旅のクライマックスがいつどこでやって来るのか、それは誰にも予想出来ない。
旅の計画時にある程度の見込みや期待を抱いていたとしても、天候の変化、出会う人、書籍やネットでしか見た事のない情報や写真の真偽や主観、そうしたものによって、期待していた場所で当てが外れたり、逆に予想もしていなかった場面で突然旅の最高の思い出が出来ることもある。
横手山・渋峠スキー場の絶景は期待外れだった?
この日もそうだった。
この日向かったのは日本最高標高のゲレンデ、横手山・渋峠スキー場だ。当然今回の最大の見所の一つであると期待していた。
そしてこの日この場所で、このツアーで最高の瞬間を迎える事が出来た。
完全なる「期待外れ」だった。
えっ?話の流れがおかしいって?
そう、今回の場合、事前に期待していた場所は、
筆者の矮小な期待など軽く凌駕する想定外の素晴らしい場所だった、
そういう事だ。
横手山スキー場はリフトが既に絶景アトラクション
横手山スキー場は縦に細長いスキー場。このリフトのずっと先に見えるのが横手山の頂上だ。
取るものもとりあえず、真っ直ぐに標高2,307mを目指す。
Apple iPhone XS, (6mm, f/2.4, 1/4000 sec, ISO16)
リフトが既にスリルと絶景のアトラクションになっている。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/4300 sec, ISO25)
この時点で、絶景の予感は間違っていなかった・・・もとい、想像以上であるという期待に、オラ、わくわくすっぞ。
日本最高標高のゲレンデ、横手山スキー場のてっぺんに到達!
やがて日本で最も標高の高いゲレンデの頂上に到着する。
そこは展望台を兼ねたカフェになっている。日本のてっぺんゲレンデでコーヒーってのも乙なものかも知れない。
・・・いやいや寝言は寝て言え。コーヒーなんか後だ。
一目散に展望台を目指す。
ああ、こういう場所だっのか。ごめん、舐めてた。
OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (12mm, f/8, 1/1600 sec, ISO200)
OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (15mm, f/8, 1/1600 sec, ISO200)
OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (36mm, f/8, 1/1250 sec, ISO200)
OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (60mm, f/8, 1/2000 sec, ISO200)
E-M1 Mark IIで動画を撮影。(手持ちでこれだけの動画が撮れるのは流石)
どこから滑っても絶景
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/6900 sec, ISO25)
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/7400 sec, ISO25)
※注:ここは日本です。
Apple iPhone XS, (6mm, f/2.4, 1/4300 sec, ISO16)
滑降の様子をiPhone Xsで撮影。
頂上の裏側の渋峠スキー場は絶景×開放感抜群
さて、頂上の裏側には渋峠スキー場がある。
Apple iPhone XS, (6mm, f/2.4, 1/8000 sec, ISO20)
こちら側の景色も中々の絶景である。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/8000 sec, ISO25)
適度なツリーランが楽しめる、どこか牧歌的な雰囲気のある開放感のあるゲレンデだ。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/8700 sec, ISO25)
再びiPhone Xsにてツリーランの模様を撮影。子供たちも楽しそうだ。
なお、最も楽しんでいたのは撮影者であるというのは内緒である。
渋峠ホテルで信州と上州の境目を実感
そう、ここは渋峠だ。
あちらは群馬、こちらは長野。
OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (12mm, f/8, 1/800 sec, ISO200)
ところでこの日はかなり気温が高く、雪質は完全にシャーベットで摩擦係数が高く滑りづらかったが、週半ばの冬将軍が無ければもっとひどいコンディションだっただろう。
横手山、渋峠いずれも、絶景を除いたとしても雪質の良い時にぜひまた訪れたいと思える適度な斜度と開放感のあるクルージングが楽しめるゲレンデだった。
横手山山頂ヒュッテは絶景とパンの名店
再び横手山頂上へ戻る。「横手山山頂ヒュッテ」という名店で昼食を摂る。
OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (14mm, f/8, 1/1250 sec, ISO200)
こんなところにも絶景。
OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (25mm, f/3.5, 1/2000 sec, ISO200)
あんなところにも絶景。
OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (12mm, f/5.6, 1/800 sec, ISO200)
絶景のデパートやぁ〜〜〜(死語注意)。
ここはパンが有名なようです。
OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (12mm, f/8, 1/60 sec, ISO800)
OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (23mm, f/3.4, 1/60 sec, ISO640)
OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (20mm, f/4.5, 1/3200 sec, ISO200)
宿泊もできるようなので、いつかここで朝日と日没を拝んでみたい、と妻が言う。
また行きたい場所が増えてしまった。
さてそういう訳で、行ってみたい場所があるのであれば、行ってみることをお薦めする。
そこはあなたの予想を超える素晴らしい場所である可能性を秘めているのだから。
ところで、絶景と言えばもう一つ、ピラタス蓼科というスキー場もお薦めである。ご関心の向きにはご笑覧あれ。

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