週末、ちょっと用事があってVWディーラーにお邪魔する機会があったので、個人的に得体の知れない存在であったT-RocとT-Crossに試乗させて頂きました。
得体が知れない存在だったのは何故かと言うと、
- なんだか同じような名前だなあ
- なんだか同じような形だなあ
- そもそもコンパクトSUVっていう車が多すぎてよく分からない
と言った感じのズボラな理由なのですが、続けざまに乗ってみたら何となく得体が知れてきましたよ!見えてきたのは、この両者の想像以上のキャラの違いと、兄弟ブランドであるアウディQ2やQ3などとの意外な関係性。
こやつら中々やりまっせ。グーテンターク!
T-RocとT-Cross – 名前は似てるけど全然違うパワーソースに迷う
で、最初は1台しか試乗しないつもりだったので、どっちに試乗しようか悩んでたんです。実はこの2台、名前や格好や似てますが、パワーソースは結構エッジの効いた棲み分けをしてるんです。
- T-Roc:2リッターTDI(直4ディーゼルターボ:150psバージョン)
- T-Cross:1リッターTSI(直3ガソリンターボ)
本国にはT-Crossにも1.4TSIや1.6TDIがあるのですが、それを入れちゃうとT-Rocと価格帯が被って来ちゃうのであえて極端なセレクトをしてるのかも知れません。
いずれにしても、2リッターTDIの150ps版を載せたT-RocならティグアンやゴルフTDI、そして我が家のパサートオールトラック(パサートは190ps版)と同じEA288パワーユニットでの違いを楽しめる!というのが魅力(ティグアンとゴルフで結構印象が違ったんですよね)。
一方1リッター3気筒TSIはそもそも乗ったことが無いのでこれも気になる!プジョーの1.2リッター3気筒PureTechには何度か乗った事があったのでそれとの比較も気になるし・・・
と迷ってたら、ツイともさんが「両方乗っちゃいましょう!」と背中を押して下さったので両方乗る事に(笑) おかげさまで結果的に両者の似て非なるキャラクターがよく分かって実に面白いインプレッションになりました^^
まずはT-Crossに試乗
とにかく軽快で俊敏なドライブフィール
「うむ!軽い!」
何と言ってもこれが第一印象ですね。
発進時のクッと前に出る感じ、回頭時のヒラリとした鼻先、これぞ軽量ガソリン車という感じです。それに何せポロベースの1270kgですからね。
次に以外にもしっとり重めのパワステに、最初だけ戸惑い、やがてニンマリ。重さだけで言えばパサートやアルテオンより重めの味付け。こう言うところ、コンパクトだからってスカスカにしてないのはいいセンスしてる。パサートなどより重めのセッティングになっている理由は分かりませんが、扱いづらい訳では無く、むしろ安心感の方が大きいです。
その後側道から幹線道路への合流などで踏み込みます。車体が軽いので荷重移動も素早く、思った通りの爽快な加速を見せてくれます。最大トルクが2000rpmからなので最初だけ一瞬ターボラグを感じますが、それこそ車体が軽いので一瞬でラグの無い世界へ誘ってくれるのでご安心を。
それにしてもね、1リッター3気筒ですよ。バイクかと。軽自動車かと。
これね~、プジョーの1.2リッター3気筒のピュアテックでも感じましたけど、絶対的な運動性能だけ考えたらもうシリンダーの数なんてどうでもいい世界だなって思います。振動や音だって、普通に走ってる分には全然4気筒との差なんて感じないですよ(回さなければ:後述)。
ちなみにVWの方は最大トルク200Nm、プジョーの方は排気量+0.2Lの恩恵で230Nmですが、これがT-Crossと308の車重の差で相殺されて、結果同じようなパンチ力を感じますね。1.2Lの308に乗ったのは数年前なので大雑把な印象ですが。
なので、峠なんか行ったらそこそこ楽しいと思いますよ~。軽いボディの素早い荷重移動を感じながらパドルシフトを使ってヒラリヒラリとコーナーを駆け抜けていく。
なお、懐かしの機械式サイドブレーキでしたが、車が元気過ぎてDポジションのままだと、結構強くサイドブレーキを引かないと前に進んでしまうほどでした。
感性への訴求とフラット感はやはりそれなり
という事で絶対的な動力性能については1リッター3気筒によるネガはあまり心配しなくても良いと思いますが、走りの質感と言う意味ではやはりそれなり、という印象です。
まず、エンジンを回した時の頭打ち感は否めません。出足の軽快さのために低速域のパンチを重視したが故でしょうか、高回転域でのパワーの伸びは期待できません。
そして、エンジンサウンドは正直なところ、完全に実用エンジン、という感じです。4000回転を超えたあたりから雑味が増してきて、もっと回したいな、という気分を盛り上げてくることはあまりありません。
