前回まで2記事に渡り、GWの2泊3日での上小川キャンプ場でのファミリーキャンプ模様についてレポート致しました。
最終編の本記事では、一昨年秋の台風19号で壊滅状態になってからようやくリニューアル営業再開にこぎつけた新生・上小川キャンプ場の概要についてご紹介したいと思います。
※なお本記事の内容は執筆時点のものです。最新情報は公式サイトまたはキャンプ場に直接ご確認下さい。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/2.8, 1/2500 sec, ISO100)
台風19号から苦難の復活！今年4月にリニューアルオープンした上小川キャンプ場
上小川キャンプ場を訪れるのは今回が2回めでした。前回は2019年9月のこと。
このキャンプ場、素朴な自然と管理人さんの人柄が本当に素晴らしいキャンプ場で、上記記事の中でも「控えめに言っても最高かよ」と記していた通りリピート必至と考えていました。
事態が急変したのはこの直後です。一昨年10月に日本列島の各地に壊滅的な被害をもたらした「台風19号」の事は記憶に新しいと思います。それにより、この上小川キャンプ場もとても営業続行できない程の甚大な被害を被りました。
当上小川キャンプ場は昭和40年開設以来54年間多くの皆様に親しんで頂きました。
しかしながら今回の台風19号の洪水被害により道路も寸断され高床式バンガロー2棟残し、他は殆ど流出してしまうという壊滅的状況になってしまいました。皆様からの沢山の励ましのコメントやご連絡に感謝致します。 pic.twitter.com/iz8wlj6Kra— 上小川キャンプ場【公式】 (@kamiogawa_c) October 15, 2019
ただただ非常にショックでした。
それから1年半あまりの長い長い復旧作業の末、今年4月にようやくリニューアルオープンを果たされたという訳です。
上小川キャンプ場は4月3日(土)より、正式オープンすることができました。ご支援本当にありがとうございました🙇♀️
再開に伴い、沢山のお客様がご来場下さり感謝の気持ちで一杯です🙏
竹内商店にてホワイトプリンもお買い上げ頂きましてありがとうございました💕今後ともどうぞよろしくお願い致します。 pic.twitter.com/8ahI0ophcK— 上小川キャンプ場【公式】 (@kamiogawa_c) April 15, 2021
復活されて本当に良かったです。その状況でコロナが重なったのはこのキャンプ上に限らず無念としか言いようがないと想いますが・・・
いずれにしても、本記事ではリニューアルして設備が更改された後の上小川キャンプ場について改めてご紹介したいと思います。
アクセス・ロケーション
上小川キャンプ場は茨城県北部に位置します。
首都圏からだと、常磐自動車道の那珂ICを下りてから35km、時間にして約40~50分ほどになります。常磐道方面のキャンプ場は概ね渋滞に遭う確率が低くアクセスがよいですが、上小川キャンプ場は那珂ICを下りてからの下道の時間が若干長いのでご注意下さい。
那珂ICからキャンプ場までの道自体はずっと国道なので走りやすいです。ただし最後の最後、国道から逸れてキャンプ場へ入るまでの数百mはかなり道幅が狭く、かつ鋭角の曲がり角もあるので大きな車は運転にご注意下さい。キャンプ場の直前はこんな道です。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/8, 1/160 sec, ISO100)
暫く行くと右手に久慈川の流れが見えてきます。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/8, 1/125 sec, ISO100)
川が見えてすぐ、急に視界が開けてキャンプ場の看板が現れます。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/2.8, 1/3200 sec, ISO100)
キャンプサイトと設備 – 現在はバンガロー営業中止、テントサイトのみ
まず最初に設備の概要をまとめておきます。
| 設備 | 数など | 備考 |
| オートテントサイト | 約150張分 | 芝・土 |
| バンガロー
2021年5月14日現在コロナのため休止 |
4.5畳×1棟（4人用）
6畳×1棟（5人用） |
|
| 水場 | 3箇所 | 水のみ |
| トイレ | 2箇所
（各男子小用2、男子個室3、女子個室3） |
水洗、洋式。ウォシュレット無し
（男子用で確認） |
| 売店 | ジュース（自販機有）、酒、雑貨
ロックアイス、ホワイトガソリン 薪､木炭､着火材等 |
現金払いのみ |
上記の一昨年の時の記事ではバンガローをご紹介しましたが、現在はテントサイトのみです。入り口の看板を過ぎると広く整地されたテントサイトがすぐに広がっています。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/8, 1/400 sec, ISO100)
場内にはおよそ150張分のテントが張れるようです。ただし予約時に区画は指定する形ではなく、場所は当日選ぶようになっています。
ちなみに下の2枚の写真は一昨年、壊滅状態になる前の同じ場所の景色。緑の木々が豊かなキャンプ場だったのですが、変わり果ててしまいました・・・これからゆっくり時間を掛けて景観を取り戻していくのでしょう。
OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (12mm, f/5.6, 1/1600 sec, ISO200)
2年前の模様
OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (25mm, f/3.5, 1/250 sec, ISO200)
