用の機械の中に先程のテープを貼り付けたガラス製品を入れ、満遍なく砂を吹き付けていきます。
OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS DIGITAL CAMERA (12mm, f/2.8, 1/80 sec, ISO200)
砂が当たったところが擦りガラスになり、テープの貼ってある所だけが透明のまま残るという塩梅です。
OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS DIGITAL CAMERA (23mm, f/3.4, 1/60 sec, ISO250)
で、出来上がったのがこちら。世界に一つしか無いオリジナルグラスが出来ました。曇り部分と透明な部分のコントラストが綺麗です。
SONY ILCE-7M2, (50mm, f/8, 1/60 sec, ISO2500)
いよいよ工場見学&本格吹きガラス体験!
お次はいよいよ工場での吹きガラス体験です。
実は月夜野びーどろパークに来た時点では吹きガラス体験については子供達もあまり乗り気ではなく、申し込んでいませんでした。ところがこの工場を見せたところ、本格的な炉などが有ったりして思いの外に面白そうだと思った様で、申し込む運びとなりました。
OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS DIGITAL CAMERA (16mm, f/3.1, 1/60 sec, ISO1000)
まず受付時に何を作るのかを選びます。一番簡単なミニ花瓶から、シンプルなミニグラス、ちょっと凝った形のジョッキなどのバリエーションがあり、それぞれ難易度や料金が異なります。子供達は真ん中のビギナーコースのミニグラスを選びました。
「体験」と言いつつ、約1400度もの高温の炉でドロドロに溶けたガラスから形を作り上げていくという本格的なもの。行くまではもっと子供騙しか思ってました^^;中々こんな体験出来ませんよね。
本格的ではありますが、ちゃんと職人さんが付きっきりで見てくれるので安心です。かなり丁寧に教えてもらってて、羨ましくて筆者も体験したくなりました(笑)
OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS DIGITAL CAMERA (24mm, f/3.5, 1/60 sec, ISO500)
OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS DIGITAL CAMERA (60mm, f/4, 1/100 sec, ISO1250)
グラスの模様は、塗料を塗るのではなく下の様な小さな色付きのガラス玉を溶かして付着させることで付けます。
OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS DIGITAL CAMERA (60mm, f/4, 1/100 sec, ISO2000)
炉から取り出したばかりの熱々のガラスに息を吹き込んで膨らませていきます。小学生の肺活量でも膨らむのだから、相当柔らかくなってるのでしょうね。
OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS DIGITAL CAMERA (44mm, f/3.9, 1/80 sec, ISO1000)
クルクル回しつつヘラのような道具を使いながら形を整えていきます。
OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS DIGITAL CAMERA (60mm, f/4, 1/125 sec, ISO2000)
最後に底面を熱して平らな道具で押し付けて平らにして出来上り。
OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS DIGITAL CAMERA (12mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO400)
綺麗に仕上がりました^^
SONY ILCE-7M2, (57mm, f/8, 1/60 sec, ISO640)
工場併設の「掘り出し物市場」でお得なガラス細工を見つけよう
土産物屋はサンドブラスト体験を行った工房の建物にもありますが、我が家は吹きガラス体験工場併設の「掘り出し物市場」でお土産を買いました。試作品や訳あり品など、お得な逸品に出会えると思うのでぜひ立ち寄ってみて下さい。
OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS DIGITAL CAMERA (12mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO320)
さいごに:月夜野びーどろパークなら雨の群馬旅も大充実
ということで、行く前には正直な所あまり高い期待は持っていなかった月夜野びーどろパークですが、行ってみたら思いの外に本格的な内容の吹きガラス作り体験から気軽なガラス細工体験まで充実した時間を過ごすことが出来ました。
そして子供達にとっては、体験で作ったものがそのまま自分だけのオリジナルグラスというお土産になった事が何より嬉しかったようです。子供ってそういうの大事ですよね(笑)
雨で予定の変更を余儀なくされた場合は勿論、天気が良くても非常に楽しめる観光スポットですので、ぜひ群馬旅行を計画される際には検討してみて下さい。
月夜野びーどろパークのロケーション・アクセス
月夜野びーどろパークは関越自動車道で言うと月夜野I.C.と水上I.C.のちょうど中間辺りで、それぞれのインターを下りて10分程度のアクセス。沼田I.C.からでも30分弱ですね。
駐車場はかなり広大なので停められないことはまず無いでしょう。
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