こんばんは、10maxです。2021年のキャンプレポ、〆の一本をお送りしたいと思います。
コロナがいよいよ猛威を奮い始めた春頃には、今年はキャンプ自体どの程度行けるのだろうと言う不安の中、「いやむしろ子供達のためにも密を避けたキャンプくらいは何とか連れて行ってあげたい」と切に願ったものです。
5月に2回キャンプ予約完了!
正直悩ましいし自分だけなら1、2年くらい我慢するけど、長男も中学生になり連れて行けるのは人生で今が最後。何よりこの多感な少年時代に学校行事も殆ど中止、不憫で仕方ない。学びの機会の多くを奪われている。
なので細心の注意を払ってせめてキャンプには連れていく! pic.twitter.com/t7lQUsttO0
— 10max | 旅とキャンプと車と写真 (@10max) April 28, 2021
そうして蓋を開けてみれば、本記事のキャンプを含めて8回行くことが出来、多くの制限の中で家族の思い出を作ることが出来ました。キャンプという趣味があって本当に良かったと改めて思ったコロナ禍の2021シーズンでした。
Apple iPhone 12 Pro, (4.2mm, f/1.6, 1/400 sec, ISO32)
実質的に「冬」の11月下旬のウェルキャンプ西丹沢
さて、今回選んだキャンプ場は、初訪問となる「ウェルキャンプ西丹沢」。今回は今季の〆ということで細君も参加するため、キャンプ場を探すに当たってはいくつかの条件がありました。
- テント苦手な細君のためにコテージ(かつ出来ればトイレ付き)
- 寒がりな細君のために比較的温暖な場所(あるいは暖房付コテージ)
- 都心から2時間以内(子供の土曜登校の後に出発のため)
たったこれだけの条件なのですが、これってかなり難易度高いんですよね。まず、この条件に合うのコテージがそもそもかなり少ない!本当は寒がりの細君を考慮すると都心にも近い千葉辺りがベストなのですが、そもそもそのような施設が無く、辛うじて見つかっても空きがありませんでした。
そこで、アクセスのよい神奈川県が候補、ということで見つかったのがウェルキャンプ西丹沢。コテージの条件はバッチリでした。ただ、今回初めて知ったのですが、丹沢って標高かなり高いんですね。1500m以上の山々が連なっていて、ウェルキャンプ西丹沢の辺りも標高500m以上・・・11月後半ともなれば最低気温は完全に真冬並みの5℃を下回る事が予想されます。そんな本格的な高原だとは知らず驚くとともに、細君が寒さに耐えられるかちょっと不安でした。
しかし、結果的にベストなシーズンにベストなコテージキャンプとなりました。
SONY ILCE-7M2, (28mm, f/2.8, 1/6 sec, ISO6400)
東名渋滞で倍時間かかった往路
さて、子供達を学校から回収し、14時前に出発し、スムーズなら1時間半の距離だったのですが、東名も迂回した246もひどい渋滞でした・・・結局到着したのは17時過ぎと、倍の3時間かかってしまいました。3連休などではなく通常の土曜日だったのですが、翌週の火曜日が勤労感謝の日で祝日だったことから4連休を目論んでいる人が多かったのかも知れません。いいなあ4連休。
SONY ILCE-7M2, (28mm, f/2.8, 1/10 sec, ISO6400)
コテージはなんと床暖房付き!
しかし、コテージなので設営も必要ないのでさほど打撃はありません。早速荷物を下ろして食事の準備を始めたのですが、なんとこのウェルキャンプ西丹沢のコテージ、普通の石油ストーブに加えて床暖房まで備わっていたのです!
コテージとはいえ底冷えが心配でしたが、これなら寒がりの細君も安心です。石油ストーブも置いてありましたが、そちらは夜通し付けっぱなしにする訳にはいかないですからね。
SONY ILCE-7M2, (43mm, f/2.8, 1/20 sec, ISO6400)
ロフトで大騒ぎする子供たち
そしてウェルキャンプ西丹沢のコテージには半二階のロフトが備わっています。はい、子供達が大好きなやつです。子供達は早速ロフトに上がり、自分の好きな場所に布団を敷いて陣地を確保します。
SONY ILCE-7M2, (28mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO5000)
次男は順当に広いところを確保。
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長男は階段横の狭い空間がお気に入り。子供って狭いところ好きだよな〜w
SONY ILCE-7M2, (28mm, f/3.5, 1/60 sec, ISO5000)
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冬は鍋でしょ。
ロフトではしゃぐ子供達を横目に、夕飯の支度をします。
春はあけぼの。
冬は・・・鍋でしょ!!