まあ、1リッター3気筒にそれを求めるのは酷ですね。
もう一点、乗り心地は若干ピョコピョコしますね。これは普段乗っているのがパサートオールトラックだからというのもあるかも知れませんが、この後乗ったT-Rocと比較しても感じます。高速道路は乗っていないので分かりませんが、少なくとも一般道でのフラット感は(VWにしては)それなりと言った感じです。
ちなみに試乗グレードのTDI 1st Plusは18インチの、この車格にしてはやや背伸びしたホイールを履いています。下位グレードの16インチホイールだと乗り心地はマイルドになるかも知れません。てか、パサートオールトラックの上位グレードの18インチでも大きいと思ってたのに、ポロベースのT-Crossに18インチって・・・これが時代なのか・・・。
で、この辺りの走りの質感の部分がT-Rocとの明確なキャラクターの差になっているので、後ほど再び触れたいと思います(逆に言うとT-Rocすごい)。
Apple iPhone XS, (6mm, f/2.4, 1/2398 sec, ISO16)
居住性はさすがフォルクスワーゲン
この車、全長は4115mmしかありません。なんと、カローラのハッチバック(4375mm)より短いんですよ。なのに、後部座席の居住性や積載量は結構なものがあります。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/3289 sec, ISO25)
下の写真はドライバーズシートを身長178cmの筆者に合わせて後部座席に乗り込んだ時の膝前スペースです。窮屈感は全然ありません。これ、実はT-Rocとほぼ同じ膝前空間なんです。びっくり。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO250)
で、そんな事を考えながら後部座席をジロジロ見てたら、変なレバーが・・・
これってもしや・・・
このリアシートを・・・
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/105 sec, ISO100)
こんなに前にスライドする事が出来ました!!スライド量は140mmだそう。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/121 sec, ISO64)
これは驚きましたね。
正直このことに気づくまで、「外見の違うポロじゃん」って思い始めてたんですが、ここでSUV感をビシバシと押し出して来ましたよ。
つまりこの意外性の塊の様なギミックによって、荷室容量を拡大する事が出来るんですね。
これがノーマル状態の荷室。容量は385Lです。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/172 sec, ISO25)
これを・・・
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/122 sec, ISO32)
こうしてリアシートを前に押し出すことによって455Lまで荷室容量を拡大する事が出来るのです。T-Rocが445Lなので、下克上が起こるのです!!
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/122 sec, ISO25)
もっとも、上のリアシートを一番前までスライドした写真でお分かりいただける通り、この状態では大人が普通に座る事は出来ません。ただ、例えば独身や子供の居ない世帯で後部座席よりも荷室容量を優先したい場合や、チャイルドシートを使っている場合には非常に訴求力の高いギミックだと思います。
なお、スライドさせない状態の385Lでも、ゴルフの380Lより多いんです。
やるなあ。やはりスペースの魔術師、フォルクスワーゲンです。
T-Rocに試乗 – 本当にRockな車だった
俊敏さと豪快さを兼ね備えた欲張りなパワー感
「うむ!力強い!」
煉獄さん何度もすみませんね。鬼退治で忙しいところ。
さて、何というのでしょうか、軽快で俊敏なのはT-Crossと共通してるんですよ。何しろこの車、T-Crossと比べて全長は7.5cm長い4240mm、重量は160kg増の1430kgしかないんです。一方がポロベースでこちらがゴルフベース、しかもこちらはディーゼルエンジンなのにこの重量差に収めているというのは驚異的です。ちなみにこの1430kgと言うのはゴルフTDIと全く同じ!一体どうなってるんだ?
