E-M1 Mark IIのサブ機としてα7IIを導入(2)レビューと両機の比較(とちょっとだけ作例)

α7II導入絡みの記事第二弾です。

前回はなぜフルサイズを・・・という辺りに触れました。触れたと言うか、かなり長く触れました(笑)

E-M1 Mark IIのサブ機としてα7IIを導入(1)どうしてもフルサイズにしか出せない「ゾーン」が欲しくなったが故に

前回は個別の機種というよりフルサイズとマイクロフォーサーズというフォーマットサイズの違いによって撮れる画がどう違うのか、という一般的なお話でしたが、今回はせっかくE-M1 Mark IIと二台持ち状態になったので両機のカメラとしての比較を兼ねたレビューをお届けしたいと思います。

ここで、「フルサイズのα7IIとマイクロフォーサーズのE-M1 Mark IIを比較検討するマニアックな人がいるのか?」と言う話もあると思いますが、ここに辿り着かれた方はそういうマニアックな方だと思うので、とりあえず気にしないでGO!(笑)

α7II E-M1 Mark IIApple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/50 sec, ISO400)

※なお、前の記事同様、以下機種ごとのあれこれをあーだこーだ好き勝手に申し上げていますが、あくまでも個人的な用途、嗜好に基づく一意見に過ぎず、機種ごとの絶対的な優劣を判断する事が目的ではありませんので、もし不愉快な感想を持たれた場合は言葉足らずという事でご容赦下さいませm(_ _)m

何しろ筆者自身ブタさんの貯金箱を叩き割ってなけなしの小遣いで両機種を購入したオーナーであり、不満点はメーカーへの期待という事で・・・

 

デザイン・サイズ

α7ii OM-D E-M1 Mark IIApple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/50 sec, ISO320)

いやー、こうして比べるとやっぱりフルサイズはセンサーデカイですね。マイクロフォーサーズと比べると、東京ドーム何個分だろうってくらいデカく見えます(見えません)。

両方とも角ばってて筆者好みですが、α7IIの方がより水平基調でシャープな感じがしますね。丸っこいデザインが嫌いな筆者としては好ましいです。分かってるなあ、SONYさん。

下は古いニッコールレンズを付けたところ。

α7II NIKKORQAuto135mmF28OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4 ASPH. (25mm, f/1.4, 1/60 sec, ISO640)

もう、こんなのテーブルに置いて眺めてるだけで焼酎お湯割●杯くらいイケちゃいそうです。

 

さて、E-M1 Mark IIとの違いで目立つのはグリップ部ですかね。E-M1 Mark IIの方はグリップ部が軍艦部(上面操作部)に対して少し盛り上がってます。個人的にはグリップ部が目立たないほうが好きなので、α7IIの方が好きではあります。他機種で言えば、OM-D E-M5シリーズや、フジのX-Tシリーズも好きですし、究極的には昔の銀塩カメラがベストです。

こういうやつです↓

Nikon FECASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600, (7.1mm, f/2.8, 1/8 sec, ISO0)

こういうのが好きすぎて初めてのデジイチに選んだのはオリンパスのE-410だったな〜。もう古いニッコールなんか付けちゃって〜。

E-410 New Nikkor 50mm F1.4SCASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600, (9.2mm, f/3, 1/8 sec, ISO0)

 

・・・・・・あれ、何の話でしたっけ?

 

あ、そうそうα7IIとE-M1 Mark IIのグリップデザインの話でしたねw

で、デザイン的にはグリップの存在感が控えめなα7IIは好ましいのですが、実はこれは操作性の話になると少し話が変わってくるのでこの点は後でまた触れますね。

お次は背面です。

α7ii E-Ma Mark IIApple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO250)

バリアングルモニターのE-M1 Mark IIに対してチルト液晶である点も、スッキリとしたデザインに一役買っています。(が、これも操作性とのトレードオフ。縦構図が好きな筆者としてはバリアングルがいい・・・)

 

続いて上部。

α7ii OM-D E-M1 Mark IIApple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/35 sec, ISO320)

