やがて来る新しい日々に目を凝らして – 2020年大晦日

2020年 大晦日 日没OLYMPUS E-M1MarkII, LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S. (55mm, f/11, 1/2000 sec, ISO200)

2020年最後の日が沈んでいく。色々あった一年であり、何も無かった一年だった。

世界中が悲喜こもごもを共有し、妙な一体感と疎外感が混在する中で、僕個人としてはとにかく家族と多くの時間を過ごせたことが僥倖だ。何か悪いことが起きた時にその裏目を読んで楽観視するのが僕の得意技だろうと思っているが、今年は大いにその特技を発揮できた。

しかし家族が人生のベースであるというのもまた間違いなく、僕は2018年の正月に一度手術で心臓を停めており、その4月には転職するという激動の一年を経たが、その年末でさえ「今年も家族と楽しく過ごせてよかった」という旨の記事で締めくくっている。僕はそういう人間だ。心臓の手術をしようが転職をしようがそれは「家族と過ごす」という人生の軸に多少の刺激を加えるスパイスに過ぎない。コロナだって同じだ。コロナのおかげで今年は自宅で家族と多くの時間を過ごせて本当に良かった。

自分勝手で申し訳ないが、この世界が絶望に暮れず悲喜こもごもで何とかバランスを取って回っているのならば、僕がその中の小さな「喜」の一つを提供しても文句はあるまい。もちろん僕の2020年にだって「悲」の一面はあったのだが、年の瀬のバタバタのせいでもう忘れてしまった。

 

「喜」といえばもう一つ、このブログの話だ。1年ほど前に10年ぶりにTwitterを再開した。「再開」というと仰々しいし、何故再開したのかすらよく覚えていないが、何となく車の買い替えを意識して情報収集でもしてみようかと思い立ったのも一因だった気がする。あるいは出張先のマレーシアやベトナムなどの写真もぽちぽち上げるところから始まったような気もする。要は何となくだ。

やってみるもので、たちまち車界隈・旅界隈・写真界隈の方々と繋がりが出来、特にブロガーと呼ばれる方々の影響を強く受けた。なるほど、ブログというのはこのように綴るものであるのか、と。

実は媒体としての当ブログの歴史は長い。過去ログのプルダウンをポチッとしてみるとズラズラと2005年まで並ぶ。更に単にWeb上で文を綴るという事で言えば2000年頃のテキストサイトブームにまで遡る。源流は忘れもしない、大学2年の情報処理の授業においてUNIXで作成した一枚のHTMLファイルだ。そのファイルはやがて増殖し、学生生活における超常現象や面白人物伝を綴ったもので、名を「超人日報」と言った。ふざけてるのか!と問われれば、はい、としか言いようがない。

そのような雑文に写真を添えるというシンプルかつ価値のない雑記形態をほとんど変えずに、なんと20年近くも飽きずにやってきたと思うと自らにノーベル雑記賞を与えたいほどだが、それがこの春一変した。いや、雑記は雑記なのだが、Twitter上で交流させて頂いている方々から豊富な刺激を受け、より読者の需要などを意識した「比較的まともな雑記ブログ」へと変貌を遂げたのである。第二の誕生、英語で言えば「Dai ni no tanjo」といったところか。

自分が書いたものを人に読んでもらえるのは喜ばしい。当ブログの場合、訪問者の9割方は「検索エンジン」と呼ばれる、この世を司る神なる大海原からやってくるのだが、「Dai ni no tanjo」によってそれが大幅に増えた事はシンプルに喜ばしい。

しかしそれよりも素晴らしいのは、SNSなどを通してフィードバックを頂けたり、情報を交換できたり、そして何より誰かの役に立てることだ。僕は常に、100件のアクセスより1件のコメントの方がモチベーションになると感じている。神なる大海原からやってくる顔の見えない訪問者も大いにOMOTENASHIしたいが、それよりも日々Twitterなどでお世話になっている皆さんにとって読みたいと思えるもの、役に立つものをもっと綴っていけるように精進したいと思っているし、そう思わせてくれたブロガーの方々、そしていつも当雑記ブログを訪れて下さる皆様に深く感謝したい。ありがとうございます。

 

さて、あと数時間で2021年が地平線から顔をもたげてくる。

それはどのような日々になるのだろう。悲喜こもごもでバランスを取りながら何とか回っているこの世界に、より多くの喜びをもたらしてくれるのだろうか。それはいつの日の事になるのだろうか。

それは誰にも分からないし、望むよりも遠い先になるのかも知れない。

しかしいずれにしても僕にはやらなければならない事がある。それは、やがて必ずやってくるであろう新しい日々に目を凝らし続けることだ。希望を見据え、悲喜こもごもの中から喜びの兆候を確実につかみ取る。僕は未来がないと行きていけない人間だし、何か悪いことが起きた時にその裏目を読んで楽観視するのが僕の得意技だからだ。

僕がそうすると言うだけで他の方々に強要したりはしないが、割とお勧めです。

 

2020年も本当にお世話になりました。

2021年もよろしくお願い致します。

よなよなエールSONY ILCE-7M2, (50mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO200)

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コメント

  1. まこまち より:

    夜な夜なエールでラストですか!
    今年は楽しいブログライフ、旅行記事、そしてパサオ君を沢山見せていただき、ありがとうございました。

    大きな病気を乗り越えてから巡り会った私としては、10maxさんの明るいところだけを見ているように感じますが、ご家族と大変な時を過ごしてこられたのですね。

    大事にしたいことは人それぞれ沢山あります。家族もそう。

    2020年最後の日は、大切な家族と楽しく過ごす喜びを噛み締めて。来年は楽しく新たな巡り合いを、お互い見つけていきましょう。

    どうぞ、良いお年をお迎えください、

    • 10max より:

      まこまちさん、あけましておめでとうございます。
      昨年はまこさんに出会えて本当に良かったです。
      車の話だけでなく、リアルな関係以外で本音を話せそうな友人を得られたのでは、と勝手に思っています。
      まだお会いした事がないのが信じられないですし、会ってもいないのに何がわかるのか、という気がしますが、たぶん間違ってはいないでしょう(笑)
      昨年は我慢の年でしたが、今年は新たな出会いと、そして昨年会えなかった人々と会える年、になるといいですね!
      引き続きよろしくお願いします^^

  2. naoggio より:

    昨年はおかしな、というかやっぱりというか、
    要はウィルスに焦点の集まった年でしたね。
    そこから付帯的に様々な社会問題、政治の呆れるほどの無能ぶりも浮き彫りになった1年でした。
    今年も期待はできませんが、お互い楽しくやりましょう。
    10maxさんにとって良き1年となることを心より願っております。
    今年もよろしく!

    • 10max より:

      naoggioさん、おはようございます。
      中々妙な年というか、経験としては貴重な年でしたね。
      政治の無能ぶりも、政治への関心が高まったという意味では意義があったのでしょうか(笑)
      2021年ももうしばらくはウイルスに振り回されそうですが、そんな中でも楽しみを見出していきたいものですね。
      今年もよろしくお願いします^^

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