一番大きな違いは冒頭の通りパワーソースです。T-Crossの1リッターガソリンに対してこちらはティグアンTDIやゴルフTDIと共通の150ps版2リッターディーゼルというパワフル仕様。
このパワーユニットでT-Crossとさほど変わらない小型軽量ボディを振り回すんですから、力強くないハズがありません。踏み込むと、ちょっと怖いくらいグイっと背中をシートバックに押し付けられて豪快に加速します。
ティグアンTDIでは、とにかくディーゼル離れしたスムーズさと静粛性に驚きましたが、ティグアンよりも大幅に軽い車重により加速性能は圧倒的にT-Rocの方が力強い印象です。
小型軽量ボディを活かして俊敏で軽快なのに、分厚く豊かなTDIのトルクで贅沢な力強さまで手に入れた、そんな欲張りなパワー感を持っているように感じました。こりゃその名の通りRockな車だわ。
サウンドや乗り味もより重厚
TDIのディーゼルサウンドは車種によって割と印象が違い、パサートではまろやかな重低音が非常に気持ちいいのですが、T-Rocのサウンドもそれに似た方向性でチューニングされているように感じました。不思議なのですが、ベースとなっているゴルフのTDIよりもカラカラ系の角が抑えられた音質に感じられ、好印象でした。
もちろん、パサートやティグアンと比べると車格がコンパクトなためサウンドや振動はそれなりにあります。でも不快なものではなく、楽しいと思えるものでした。踏み込んだ時のブオォーーンというサウンドは迫力がありますが、トラックの様な音質は皆無で、スポーティと思えるものです。加速時にステアリングに伝わってくる振動も、エンジンの鼓動を感じられて気分を盛り上げてくれます。これらは高速巡航に入れば収まるので問題ありません。
高回転域の伸びについても、T-Crossの1リッターTSIよりも回して楽しいと思えました。それには上記のサウンドの質感も一役買っていると感じます。やはりディーゼル離れした回して楽しい性質は受け継がれています。
また、フロントに重いディーゼルエンジンが載っているためなのか、T-Crossと比べると車両の挙動もピョコピョコせず落ち着いていています。
あ、ちなみにホイールサイズですが、今回の試乗グレードは4つあるうちの下から2番目の「TDI Style Design Package」で、17インチを履いてます。T-Crossの試乗車が18インチだったので、ここは逆転現象が起きており、グレードによっては印象が変わるかも知れません。
ちなみにT-Rocの最上位グレードのR-Lineは19インチ・・・パサオ、負けました(笑)
ということで話しを戻すと、総じて走りの質感や楽しさという意味では、個人的にはT-Rocに軍配を上げたいと感じました。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/461 sec, ISO25)
先進(と思っていた)機能全部入りのT-Rocに時代を感じる
今回運転席に乗り込もうとしてすぐに営業さんにこう尋ねました。
「これってどういうグレードでしたっけ」
というのも、目の前には広大なマップを表示したデジタルメータークラスターが鎮座していたのです。これってパサートでは上位グレードにしか無かったんですよね。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/121 sec, ISO50)
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/121 sec, ISO64)
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/121 sec, ISO64)
今回の試乗車は上でも触れた通り、「TDI Style Design Package」という、カタログ上では4つあるうちの下から2番目のグレードですが、営業さんいわく「これが実質的なベースグレードです」とのこと。そして、このActive Info DisplayはT-Rocの全グレードに標準装備とのこと。
なんと・・・アルテオン登場前はフラッグシップだったパサートですら上級グレード専用だったデジタルメーターが、コンパクトSUVでデフォルト装備になる時代。個人的にデジタルメータークラスタは有っても無くても良いのですが、時代の変遷を感じます。
もちろんアダプティブクルーズコントロールやレーンキープアシスト、ブラインドスポットディテクションなどの今どきのADASも全グレード標準装備。
ただしバンパーにソナーセンサーを内蔵するパークディスタンスコントロールは上から2番目のTDI Sport以上のグレードにしか装備されません。
