久々に涙した。
それは、寝ぐずりの宗max（次男、1ヶ月）を抱っこしながら
筆者の十八番の子守唄「さんぽ」を歌いながら暗い寝室を歩き回っていた時のこと。
傍で細君に寝かしつけられていた竜max（長男、2歳）が突然むくりと起き上がり、
筆者の後をついて歩き始めたのだ。
竜maxは時折「あるこ、あるこ」と歌詞を口ずさみながら筆者の後をついてくる。
そして歌が終わると、「もいっかい、もいっかい」とせがんでくる。
筆者の中に、様々な、言い尽くせない想いがこみ上げて、涙が溢れた。
声がうわずって歌にならない。
細君も不思議な顔でこちらを見る。
竜maxは、小さな頃の子守唄をちゃんと覚えていたのだ。
きっと彼は、「歩こう、歩こう」という歌詞と共に、
今、筆者の腕の中に抱かれている宗maxの姿と、
2年前の自分を重ねていたのではないか。
そしてそれは筆者も同じだった。
記憶が一瞬でフラッシュバックした。
そして筆者はこう思った。
こうして竜maxが、「歩こう、歩こう」の歌で
過去の記憶を蘇らせて懐かしんだように、
自分もいつか、この子たちが大きくなってからどこかでこの歌を耳にしたとき、
赤子を抱いてこの歌を口ずさんだことを思い出すのだろう。
二度とは戻れないこの時代のことを。
そんないろいろな想いが突然一気に胸の中に交錯して、
滝のような涙と鼻水で、声を上ずらせながら
「歩こう、歩こう」と口ずさむ奇妙な父親が、そこにいた。
宗maxが寝付いたあと、竜maxを抱きしめたが、
彼もすでに夢の中だった。
彼らと過ごすこの一瞬一瞬を大事にしていこうと、
改めて思った、そんな不思議な夜だった。
Run, Run, Jump! −子守唄にまつわるエトセトラ−
管理人の日々の出来事
コメント
おや、宗maxくんのHN、初公開ですか？
とすると今回は命名披露公演といったところですね＾＾
どうもおめでとうございます。
かわいい♪何だか心が温まるね。
親にならないと、想像は出来ても、本当にはわからない気持ちなんだろうな。
おはようございます。
宗maxくん、ついにお名前が決まったんですね(^^)
いいお話ですね、僕もお写真と記事を読みながら、息子たちの事を
思い出しましたよ♪
胸にジンと来るお話ですね。
竜maxくんの両足が中に浮いてますね。
しっかり走ってますね。成長が良く分かります。
宗maxくんの成長も楽しみですね。
すてきなお話を聞かせていただきました。
竜max君、ちゃんとお父様のお背中を見ていたのですね。
宗max君も、お父様のお歌、胸に響いたことでしょう。
お子様が小さい頃は本当に大変だと思いますが、
竜max君の成長、本当に頼もしいですね。
＞不思議な世界旅行さん
こんばんは。
おや、宗maxのHNはこちらでは初披露でしたっけ？
twitterの方ではだいぶ前から使っていたので、
てっきりこちらでも公開済みかと思い、
あっさり済ませてしまいましたね^^;
いずれにしろありがとうございます^^
＞ひろみん
こんばんでやんす。
そうだね～。
なんだか偉そうに聞こえたらごめんだけど、
親になる前には想像もできなかったいろいろなことを
考えたり感じたりするようになったよ。
親も子供と一緒に成長するってのは
本当だね～^^;
＞trafalgar-lawさん
こんばんは。
いやいや、宗maxのHN、こちらではお披露目がまだでしたね。
うっかり、あっさりと使ってしまいました。
twitterの方ではだいぶ前から出していたので、
すっかり公開済みかと･･･^^;
trafalgar-lawさんのお子さんはもうだいぶ大きいですが、
やっぱり今でもかわいいんでしょうね。
いや、そうあってほしい、とかではなく･･･（笑）
＞Nasbonさん
こんばんは。
はい。足が浮いています。
お化けではありませんよw
狙っていたのではなく、偶然撮れました^^;
成長は楽しみですが、実際はかなり修羅場的な
怪獣息子達との生活です（笑）
＞Sippo☆さん
こんばんは。
歌ってのは言葉じゃないので、
小さい子でも記憶に残りやすいのかもしれませんね。
なので下手でもたくさん歌ってやりたいと思います。
ジャイアンのように疎まれない限り（笑）
子供たちの成長を見て、本当に親である自分達も
学ぶことが多いです^^
おはようございます(*^^*)
読んでいるうちに涙が零れてしまいました…
私は「子守唄」の記憶もなく
抱かれた記憶もありません。
竜max君、宗max君は
きっと10maxさんの優しい思いを
いっぱい受けているのでしょうね(*^^*)
とっても優しい気持ちになれました。
ありがとうございます(*^^*)
＞海月さん
おはようございます。
子守唄、僕もはっきりとした記憶はないんです。
竜maxも、大人になったら忘れてしまうかもしれませんが、
それでもふとある時におぼろげに記憶の片隅に
残っていたものを思い出してくれないかなあ、なんて思ってます^^;