α7ii OM-D E-M1 Mark IIApple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/50 sec, ISO320)

ここでもやはりスッキリとして見えるα7IIの印象に一番貢献しているのは、左側に何のボタンもダイヤルもない点ですね。

この辺もグリップ同様操作性(やカスタマイズ性)とのトレードオフかと。

 

ボディのサイズですが、こうして比べてみると前面から見た時も上から見た厚さもほとんど変わりません。手に持った感じも、どちらも非常にコンパクトで、気軽にカバンに忍び込ませることが出来ます。でもαのセンサーは東京ドーム●個分(違)。素晴らしい。

もっとも、レンズ含めた全体については、たまたま今回α7IIに付けたレンズがコンパクトなFE 50mm F1.8なのでレンズ付きでもあまり変わりませんが、ズーム等になって来ると当然α7IIはかなーり大きくなります。

 

重量

EマウントのレンズはFE50mm F1.8しか持っていないので、E-M1 Mark IIには近いレンズとしてLEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4 ASPH.を付けてみました。

OM-D E-M1 Mark IIApple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/50 sec, ISO125)
α7iiApple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/50 sec, ISO125)

おっと、意外な結果です。α7II+FE50mm F1.8の方が軽い結果となりました。

ちなみに各社公式HPの仕様表から拾ってきた重量は下記のとおりです。

(公式仕様) ボディ(バッテリー込) レンズ 合計
E-M1 Mark II+LEICA DG 25mm F1.4 574g 205g 779g
α7II+FE50mm F1.8 599g 186g 785g

 

こちらで見るとE-M1 Mark II+LEICA DG 25mm F1.4の方が軽いですが、何故上のようは計測結果になったのかは分かりません。ストラップやフィルターが微妙に影響してる?或いはE-M1 Mark IIの液晶保護フィルムが実はめちゃ分厚いとか・・・(違)

いずれにしても、α7IIとこのレンズの組み合わせであれば非常に軽量コンパクトで、E-M1 Mark IIとほぼ変わらない感覚で持ち歩けます。ズームレンズや他の大口径レンズとなると話は変わりますが、前回記事の通り個人的にはコンパクトな単焦点専用機として使うつもりなので、これは素晴らしいことです。

願わくば、このボディに相応しいコンパクトなズームレンズ等が発売されればとは思いますが、レンズの玉の大きさはイメージサークルに対応すべくどうしてもある程度大きくならざるを得ないので、大きな改善は期待できないのかも知れません。

 

操作性

さて、デザインと最も深く関係する要素として、操作性について触れたいと思います。結論から申し上げると大体こんな感じです↓

  • 操作性に関しては概ねE-M1 Mark IIの方が、写真を撮り、レンズを交換するという一連の操作においてユーザビリティがよく考えられているように感じる
  • 特に、α7IIのすっきりとしたデザインが、操作性、カスタマイズ性とのトレードオフになっていると言えそう
  • まあでも比較なんかせずα7IIだけ使ってれば気にならないレベルと思われる

と言うのが今のところの筆者の感想です。

以下、色々細かいことを書いていますが、実際使う際にはここまで気にしません。しかし、比較しているとそれぞれの設計思想等が垣間見えてきて興味深かったので、あえて徒然なるままに綴ってみたいと思います。

 

グリップ

デザインのところでも触れましたが、α7IIとE-M1 Mark IIのデザイン上の違いで最も印象的な部位の一つとして、グリップが挙げられると思います。

下の写真の①をご覧頂くと分かる通り、α7IIのグリップは軍艦部から撫で肩的にスッと下の方に下がっています。一方E-M1 Mark IIのグリップは、軍艦部から怒り肩的に一旦盛り上がっています。

これによってグリップ部の長さに指一本分ほどの差が生まれ、価格.comのα7IIのレビューでもよく言われる通り、小指が余るという事に繋がります(実際筆者も小指がボディの下にはみ出します。手はそれ程大きい方ではないのですが)。