「ユーティリティが高いゴルフ」的な存在
と言っても前席に座っている限りはベースのゴルフとそんなに変わりません。
後部座席も、ゴルフやT-Crossとさほど変わりません。178cmの筆者に運転席を合わせても窮屈さが無いのはT-Crossと同様、美点です。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO160)
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO100)
やはりT-RocのSUVたる所以はラゲッジルームですね。
T-Crossの様に座席のスライドギミックはありませんが、5人乗車で445L。ベースのゴルフの380Lを大きく上回っています。つまり、上記の通りそれなりにダイナミックな走りが楽しめて、かつ荷物を沢山積みたい、という場合には、ゴルフに対する強力なライバルになるわけです。
もっとも、GTIとかRとかが欲しい人は脇目も振らずゴルフに行って頂ければよいかと思います。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/121 sec, ISO32)
VWお家芸の二段床。こんな風に床板を下げれば背の高い荷物を積みやすくなります。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/89 sec, ISO100)
床下にはテンパータイヤが。普段はここに細々したものをじゃんじゃん突っ込んどきましょうw
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/121 sec, ISO80)
(余談)T-RocのグレードはTDI Sport以上がおすすめ
なおちょっと余談ですが、装備、内装の質感や価格差を考えると、4つのグレードのうちの上から2つ目のTDI Sportがお買い得な気がします。
内装の質感的には、まず色んな所で「ハードプラ」と揶揄されるダッシュボードについて、Styleまでだとマット素材ですが、
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/86 sec, ISO100)
TDI Sportだとツルッとした少し高級感のある素材になります。その上の天板などはやや安っぽいハードプラのままですが、雰囲気は結構変わります。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO160)
シートも、違います。こちらがStyle系。まあ悪くはないんですけど。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO160)
一方Sportだとレザーとファブリックのコンビになり、お洒落な赤ステッチが上質感を高めます。またSport以上だとドアの内側にアンビエントライトも付きます。
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO250)
装備面では、上でも触れましたが、TDI Sport以上から前後のソナーセンサーが付きます。これ、結構外せないと思うんですよね。
これでTDI Style Design PackageとTDI Sportの価格差が14万円。ソナーセンサー単体だけでも10万円くらいしますし、加えてお洒落なレザーコンビシートやツルッとした内装、ホイールも18インチになる訳なので、個人的にはTDI Sportがお買い得かな〜と思います。
結局T-Cross、T-Rocってどんな位置づけなんだろう?
さて、実はよく見てみると、特にT-Rocは中々面白いポジショニングになっているんです。その話をするために、今更ながらT-CrossとT-Rocのスペックをサラッとおサラいしておきましょう。兄弟ブランドのアウディ様も巻き込む事でちょっとした発見が・・・。
とりあえずQ2/Q3も交えてスペック比較
(ベースグレードの数値) | T-Cross | アウディQ2 | T-Roc | アウディQ3 |
価格
(万円) |
303〜 | 312〜 | 384〜 | 483〜 |
全長mm | 4,115 | 4,200 | 4,240 | 4,490 |
全幅mm | 1,760 | 1,795 | 1,825 | 1,840 |
全高mm | 1,580 | 1,500 | 1,590 | 1,610 |
重量kg | 1,270 | 1,310 | 1,430 | TSI:1,530
TDI:1,700 |