2年前の模様
さて、現在の様子に戻ります。
入り口を入って進むとすぐ左手に1つ目の水場とトイレがあります。新しく建てられたもので非常に綺麗です。男子用を見た限りトイレは水洗洋式ですが、ウォシュレットはありません。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/8, 1/320 sec, ISO100)
もう少し進むと左手に受付兼管理棟があります。売店も兼ねていて、飲料（自販機有）ジュース、酒、雑貨、ロックアイス、ホワイトガソリン、薪､木炭､着火材等が入手できます。なお支払いは現金払いのみとなっています。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/8, 1/160 sec, ISO100)
さらに奥にも、右手と左手に水場とトイレがあります。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/8, 1/320 sec, ISO100)
そして最後、線路の下をくぐって左に曲がったサイトにも水場が一箇所あります。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/5, 1/500 sec, ISO100)
このように、設備は広さに対して割と充実している印象ですね。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/8, 1/125 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (50mm, f/2.8, 1/2000 sec, ISO100)
場内の風景
その他、今回泊まったテントサイトを中心に場内の模様を写真で少しご紹介します。
芝生の地面が中心で、素朴な自然に癒やされる開放感のある場内になっています。単線・2両編成の可愛らしい水郡線のディーゼル列車が1時間に1,2本通り、旅愁が漂います。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (61mm, f/2.8, 1/8000 sec, ISO800)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/8, 1/400 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/2.8, 1/800 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/2.8, 30 sec, ISO800)
釣りも楽しめる
また、キャンプ場のすぐ傍を流れる久慈川では多くの人が釣りを楽しんでいます。
釣れるかどうかは別にして（うちらは2泊3日で1匹しか釣れなかった・・・）、釣り竿などのレンタルもあるのでアクティビティの一つとして検討してみてはいかがでしょう。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/5.6, 1/100 sec, ISO100)
名物ホワイトプリン
ところで上小川キャンプ場には名物があります。それは自家製の「ホワイトプリン」。
2014年にはいばらき県北ご当地スイーツ総選挙で第3位に輝いたほどの逸品で、杏仁豆腐のような非常に柔らかい口溶けが魅力です。管理等でゲットできますので、午後のおやつにお試し下さい♪
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (45mm, f/5.6, 1/640 sec, ISO100)
料金
料金については少々変則的なので公式サイトにて詳細・最新情報をご確認下さい。
レンタル
レンタルはBBQなど用の調理器具を貸し出しています。
- 鉄 板 ：(大）500円 （小) 300円
- グリル（鉄板アミ除く）：300円～800円
- 鍋：200円 ～500円
- 飯盒：300円
- フライパン：300円
- ザル､ボｰル：各50円
- 釣り竿：1本 500円(仕掛け､工サ別売）
- 包 丁､まな板､フライ返し､お玉､菜ばし、トング：無料
予約・キャンセル・チェックイン／チェックアウト
予約は本記事公開時点では電話受付のみとなっています。
テントサイトは定数に達するまで予約受付を行っていますが、区画の指定は出来ません（区画そのものがない）。そのため早く到着した順に好きなところに陣取る形になります。
キャンセル料金の設定はありませんが、当然ですが万が一キャンセルする場合は最低限事前連絡を行いましょう。
テントサイトのチェックイン／チェックアウト時刻は以下の通りです。
- チェックイン：9時～17時
- チェックア ウト：11時
携帯電話状況
ドコモおよびドコモ系MVNO、au系についてはほぼ問題なく使用できました。
ソフトバンク系はあまり使えませんでした（場内にいる間ほぼずっとLINEが使えなかった）のでご注意下さい。
まとめ：上小川キャンプ場は素朴な自然と開放感を生かしてかつての魅力を取り戻し中
一昨年の緑豊かな様子を知っている身からするとまだまだ台風の爪痕が痛々しく残っているなぁ、と感じますが、それでも久慈川沿いの素朴な自然とアットホーム感、芝生の開放感の魅力を十分に満喫することが出来ました。
下記のキャンプレポではそうした魅力をさらに感じて頂けると思うので、ぜひご笑覧下さい。
関連公式サイト
上小川キャンプ場公式HP
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/6.3, 1/60 sec, ISO250)
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