α7ii E-M1 Mark II

で、実は撮影するだけなら個人的には小指が余ること自体はそれほど気になりません。なぜなら撮影時にはボディの重量はレンズに添えた左手にも分散されるためです。レンズが大きくなればなるほど左手の方に重量が乗るため、グリップが小さいことによるデメリットは小さくなります。

問題は、それ以外の操作時です。

 

ところでα7IIは、設計思想上、出来るだけ多くの操作を右手で完結させようとしているように思われるフシがあります。

まずは電源レバーですね。シャッターボタンと一体化した電源レバーは速写性という意味では素晴らしく、左肩に電源レバーを配置しているOM-Dシリーズも見習って欲しいなあなんて思うことがあります。

また上の写真の②で示した通り、レンズ交換ボタンも右側にあり、グリップを握ったままこのボタンを押すことが出来ます。

そもそもα7IIは、電源に限らず、ボディの左側には「MENU」以外のボタンやダイヤルを一切配置していません。

この様に、右手でグリップを握ったままいろいろな操作が出来るようにしよう、という設計思想が感じ取れます。

 

しかし、それにも関わらず、肝心の右手のグリップが握りづらいのです。

先程述べた通り、撮影時にはグリップの小ささは問題にならないのですが、それ以外の操作時には違和感が生じます。

 

前面ダイヤル

まず、シャッターボタンの下にある前面ダイヤルです。これ、ファインダーを覗きながらの設定変更でかなりよく使うのですが、グリップの縦方向の長さに余裕がないために右手の人差指で回すには中指を下の方にズラしてかなり無理をして人差し指をダイヤルのところに持ってくる必要があります。もしかして、αユーザの皆さんは中指で回してるんですかね?と思い、最近は中指で回す方法も試しています(笑)

一方E-M1 Mark IIでは、グリップに余裕がある上にシャッターボタン一体型ダイヤルなので、ファインダーを覗いた状態でシャッターボタンから大きく手の位置を変えることなく、非常に素早くダイヤルで設定を変えることが出来ます。

 

と、そこで気づいたのが、オリンパスはもしかして上記の操作性を優先するためにあえて電源レバーを左肩に配置しているのではないか、と言うことです。電源をON/OFFするのは撮影の最初と最後だけですが、設定変更は撮影中に頻繁に行うため、ダイヤルの操作性を優先しているのかも知れません。

少し気になって他メーカーの配置パターンを見てみると、ニコンとペンタックスは基本的にシャッターボタン一体型電源レバー、その下に前面ダイヤルと、αに似た構成になっていますね。一方キヤノンは電源レバーを左肩に配置し、シャッターボタンの近くに前面ダイヤルを置くというオリンパス派(?)です。

しかし店頭で試用したZ6は(αと同じシャッターボタン一体型電源レバーにも関わらず)E-M1 Mark IIの様にグリップサイズに余裕があるため前面ダイヤルを回しづらいという事はなかったので、αシリーズではやはりグリップが小さいというのが操作性に犠牲を強いていると言えるかも知れまえん(α7IIIでも変わってないみたい)。

 

レンズの脱着ボタンとFnボタン

さて、もう一度上と同じ写真を掲載します。

α7ii E-M1 Mark II

この②のレンズ脱着ボタンですが、E-M1 Mark IIでは左手側に、α7IIでは右手側に配置されています。

これ、α7IIでは上で書いた通り右手でグリップを握ったまま押せるという局所的なメリットはあるのですが、ただ、レンズ交換という作業全体を通して比べると使いづらいと感じています(特に右利きの場合)。

レンズ交換はレンズをねじ込む/ねじって外すという動作が必要になりますが、右利きの場合その動作を右手で行う方がやり易いと感じます。そのためか、ニコンもキヤノンもペンタックスも、オリンパスと同様左手側にレンズ脱着ボタンを置いているのですが、SONYだけが右手側です。

また、E-M1 Mark IIでは右手側のマウント周りにFnボタンを2つ配置しており、これもかなり重宝しています。α7IIもどうせここにボタンを配置するならレンズ着脱ボタンではなくFnボタンにして欲しかったと思います。

