道志村古民家コテージキャンプ@ネイチャーランドオム、2日目の午後編です。
午前中の山中湖カヌーツアー(↓)を終え、渡辺うどんでの昼食を挟み、午後は青木ヶ原樹海の中にある「富岳風穴」に向かいます。
天然の冷蔵庫「富岳風穴」と青木ヶ原樹海散策
富士の樹海こと青木ヶ原樹海には天然記念物となっている2つの洞窟があり、「富岳風穴」はそのうちの一つです(もう一つは「鳴沢氷穴」)。
両方に共通する特徴は、その内部は真夏でも0~3℃とひんやりしており、かつては「天然の冷蔵庫」として使われていたことで、江戸時代には殿様への献上品としてここから氷が運ばれていたのだとか。ということで涼しさは折り紙付き(いやむしろ寒いくらい)!まさに真夏に訪れるにはピッタリの超クールスポットですね♪
森の駅「風穴」から富岳風穴までのプチ樹海散策
富岳風穴探訪の拠点となるのが、森の駅「風穴」です。車で来た場合もここの駐車場を使います。
この森の駅「風穴」から富岳風穴の入り口までは徒歩で3分ほど。実は、ここはもうあの「青木ヶ原樹海」の中なんですね。周囲の風景が急に変わり、苔に覆われた樹木の根などが地面を這う、まさに「樹海」の脳内イメージ通りの雰囲気に包まれます。この時点で気温はぐっと下がり、真夏でも快適な散策を楽しめます。
ところで今回、予定が合えば富岳風穴とは別に「青木ヶ原樹海の散策」というのを出来ないかと思い、少し調べてみたのですが、1時間以上かかる本格的なコースばかりで、しかも元の駐車場の場所に戻るような周回コースというのが見つからず、車で来ている場合には参加しづらいと感じました。
そこまで本格的でなくてもいい、という場合には、この道の駅「風穴」から富岳風穴の間の連絡路と、それで物足りなければ富岳風穴から少しだけ奥の方に足を伸ばして歩いてみるだけでも、充分青木ヶ原樹海の雰囲気を楽しむことが出来るので参考になれば幸いです。
ちなみに子供の頃から何となく富士の樹海というと「自殺の名所」というイメージがありましたが、実際は上記の通り色々なトレッキングのコースがあるくらいなので怖いイメージは全くありません(笑)
では樹海散策の模様を何枚かの写真でお楽しみ下さい。ほんと、普通の森とは違う独特な雰囲気です。
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富岳風穴で15分間の天然冷蔵庫体験
富岳風穴は鳴沢氷穴に比べると比較的短くアップダウンも少ない15分程度の洞窟ツアーです。鳴沢氷穴には以前訪れたことがあるので今回は富岳風穴にしましたが、探検感としては鳴沢氷穴の方が強いかも知れません。
入り口だけ少し下の方に下ります。下が濡れているので滑らないような履物を選び、手すりを使って注意して降りて行きます。その後はほぼ平坦な洞窟内を進みます。
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洞内は結構低いので頭上注意です。
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真夏の8月でも氷雪が残っているのが見られます。
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出ました。天然冷蔵庫。
1950年頃までここで養蚕が行われていました。当時日本で重要産業だった生糸の生産において、冷蔵庫がなかった時代でもこうした天然冷蔵庫を活用することで年中養蚕が可能となり、日本の経済発展に貢献したとのこと。知恵ですね~。
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ヒカリゴケというのも見られました。ライトが当たっているので光っているかどうかよく分かりませんでしたが・・・
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地上に戻ってきました。
OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (12mm, f/7.1, 1/60 sec, ISO1000)
総じて、所要時間的には割とあっという間ですが、プチ樹海散策や冷蔵庫としての歴史的な側面など、短時間の割に結構面白かったです。
夕暮れの道志の森で「へびだま」に感動
キャンプ地であるネイチャーランドオムに戻ってきました。ヒグラシの声が木々の間に響きます。こんな穏やかな森の中を散策するだけでも来て良かったと思います。
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さて、今夜は天気も良いので花火をやります。といっても、子供達ももう大きくなってきた(中1と小5)ので普通の花火では喜んでくれません。
そこで今回用意した花火は、たまたまスーパーで見つけた「へびだま」。ご存じの方はもう何も言わずともお分かり頂けると思いますが、この花火のインパクトは普通の花火の比では有りません。とてつもなく地味なのに、想像を遥かに超える衝撃的なスペクタクル!そして実際に二人とももう大興奮で終始目を輝かせながら鑑賞していました。「今までの花火で一番おもしろかった!」との親冥利に尽きる感想も頂きました。
特に男子の場合、これを見ると間違いなく彼らの大好きな「う○ち」を想起するため、実に盛り上がります。普通の花火に興味を持たないほど大きくなったから「へびだま」を導入したにも関わらず、「う○ち」には盛り上がるってのはどういう精神年齢なんでしょうね。まあ、筆者も全くもって同じ側にいますけどね。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO500)
オープンエア×地ビール×手抜き料理で優勝の夜
