こんばんは、10maxです。
ブログをやっている人なら1度は考えるであろう「何のためにブログやってるんだろう」というテーマに焦点を当てた【ブログ目的考】シリーズ、今回は3記事目にして一旦完結です。
実はこれまでの2記事はいわば前フリで、今回の記事が本丸。
従来は月に2,3度写真と雑記をアップしていただけだったグダグダブログでしたが、今年10年ぶりにTwitterを再開し、色々な方々の影響を受けて3月頃から急激にブログへの取り組み方を見直してきました。そうして半年程が経ってある1つの考えが浮かんできたので、本記事にて整理してみたいと思います。
PV(ページビュー)や収益といった数だけを追うことに疑問や疲れを感じておられるブロガーさんにとって何かのヒントになればと思います。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (50mm, f/2.8, 1/160 sec, ISO100)前回までのおさらい
ブログ目的考シリーズとして過去に以下の2記事を書きました。
要約するとこんな感じです。
- 「自分が書きたいこと」と「需要があること」は一致しないことも多い。とりわけ「SEO最適化」を目指すほど顕著
- そもそも「書くのが好きな人」には収益化以外のモチベーション(非収益インセンティブ)があるはず
- なので「非収益インセンティブ」を犠牲にしない範囲で自分に合った収益目標水準を持つのが続けるコツかも
- PV・収益目標については「数」を追うとキリがないので「具体的に何の経費を賄うか」で考えると「ブログが役に立っている」実感が持ててやる気が出るかも
つまり、ブログで生計を立てるのが目的の人以外は、PVや収益の数字を追いかけるのは程々にして、ある程度自分が書きたいことを書いてモチベーションを保ってはどうでしょう、という話です。
ですが、キリのない数字を追いかけ続けるのは程々にしたとしても、やはりせっかくブログを書くからには意義なり価値なりを高めたいものです。
そこで最近少し考えているのが、次のお話です。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (61mm, f/2.8, 1/640 sec, ISO100)
「交流と集合知のストックの場」としてのブログの価値
ブログは元来「片方向」「非交流的」なメディアとされてきた
様々なメディアにはそれぞれの特性があると言われます。例えば、
- TwitterやFacebookはより交流性が高く、ストックよりもフローとして情報が扱われる傾向
- ブログは逆で、交流よりも一方通行的な情報発信に向いており、フローよりもストック
- Instagramはその中間?
と言った具合に一般的には言われているのではないかと思います。
従って、例えばブログのSEO最適化やアクセス増を目指すノウハウなんかを見ると、大概こういう事が書いてあります。
- 自分ならではの専門知識や体験から得た知見を発信する
- 読者にとって有益な、問題解決になるような情報を発信する
いずれも大切な事ですし、ブログの記事の「価値」の大前提とも言えるでしょう。
しかし、これらはあくまでも「自分の持つ知識や経験を一方的に情報発信」する事を主眼に置いています。筆者は、そこに少し新しい価値を見出す余地があるのでないか、と最近思っているのです。
SNSとの併用で双方向性による「集合知」と「ストック」というハイブリッドな価値が見えてきた
この半年間、初めてSNSとブログを絡めながらやってみて思い始めている事、それは、
と言う概念があり得るんじゃないか、ということです。
本ブログのテーマは「旅」「車」「キャンプ」「写真」となっており、SNSもだいたい同じような分野でやっていますが、やはり世界は広し、筆者なんかよりもずっと詳しい方々が沢山居られます。よって日々学ばせて頂くことが絶えず、そうした知識を記事の中でご紹介させて頂いたり、そこから考えを昇華させて頂いたりしています。
また、SNSでの会話から記事のお題のヒントを得たり、直接読者の方からリクエストを頂いたテーマで記事を執筆する事もあります。
あるいは、筆者の記事をきっかけに読者の方の行動や何かのヒントに繋がり、その結果をSNSなど経由でフィードバック頂くこともありました。
- Twitterで呟いた悩みに対して、フォロワーさんから頂いた情報をきっかけに出来た記事
- SNSや読者の方から頂いたリクエストを元に生まれた記事
- フォロワーさんから試乗のお誘いを頂くところから誕生した記事
- 筆者の記事を参考にされたフォロワーさんが、後日SNSでフィードバックまで下さった記事