 

Fnボタン・ダイヤルによるカスタマイズ性

この点に関しては両機ともFnボタンやダイヤルが多く、非常に多岐にわたるカスタマイズが可能です。ただα7IIについては惜しむらくは上記の通りレンズマウント部のFnボタンや軍艦部左肩にボタンやダイヤルが全く無いために、E-M1 Mark IIに比較するとややカスタマイズ性や操作性は劣ります。α7IIIでも同様のようです。しかしまあ激しく困るほどではありません。

 

チルト液晶

一般的に横構図だけでなく縦構図も重視するならバリアングル、横構図に特化すれば速写性に優れたチルト、と言われており、筆者は縦構図も割と好きなので本当はバリアングルがベターなのですが、サブ機だし、そもそもファインダーの方が圧倒的に使用頻度が高いのでここは妥協しました。ところが、実は横構図でも使いづらいと感じる事が多いのがα7IIのチルト液晶です。

チルトさせるとこうなるんですw

α7II チルト液晶Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/35 sec, ISO400)

出っ張っているファインダーで液晶画面上部が隠れちゃうんですよね^^; ウエスト/バストレベルで気軽に、という感じならさほど問題ないのですが、ちゃんとローアングルで構図を確認して撮ろうとするとやや困ります。

例えばニコンZシリーズのチルト液晶だと、チルトした際にボディから液晶部分が少し離れるように設計されいるので液晶画面の上部が隠れたりしないのです。この辺り、実際のユーザビリティをちゃんと検証してないのかなー?と思ってしまいます。

 

EVF

特に見づらいという事はありません。というか、自然に見えます。

ただ、E-M1 Mark IIと比較してちょっと気になるのは動体撮影の時ですね。撮影した画像から実映像に切り替わるタイムラグがやや長く感じられ、被写体を追いかけづらいと感じる事があります。まあ、このカメラで動きものを積極的に撮ることはあまり考えていないので個人的には気になりません。

 

シャッター音

こんなレビュー項目あるのか、って感じですが、両機のキャラの違いがちょっと印象的だったのであえてご紹介します(笑)

E-M1 Mark IIの機械シャッター音は、主張せず「パシュッ」って感じです。カフェなどでも、電子シャッターを使わなくてもある程度周りを気にせずに使える感じです。

一方α7IIのシャッター音は、「カシャーンッ」という感じで、カフェのような静かな場所だと少し気になるくらい機械音を主張してきます(電子シャッターは非搭載)。

これ、結構好みが分かれるところかもしれませんが、個人的にα7IIの音は嫌いではないですね。昔の機械式銀塩一眼レフカメラ(それこそニコンFEとか)みたいな古風な感じなんですよ。「お前、本当に平成生まれのミラーレス?」って小一時間問い詰めたくなるくらい(笑)

なので静かな場所でも気兼ねなく撮りたいという場合は電子シャッターを搭載したα7IIIなどがベターかと思いますが、さほど神経質になる必要がない場合は、「俺、シャッター切っとるなあ」という感覚を楽しめるのではないかと思います^^

 

充電・バッテリー

α7IIを開封して最初に気になったのは、地味ですが、充電方法に関してですね。

まず、充電器が付属しておらず、ミニUSBを挿して充電する必要があるというのは予め知ってはいましたが、やはり毎回ボディの蓋を開ける必要があるというのは、蓋が緩くなってしまいそうで気持ちがいいものでは有りません。やはり別売りの充電器を買おうか・・・

そしてもう一点、これは更に地味なのですが、充電ステータスを示すランプが実に見にくい!(笑)下の写真のように、ミニUSBコネクタの下にあるんです。なので、充電ケーブルやストラップの陰になっていて、覗き込まないと充電が完了したのかどうかが分かりません。過充電はLi-Ion電池に良くないので充電完了したらなるべく早く抜きたいのですが、これではステータスを確認するためにわざわざカメラを持ち上げて覗き込む必要があって不便です。

α7IIApple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/15 sec, ISO800)