昨夜の古民家で過ごす雨の夜もしっとりしていて素晴らしかったですが、今夜は綺麗な星空の下でオープンエアで夕食とします。LEDランタンをあえて暖色モードにして雰囲気を出します。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/2.8, 1/40 sec, ISO6400)
次男のご要望でポップコーンをやります。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (52mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO2000)
その傍らで地ビールをプシュッとやります。至福の時です。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (51mm, f/2.8, 1/50 sec, ISO6400)
フライパンでウインナーを焼きます。美味しいに決まってます。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (49mm, f/2.8, 1/30 sec, ISO6400)
スーパーで売っていた出来合いの焼鳥を焼きます。ねぎまの塩味と、皮のタレです。マズくする方が難しい。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (49mm, f/2.8, 1/40 sec, ISO6400)
子供達がスーパーで味噌田楽を見つけて食べたいと言うので買ってきました。茹でて付属の味噌ダレで頂きます。こりゃ想像以上に美味い。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (53mm, f/2.8, 1/30 sec, ISO6400)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (57mm, f/2.8, 1/25 sec, ISO6400)
お酒飲んでたら絶対に汁物が欲しくなるだろうと思い、やはり出来合いのおでんセットを買っておきました。付属の汁と一緒に具材を煮るだけです。カップラーメンじゃないだけ健康にも良く、とにかく最高です。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (51mm, f/2.8, 1/30 sec, ISO6400)
子供達は古民家の畳でゴロゴロバタバタ遊んだり、マインクラフトをやったりしています。
午前中は山中湖でカヌーという新しい楽しみを発見し、ご当地うどんを堪能、午後は富士の樹海散策に天然冷蔵庫と、実に充実した一日でした。キャンプ地をベースに周辺のアクティビティを楽しむという鉄板のパターンを最高の形で楽しむことが出来ました。
そんな事を、ウイスキーを飲みながら振り返ります。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (42mm, f/2.8, 1/25 sec, ISO6400)
朝の森林浴を楽しみ帰路へ
翌日も快晴に恵まれました。オープンエアで朝食です。といっても、3日目の朝でアイスボックスの保冷機能が保たないのでこの朝はカップ麺とパンにしました。まあ結局の所、このカップ麺が悪魔的に美味しいのですが・・・
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/2.8, 1/200 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (44mm, f/2.8, 1/320 sec, ISO100)
ネイチャーランドオムのマップに「ふじみ台」という見晴らしの良さそうな広場が載っていたので、そこまで探検してみることにしました。朝の森の道は気持ちがいい。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/2.8, 1/80 sec, ISO250)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (53mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO250)
ここが「ふじみ台」ぽいです。意外と地味な広場でした(笑)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/7.1, 1/60 sec, ISO125)
もしかしたら本当は雲の向こうに富士山が見えるのかなあ?
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/8, 1/250 sec, ISO100)
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SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/2.8, 1/250 sec, ISO100)
ふじみ台からさらに少しだけ散策をして、和風建物「山桜」へ戻ってきました。片付けをして帰路へつきます。
緊急事態宣言のためキャンセルせざるを得なかった沖縄の代わり、ということで計画した今回の古民家コテージキャンプですが、結果的には大満足でした。
子供達も、畳でゴロゴロバタバタしながらゆったりした時間を過ごすことが出来て、とても楽しんでくれたようです。テントとはまた違う楽しさがあるようです。
コロナで彩りの乏しい夏になってしまうかと危惧していましたが、家族で良い思い出を作ることが出来ました^^
早く次のキャンプを計画したい!
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