荷室容量L | 385〜455 | 405 | 445 | 530 |
パワーソース | 1L 3気筒TSI | 1L 3気筒TFSI
1.4L 4気筒TFSI 2L 4気筒TDI |
2L 4気筒TDI | 1.4L 4気筒TⒻSI
2L 4気筒TDI |
最大出力
ps/rpm |
116/5000 | 1TFSI:116/5000
1.4TFSI:150/5000 2TDI:150/3500 |
150/3500 | TSI:150/5000
TDI:150/3500 |
最大トルク
Nm/rpm |
200/2000 | 1TFSI:200/2000
1.4TFSI:250/1500 2TDI:340/1750 |
340/1750 | TSI:250/1500
TDI:340/1750 |
変速機 | 7速DSG | 7速Sトロニック | ||
サスペンション | 前:ストラット
後:トレーリングアーム |
前:ストラット
後:ウィッシュボーン |
T-Rocの絶妙な間隙の縫い方よ
まず告白します。
筆者、T-RocってアウディのQ3じゃなくてQ2のVW版だと思ってました。だって、見た目もサイズ感もQ2の方がT-Rocと似てるんだもん。下の写真見てくださいよ。黄色いのがQ2、白がT-Rocですが、Cピラーの形状とかフロントグリル下の両端のホームベースみたいな形状とか、どう見たって同じ車に見えます(見えません)。T-Rocの全長だってQ3よりQ2の方が全然近いですしね。
でも価格帯の関係や、パワートレインなんかを見るとT-Rocは明らかにQ3に近いことが伺われます。まあ、Q3がA3、T-Rocがゴルフという同じCセグメントカーをベースにしていることを考えれば当然T-RocとQ3が対になると考えるのが自然なわけですけどね。
しかし、やはりT-Rocの位置づけは(Q3じゃなくてQ2と対なんじゃないの?と勘違いされるのも仕方ない程に)実に巧妙なんです。
というのも、T-CrossとQ2はサイズ感からベース価格まで非常に似通っており、明らかにQ2とT-Crossがペアである事が分かるのに対し、T-RocはQ3に対して大きく差別化されています。まずベース価格には100万円の開きがありますし、サイズもQ2の方がずっと近く、重量に至ってはなんと同じTDI搭載のQ3よりも300kg近く軽くなっています。
それでいてパワートレインはQ3と同じ。つまり、
「ゴルフよりも荷物が積めてQ3よりもめっちゃ元気に走るCセグSUVを結構お安く、どうでっか?ダンケシェーン?」
という提案をしてきていると感じます。こう言われちゃったら、
「うむ!買おう!」
という人も結構いるかも知れませんね。すみませんね煉獄さんこれで最後ですから・・・
う〜ん、あざといな!ワーゲンさん。
さいごに – 人気のコンパクトSUVはやはり商品力が高かった
今までは食わず嫌いで、ワーゲンさん似たような車を何台も・・・と思ってましたが、2台立て続けに乗ってみるとそれぞれのキャラが浮き出てきて、色々発見があるものですね。
一言で「コンパクトSUV」と言っても、こうして見ると色々なマーケットの隙間を縫って商品開発してるんだなあというのがよく分かります。まさに今の激戦区ですから、苦労が忍ばれますね・・・
正直なところ今までコンパクトSUVって何だか中途半端な印象があってあまり関心が無かったのですが、走りも楽しくてしかもユーティリティも優秀で、という車種がこうして沢山出てくると、意外と次の車ではちゃっかりコンパクトSUVに乗ってたりするかも?
なんて事を思いながら愛車のパサートオールトラックに乗り込んでディーラーから出てみると
「いや〜ごめんごめん、やっぱこれよ、これ。最高だよパサオくん」
ってなるのは試乗のお約束ですね(笑)長い期間をかけて悩みに悩み抜いて決断した愛車との相性は、そう簡単には打ち砕かれません^^
あ、そうそう、今回ディーラーにお邪魔したのは、誕生月でこいつが特別価格で買えるというので頂いて来たんです。オイル交換の時に入れると汚泥が綺麗サッパリ、燃費とパフォーマンスが回復するんだって。一年点検の時に忘れずに持っていかないと♪
Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO250)
以上、お付き合いありがとうございました。
この記事がどこかの誰かの参考になれば幸いです^^
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ゴルフTDIはT-Rocと同じ150ps版のTDIですが少しフィーリングが違いました。
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