あと、バッテリーの持ちは、APS-CのE-6000シリーズと共用バッテリーなのでE-M1 Mark II比ではやはり悪いですが、これはα7IIIでかなり改善したようですね。

 

機能性

AFスピード

まず動かないものに対するシングルAF、E-M1 Mark IIと比較すると遅いですが、まあ実用の範囲だと思います。

という歯切れの悪いコメントの理由ですが、おそらくFE 50mm F1.8というレンズが特に遅いんじゃないかと思うんです。E-M1 Mark IIが、「ピッ」だとすると、α7II+FE 50mm F1.8の組み合わせでは、「ジー、ジジッ」って感じ。ストリートで人のスナップなんか撮ってると、しばしばシャッターチャンスを逸します。

これ、価格コムのFE 50mm F1.8のレビューでも大概他のレンズより遅いという評価なので、このレンズ特有の話なんでしょうね。店頭で試した限り、他のレンズではそこまで遅く感じませんでした。(早くII型を出してくれというコメントが多々ありましたが、大賛成ですw)

ただこのレンズあるいはαシリーズに限らず、フルサイズ機は全般的にマイクロフォーサーズに比べ遅いように感じます。ニコンZ系やキヤノンEOS R系でも、どれもα7IIよりは速いものの、「シュッ」という感じで、マイクロフォーサーズ機の瞬間「ピッ」という感じに慣れていると合焦までの時間を感じます。(「時間がかかる」「遅い」という意味ではなく、「時間を認識する」という意味。逆にマイクロフォーサーズでは認識出来ない程一瞬)

これは恐らくですが、フルサイズの場合動かすレンズの玉が大きく重い事が理由じゃないかと思います。

ですがこれも比較しているからであって、実用上は困ることは無い程度に十分速いです(これが困るほどであればフルサイズ使ってる方々は皆さん困っていることになりますが、実際そんな事はないので)。

 

一方動きものに対するコンティニュアスAFについてはそれほど多くは試していませんが、公園のブランコで遊ぶ子供を間近で撮るという厳しい条件で試しましたが(しかもこの遅いレンズで)、α7IIは3枚中2枚ほど合焦したので、まずまず実用的な性能ではないかと思われます。惜しむらくは像面位相差の範囲が狭いため、全面像面位相差のE-M1 Mark IIと比べるとたまにエリアから外れて追えなくなり、あれっ?と思う事がありますが、ここはα7IIIでは改善していますね。

SONY ILCE-7M2, FE50mm F1.8 (50mm, f/1.8, 1/3200 sec, ISO100)
高速で往復する(笑)ブランコを至近距離という厳しい条件でも何とか追従してくれた。

 

暗所AF

これは予め分かっていた通り、あまり期待してはダメですね^^;

E-M1 Mark IIや、α7III始め他の多くの機種で達成している-3EV程度に対して、α7IIの-1EVというのは如実に差を感じます。ちょっと薄暗い室内や夜のストリートではしばしば迷います。

もっとも、普通の家庭用の蛍光灯やLED照明程度の明るさの室内なら問題ありません。例えばわざと照明を落とし気味にしている飲み屋などで差を感じると思います。

 

手ブレ補正

あまり良くない写真なのですが、比較用の写真を載せます。田舎に帰省した際に玄関先で手持ちで適当に撮った星空です。

1枚目はα7IIにFE50mm F1.8で撮ったもの。2枚目はでE-M1 Mark IIにLEICA DG12-60mmを付け、50mm域で撮ったもの(適当に撮ったので無限遠になっておらずややピンボケです・・・)です。(E-M1 Mark IIでは換算100mmの望遠になりますが、手振れ補正の比較なのであえて実焦点距離を合わせました。)

SONY ILCE-7M2, FE50mm F1.8 (50mm, f/1.8, 1/1.3 sec, ISO6400)

OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (50mm, f/3.9, 2 sec, ISO3200)