- Twitterでお世話になってるブロガー界隈で盛り上がった「小説風記事を書こう」という謎のブームに乗って生まれた記事。筆者がすごいブロガーさん達に触発されて「ブログもっとちゃんとやろう」と思い立った頃の記事。懐かしいw
いずれも筆者の一方通行の情報発信だけでは成立し得なかった記事や出来事であり、SNSで繋がっている皆さんの知識や経験、あるいは人脈を持ち寄ることで、筆者一人の浅い知識や経験だけでは到底達しえなかった情報を盛り込んだ記事を実現出来ているという事です。
しかもどんどん情報が流れて行ってしまうTwitterなどのSNSと異なり、ブログならではのストック性を活かして本ブログに知識を蓄積しておくことが出来ます。
つまり整理すると、SNSと密に連携する事で、従来のブログの在り方に風穴を開け、以下の二つのハイブリッドな特性をブログに見出すことが出来るのではないかと思っています。
- 様々な人の知識や経験を昇華させた「集合知」が集う場
- そうした知識が流れて行ってしまうことなくストックしておける場
OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4 ASPH. (25mm, f/2, 1/60 sec, ISO250)
SNSを単なる「広告の場」と捉えるか否か
ところで、ブログとSNSを併用する、という方法論自体は大昔からありましたし、珍しい事ではありません。しかしその併用の仕方は様々です。
例えば、淡々とブログ記事やYoutubeへのリンクを吐き出し続ける個人Twitterアカウントもたまに見かけます。つまり、単に記事をフォロワーの目に留めさせるための広告塔としてSNSを活用するアプローチです。そのような運営方法ももちろん否定はしませんが、ただしそれでブログへのアクセスが見込めるのは余程影響力の大きい個人に限られるでしょう。そして恐らく、そもそも既にかなりのPVを持っている事でしょう。
一方、筆者は専門家でもなければ有名人でもなく、あくまでも本業サラリーマンの晩酌のお供で(しかも書くのが好きだからという曖昧な動機で)ブログをやっているだけですし、趣味の分野でさえ上記の通りSNS上で様々な皆さんの知識から学ばせて頂いている有様です。
そしてそもそも、顔の見えない(SNSだから会うまで顔は見えませんが、それはともかくw)何十万、何百万のPVという「数字」よりも、SNSでお世話になっている方々や読者の方々とのコメントや情報のやり取りの方がずっと励みになりますし、そうしたコミュニケーションによって自分も勉強になったり、誰かの役に立てたりするのが見える事は何より大きなモチベーションに繋がります。
収益の方は運営経費と月の飲み代一回分くらいカバー出来れば満足なのでノンプレッシャーですw
100万人のPVより何人かの仲いい方々からコメントやリプ頂ける方が嬉しいですし😊— 10max | 旅とキャンプと車と写真 (@10max) October 14, 2020
そして、少人数でも双方向で濃いコミュニケーションが出来れば、そこからプライスレスなリアルな人間関係が生まれる事がありますし、個人的にはその様な少数の友人との付き合いの方が人生をより豊かにしてくれると考えています。
そういえば飲み会とかも、大勢が集まる場よりも仲の良い数人で飲む方が好きだったりします。その方が深い話が出来るから。
この辺は個人の好みや考え方次第なので、あくまでもこういう考え方もあるんだな、というお話です。
さいごに:人生を楽しみながら書くブログ
こうして振り返ってみると、今年に入ってからの本ブログは本当に様々な方々に支えられながら、励まして頂きながらやって来られたんだな、と改めて思いました。
それに加えて、やはり大事なのは自分の経験に基づく情報発信であり、それに基づく皆様からのご意見やフィードバックであったりするわけです。
これからも、ブログネタのために家族や友人たちと共にドライブにキャンプに旅行にと様々な経験をしながら、そこから得られた知見を情報発信しつつ、SNSや読者の皆様から頂いたヒントやフィードバックを謙虚に活かしつつ楽しんでいきたいと思います。
・・・・・・ってなんか10max的〆の挨拶みたいになりましたが、何の話でしたっけwww
ま、いいや、そんな感じで、数以外の価値も忘れずにブログをやっていけたらきっと楽しいのではないかと思ったりする今日この頃です。この記事がどこかの誰かのヒントになれば幸いです^^
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