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自宅であらかじめ野菜や肉などを切ったものを持ってきて、あとは市販の鍋の素と一緒に鍋にぶち込んで煮るだけです。相変わらずズボラですみません。
SONY ILCE-7M2, (46mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO5000)
鍋が煮えるのを待つ間、海ぶどうで乾杯です。至福の時です。
SONY ILCE-7M2, (46mm, f/2.8, 1/50 sec, ISO6400)
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鍋はグツグツ、ビールをゴクゴク。
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鶏白湯鍋完成!!
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〆はラーメン。至福の時その2。
SONY ILCE-7M2, (60mm, f/3.5, 1/60 sec, ISO6400)
YOASOBIへGO
お腹が幸せになったところでみんなでキャンプ場内へ夜遊びに出かけます。こんなに真っ暗なのにブランコをします。
SONY ILCE-7M2, (28mm, f/2.8, 1/10 sec, ISO6400)
川を挟んでテントサイトが見えます。夜の間は分かりませんでしたが、翌朝改めて見た時にその規模の大きさに驚くことになります。
SONY ILCE-7M2, (75mm, f/2.8, 1/13 sec, ISO6400)
SONY ILCE-7M2, (75mm, f/2.8, 1/5 sec, ISO6400)
19時半頃、コテージへ戻ってきます。気温は5℃。しかし風が無いせいか体感温度的にはそれほど寒さを感じません。
SONY ILCE-7M2, (49mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO2000)
マイクラと晩酌の夜
子供たちはiPadでマインクラフトを始めます。テザリングで同じワールドに入って遊んでいます。その横で大人たちは晩酌。我が家のキャンプではお馴染みの風景です。
子供たち的には、キャンプの夜は思いっきり夜更しできるのが楽しいんだとか。分かるな〜。
SONY ILCE-7M2, (75mm, f/2.8, 1/40 sec, ISO6400)
SONY ILCE-7M2, (50mm, f/4, 1/30 sec, ISO6400)
おつまみ代わりにスパムを焼きます。
SONY ILCE-7M2, (50mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO2500)
外はカリッ、中はフワッとして最高です。優勝マジックが点灯します。
SONY ILCE-7M2, (75mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO6400)
メスティンでサバ缶を煮ます。この辺りで2位以下に10ゲーム差くらい付いてます。
SONY ILCE-7M2, (45mm, f/2.8, 1/30 sec, ISO6400)
BGMにサザンをかけます。夏だけがサザンの季節ではありません。サザンは冬でも哀愁を奏でます。ついでに言うと、コテージなので周りを気にする必要がありません。
SONY ILCE-7M2, (75mm, f/2.8, 1/80 sec, ISO2000)
音楽も良いですが、川沿いのコテージを選べばテラスのすぐ下を流れるせせらぎの音を楽しむことも出来ます。この瞬間、ぶっちぎりのリーグ優勝です。
SONY ILCE-7M2, (57mm, f/2.8, 1/15 sec, ISO6400)
ちなみに最近のクライマックスシリーズやら何やらの仕組みがよく分かってないので日本一までの道のりは省略しますw
至福の朝カップラーメン
朝7時半頃起床。珍しく家族で一番です。
屋外の気温は5℃。曇り空だったためか放射冷却が起きずさほど下がらなかったのかも知れません。とは言え都内で言えば12月の気温です。
SONY ILCE-7M2, (57mm, f/2.8, 1/160 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, (28mm, f/5.6, 1/60 sec, ISO160)
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今朝はカップラーメンです。寒い冬キャンプ朝だからこそ、一層美味しいはず。
SONY ILCE-7M2, (62mm, f/2.8, 1/80 sec, ISO800)
SONY ILCE-7M2, (49mm, f/2.8, 1/80 sec, ISO100)
出来上がりニャー♪
SONY ILCE-7M2, (31mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO160)
朝から優勝を決めます。
SONY ILCE-7M2, (28mm, f/3.5, 1/60 sec, ISO320)
場内散策:美しい紅葉と渓流に目を奪われる
さて、昨日到着時には既に暗くなっていたため分からなかったのですが、コテージの周囲は紅葉真っ盛りでした。これはほぼベストシーズン!