E-M1 Mark IIの手振れ補正はバケモノなので、シャッタースピード2秒でも止まってます。上手くいけば4秒とかでも手ブレなく撮れますし、何ならわざと手を震わせても割とちゃんと撮れます。

一方α7IIは、0.8秒ですが普通にブレてます。手振れ補正をオフにして試しても違いが良く分かりません。だけど、もしかしたら無いよりはマシなのかも知れません・・・と言うレベルです(笑)

と言う事で、優秀過ぎるE-M1 Mark IIの手振れ補正と比べるとあまり比較にならないのですが、では使えないのかと言われると、無いよりは精神衛生上良いのかも、という評価ですw

これも、センサーが大きいとどうしても慣性力が働くので技術的には難しいのかも知れませんが、α7IIIでは改善しているとも聞きます。

 

画質と作例

ダイナミックレンジ、解像度

これは見てわかるほどの違いはないので省略します。どちらも非常に良く写ります。解像度は画素数が大体同じなのでこれも大きな差はないでしょう。(適当www)

比較という意味では、E-M1 Mark IIは鮮やかな記憶色が映える系、α7IIはあっさりすっきり系です。まあこれは現像の段階でどうにでもなりますけどね。

一応何枚か作例を。

作例
浜名湖 初日の出

流石、色のグラデーションと水面の質感が非常に綺麗。

浜名湖 初日の出

こちらはE-M1 Mark II。こちらも負けてません。

SONY ILCE-7M2, FE50mm F1.8 (50mm, f/2.8, 1/125 sec, ISO100)
柔らかい毛の質感がリアルに伝わってきます。

SONY ILCE-7M2, FE50mm F1.8 (50mm, f/1.8, 1/160 sec, ISO100)
朝の路地のひんやりした空気感が気持ちいい。アスファルトの質感も素敵。

お次にマイクロフォーサーズとのボケの違い。

SONY ILCE-7M2, FE50mm F1.8 (50mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO100)

E-M1 Mark II+LEICA DG 25mm F1.4OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4 ASPH. (25mm, f/1.8, 1/100 sec, ISO200)

2枚目のE-M1 Mark II+LEICA DG 25mm F1.4では後ろのカンガルーとエノタン(誰も知らないかw)にも結構被写界深度が及んでおり、テレビのスーパーのカタカナも読めますが、1枚目のα7II+FE 50mm F1.8ではリラックマだけが浮き上がり、テレビのスーパーの文字も読めません。

 

高感度耐性

今回のレビューで一番意外だったのがこの項目です。

先程と同じ星空で、一枚目がα7IIでISO6400、二枚目がE-M1 Mark IIでISO3200。

SONY ILCE-7M2, FE50mm F1.8 (50mm, f/1.8, 1/1.3 sec, ISO6400)

OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (50mm, f/3.9, 2 sec, ISO3200)

 

αのノイズ、若干多いです。E-M1 Mark IIより一段高感度とは言え、正直それでもまだα7IIが優位に立つのでは、と期待していましたが、これだとおそらくE-M1 Mark IIとあまり変わらないかも・・・

厳密な比較をするつもりで撮ってないので同じISOで撮らなかったのが悔やまれますが(かと言ってズボラなので撮り直すこともしていないw)、どうしてこうなったのか、良く分かりません。DxOMarkのセンサースコアでは高感度だけは圧倒的にα7IIの方が勝っていたのですが。

SONY ILCE-7M2, NIKKOR-Q Auto 135mm F2.8 (0mm, f/0, 1/1000 sec, ISO100)

上の写真は日の入りのシャドー部を持ち上げたものですが、こちらも思ったよりノイズが乗っています。

この辺りはちゃんと条件や設定を煮詰めて後日改めて検証してみたいと思います。

 

価格

何しろ今回フルサイズ機であるα7IIを「サブ機として」導入するという蛮行に及んだ最大の理由は価格なので、これを忘れる訳には行きません(笑)

発売時期 発売時価格* 最新最安値(2020年1月現在)
α7II 2014年12月 184,559円 11万円前後
E-M1 Mark II 2016年12月 211,886円 14万円前後
(参考)α7III 2018年3月 223,295円 20万円前後