SONY ILCE-7M2, (28mm, f/5.6, 1/60 sec, ISO160)
そして、コテージのテラスのすぐ下を流れる中川はこんなに水が綺麗な渓流でした。これも夜には分からなかったな〜。
SONY ILCE-7M2, (28mm, f/5.6, 1/60 sec, ISO400)
いやもう、これは絶景です。都心から(空いていれば)1時間半あまりで来れる神奈川県内だと言うことを忘れそうになります。
SONY ILCE-7M2, (36mm, f/7.1, 1/60 sec, ISO320)
既に葉がかなり落ちていたいので、欲を言えばあと1週間くらい早ければベスト・オブ・ベストだったかも。
広大なテントサイト
中川沿いに歩いていくと、やがてテントサイトが見えてきました。昨夜も暗闇の中でこのサイトの灯りをみたはずですが、こんなに広大だとは思いませんでした。
しかもここは「Bゾーン」というウェルキャンプ西丹沢の中のテントサイトのほんの一部。このくらいの広さのサイトが「Dゾーン」まであるというからすごい規模。
SONY ILCE-7M2, (57mm, f/2.8, 1/125 sec, ISO100)
こんな綺麗な紅葉と清流、そのせせらぎの音に囲まれてテントを張ったら最高だろうな〜。
SONY ILCE-7M2, (44mm, f/8, 1/60 sec, ISO250)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/2.8, 1/400 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, (51mm, f/2.8, 1/320 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, (75mm, f/2.8, 1/160 sec, ISO100)
今度は川沿いから離れて別の道でコテージまで戻ります。こちらは「Aゾーン」(電源サイト)。
SONY ILCE-7M2, (37mm, f/5.6, 1/80 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, (75mm, f/2.8, 1/200 sec, ISO100)
「ゾーンA」と「ゾーンB」の間辺りにある「センターハウス」トイレやコインランドリーなどが使えます。
SONY ILCE-7M2, (28mm, f/8, 1/60 sec, ISO160)
センターハウスの隣にある「かもしかホール」。1時間550円で卓球場が使えます。
SONY ILCE-7M2, (28mm, f/8, 1/60 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, (28mm, f/8, 1/60 sec, ISO500)
SONY ILCE-7M2, (28mm, f/2.8, 1/160 sec, ISO100)
こちらはドッグラン。
SONY ILCE-7M2, (28mm, f/5.6, 1/80 sec, ISO100)
一番下流の受付から続く道路の右側に立派な「ログハウス」が見えたら、今回泊まったコテージエリアや売店、露天風呂などのあるエリアへの入口が左側に出てきます。
SONY ILCE-7M2, (28mm, f/8, 1/60 sec, ISO250)
奥の方に今回泊まったコテージエリアが見えます。
SONY ILCE-7M2, (36mm, f/8, 1/60 sec, ISO160)
コテージエリアの手前の売店。こちら、土曜日しか営業していないので要注意です。
SONY ILCE-7M2, (28mm, f/4, 1/160 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, (59mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO100)
露天風呂とトイレ。コテージのトイレはウォシュレットが付いていませんが、ここのトイレには付いています。ただ、男子トイレの個室は1個しかありません。
SONY ILCE-7M2, (28mm, f/3.5, 1/100 sec, ISO100)
露天風呂の入り口。今回は近くの温泉へ行ったので使いませんでした。
SONY ILCE-7M2, (28mm, f/2.8, 1/60 sec, ISO100)
ということでコテージに戻ってきました。この朝の散策のルートは下のマップのオレンジの線の通りです。30分くらい散策しましたが、それでもこのキャンプ上の半分も回れていません。実に広大なキャンプ場です。
SONY ILCE-7M2, (75mm, f/2.8, 1/250 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, (75mm, f/2.8, 1/125 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/2.8, 1/640 sec, ISO100)
「中川温泉ぶなの湯」に立ち寄って帰宅
と言うことで、「近場で暖房のあるコテージ」というだけの条件で偶然やってきたウェルキャンプ西丹沢、しかも1日目は既に日が暮れていてどんなキャンプ場なのかあまり分かっていませんでしたが、とんでもない広大な規模と美しい渓流、そして紅葉まで満喫できる素晴らしいキャンプ場でした。
最後にウェルキャンプ西丹沢から車で10分ほどの「中川温泉 ぶなの湯」に立ち寄ります。昼食をコンビニ飯にして13時頃にはぶなの湯を出発したのが幸いし、帰りは全く渋滞に遭わずに帰宅することが出来ました。
今回も家族水入らずで大自然の中で最高の夜を過ごし、良い思い出を作ることが出来ました。あと何回一緒にキャンプに行けるんだろう、なんて考えるとセンチな気分(死語)になってしまいますが、それでもこうした一つ一つの思い出が子供たちの心のなかに残り続けるんだろうなと思います^^
Apple iPhone 12 Pro, (4.2mm, f/1.6, 1/640 sec, ISO32)
ウェルキャンプ西丹沢の魅力・気になる点
では最後に今回お世話になったウェルキャンプ西丹沢の魅力のおさらいと、気になる点・要注意点をご紹介しておきます。以下、2021年12月現在の情報です。最新情報はキャンプ場・公式HPにてご確認下さい。
ウェルキャンプ西丹沢の魅力
都内からのアクセスが良い
最寄りのI.C.は東名高速の大井松田I.C.です。大井松田I.C.から一般道で45分程度です。道が空いてれば都心から1時間半ちょっととアクセスが良いのは助かります。
ただ、今回渋滞にハマって倍近くの時間がかかったように、付近の高速では東名以外の選択肢がなく、一般道も246以外に抜け道が少ないので、混んでしまうとどうしようもなくなるというのは要注意です。
自然の囲まれ感と開放感のバランス
基本的に山間部のキャンプ場なので周りを豊かな自然が囲んでいるのですが、中心部を流れる中川と、それに沿った比較的広い敷地のおかげで適度な開放感も併せ持っているバランス間の良さが魅力だと感じました。
SONY ILCE-7M2, (53mm, f/5.6, 1/80 sec, ISO100)
コテージが快適
コテージは結構ピンきりだったりしますが、ウェルキャンプ西丹沢のコテージはかなり良いです。冬場の石油ストーブや床暖房が快適というのは上で触れたとおりですが、室内も綺麗で屋根付きのテラスもあり、川沿いのコテージを選べばすぐ下に中川のせせらぎが見えるという環境も嬉しいです。
SONY ILCE-7M2, (28mm, f/2.8, 1/40 sec, ISO6400)
ウェルキャンプ西丹沢の気になる点
やや高めの料金とキャンセル料設定
休前日は4月〜11月まで全てハイシーズン扱いとなります。で、そのハイシーズンの料金は以下の通り。
テントサイト(電源無し) | 7,000円 |
テントサイト(電源有り) | 8,100円 |
コテージ | 18,400円 |
※上記は抜粋です。詳しい施設や利用料金一覧は下記の公式HPを御覧下さい。
首都圏近郊であることを考えてもやや高めの設定ですね。
また、キャンセル料金の規定にも注意が必要です。下記は2022年1月以降のキャンセル規定ですが、5日前以降だと100%のキャンセル料が発生してしまいます。
*利用日の6日前以前 | 無料 |
*利用日の5日前~当日 | 100% |
連絡無 | 100% |
実は2021年12月までは他のキャンプ場でもよくある段階的なキャンセル料設定だったのですが、これだと子連れなどで不測の事態でキャンセルせざるを得なくなるような場合を考えると少し注意が必要かも。きっとドタキャンや無断キャンセルとかが多かったんだろうなあ(T_T)
トイレや洗い場が少ない
上で少し触れた通りかなり広大なキャンプ場なのですが、その敷地面積に対してトイレや洗い場の数は少なめで、場所によっては結構歩かなければならないと思います。
また共用トイレの個室の数も少なめなので、待つ場合があるかもです。
スーパーが遠いので買い出しは事前に
最寄りのスーパー、と言って良いのか分かりませんが、一番近いスーパーまで車で40分近くかかります。ほぼ大井松田I.C.の近くですね。なので、買い出しは必ず事前に済ませておく必要があるでしょう。
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