(*価格.comの初値)

筆者の場合、α7IIの購入価格は10万5千円程度で、さらにSONYのキャンペーンで2万円のキャッシュバックを受けられたので、実質8万5千円程度で新品のフルサイズ機を手に入れる事が出来ました。

この状況なら誰だって蛮行に及んでしまう訳ですよ(ΦωΦ)フフフ…

 

まとめ

さて、全体的にα7IIの良くない点ばかり指摘する感じになってしまいましたが、一番上で書いた通り細かく比較なんかせずα7IIだけ使ってればそんなに気にならないと思います。αは、やはりクールなデザインというのが魅力の一つなので、何だか許せてしまうところがあります。

むしろ改めて思ったのは、オリンパスのカメラは実は目立たないところで非常によく考えられてるんだな~、という事ですね。E-M1Xなんてかなり図体がデカくて一体どうなんだろう・・・なんて思ってしまってますが、プロの方が使うときっと色々と目から鱗の操作性・機能性があるのかも知れません。

それよりも何よりもα7IIについて現状特筆すべきは、その圧倒的なコスパですよ!8万円ちょっとでフルサイズミラーレスボディ(しかも現行機)が手に入るという状況はちょっと信じられません。

α7IIはE-M1 Mark IIの様に全方位に隙のないオールマイティプレイヤーとは言えないかも知れませんが、それでも少し前の時代を振り返れば十分優秀なカメラですし、少なくともプロカメラマンが決定的瞬間を捉えるという用途でなければ全く問題ないでしょう。

前の記事で申し上げた通り、光学的な理由からフルサイズ機でしか得られない情景、空気感というものがどうも確実に存在すると言えそうです。フルサイズ機に明るい単焦点レンズを1本付けているだけで、普段歩く風景が特別な一枚の画に変わり得ます。

ということで、前も書きましたが、旅行などで1台だけ持っていくなら何でもこなせるE-M1 Mark II、ということになるような気はしていますが、実は近所に気軽にお写ん歩という場面ではα7IIの方が出番が多くなるかも、などと思っています。

何にしても、フルサイズ機の魅力を手軽に手に出来る時代になったことを嬉しく思います^^

 

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“E-M1 Mark IIのサブ機としてα7IIを導入(2)レビューと両機の比較(とちょっとだけ作例)” への2件のコメント

  1. おお、これは面白い比較記事です♪
    フルフレーム機としては軽量コンパクトなSONY a7IIと、マイクロフォーサーズの『全部入り』のOLYMPUS E-M1MarkII・・・
    標準レンズをつけたときの重量は、a7IIIのほうが軽いんだ。^^
    FE 50mm F1.8って、軽いですもんねえ♪
    私はネイチャーフォト適性が無いので、マイクロフォーサーズの利点が活かせず、おさらばしてしまいました。
    メインのa7IIIとレンズが使い回せるという点だけで、サブとしてa6500、スーパーサブとしてa5000 Full Splectrum改に入れ替えてしまいましたよ。
    確かにa7IIの高感度特性はフルフレーム機としては凡庸でしたね。
    a7IVがまもなく登場しそうなので、そうなったら値ごろ感の良くなるa7IIIに入れ替えてもいいと思います。
    a7IIからa7IIIに入れ替えたとき、その差はかなり大きいと思いました。^^

    1. 黒顔羊さん、こんにちは。
      ありがとうございます^^
      手に持った感触が意外にも殆ど変わらず、思いがけず好敵手なんじゃないかと思いました。
      なるほど、確かにM4/3は望遠とマクロに強いのでネイチャー向きですよね。
      あとは旅向きでしょうか。
      でもαに単焦点だけ二、三本持って行く旅も味わいがあるかも知れないと思いました。
      高感度はやはりそう思われましたか。
      本当はα7iiiが良いのですが、流石にE-M1 iiとの併用という贅沢は財布が許しませんでした^^;
      でもα7ivが出ればまた2年後くらいにはチャンスが来るかもです♪

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