愛車ブランドへの愛着はどこから来る? – 自分のアイデンティティを語ってくれる車を選ぶということ

輸入車 ブランド グッズ ノベルティ 愛着 VW プジョーSONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/2.8, 1/80 sec, ISO800)

昨年プジョー308SWからVWパサートオールトラックへと乗り継いだ10maxです。

ディーラーで貰えたり購入できたりするグッズ達は愛車のブランドに対する愛着を一層高めてくれます。例えば、単に「PEUGEOT」や「VW」のロゴが入っただけのマグカップでも、所有しているととても嬉しいものです。しかし一方で、例えば「トヨタ」や「日産」のロゴが入ったグッズだと、少し違う感覚を覚えるというか、それほど需要が無いような気がするのです。むしろ日本の国内で日本メーカーのロゴグッズを使っていると「社員かな?関係者かな?」なんて言う風にも取られかねません(笑)

それって何故なんでしょう?

下のツイートでツイ友さんとそんな会話をしつつ少し考えているうちに、実はそれは「輸入車だから」とか「国産車だから」という単純な話ではなく、自分の「アイデンティティ」というものが関係しているような気がしてきたのです。そして、国産車にも輸入車以上に強烈な「アイデンティティ」をもたらしてくれるケースがある事にも思い当たりました。

なお念の為ですが、筆者は「輸入車ブランドはカッコよくて日本車はダサい」などと言った話をするつもりは1ミリもありません。現に筆者はかつてマツダRX-8に乗っていた事があり、今でも大切な思い出です。それにそんな単純な話ならわざわざ記事を起こす必要はありませんからね^^;

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車のウインドウにステッカーを貼るということ

ところで、車の窓に自分の好きなステッカーを貼っているのをよく見かけます。災害支援のリボン型のステッカーや、アウトドア好きならお気に入りのアウトドアブランドのロゴなんかのステッカーを貼ったりしてますよね。

筆者自身は車にステッカーは貼りませんが、貼っている人達の気持ちは何となく分かる気がします。

例えば災害支援などであれば「自分はこうした活動に共感している。それはとても素晴らしい活動なので、自分がそれに共感・協賛しているという事を他の人にも知ってほしいし、賛同してほしい!」であったりとか、「自分はSnowpeakが好きだ。Snowpeakはとてもクールなブランドだ。自分がSnowpeakを愛している事を他の人にも知って欲しいし、他のSnowpeakユーザーとも繋がりたい!」というような事だろうなと思います。

それって程度の差こそあれ多くの人が持っている感情なんじゃないですかね。実際にステッカーまで貼るかどうかは別にして、ですが。

で、この感情をもう少し手短に言うと、こういう事なんじゃないかと思うんです。

「自分ってこういう人なんだぜ!以後よろしく!!」って言う自己のアイデンティティアピール、というやつです。

ちなみに、SNSってほぼほぼそういう感情の集合体ですよね(笑)

車 ステッカー

Source: スノーピークオンラインストア

「自分が何者であるか」を語ってくれるブランド

さて、車のブランドの話でした。ここで2つの自動車ブランドを並べてみます。

  • フォルクスワーゲン
  • トヨタ

そして、それぞれ0.3秒で、思いつく印象を挙げてみるとします。恐らく多くの人にとって次のような結果になるでしょう。

  • フォルクスワーゲン=ドイツの自動車メーカー
  • トヨタ=日本の自動車メーカー

当たり前ですねw

ところがこれは、先ほどの車のステッカー的な話からするととても大きな違いなのです。何故なら、日本において「自分はドイツの車に乗っている」というのは十分に「自分のアイデンティティ(自分の特徴)」を語る材料になり得るのに対し、「自分はトヨタ車に乗っている」というのは、少なくとも日本ではアイデンティティにはなり辛いからです。

繰り返しますが、「ワーゲンイケてるぜ!」などという話では一切ありません。これはどちらが良い悪いという話ではなく、パッと明確なイメージを想起させるか否か、という話です。加えて、輸入車の場合にはインポーターのマーケティング戦略に基づき一部の洗練されたグレードしか輸入されないため、イメージはより先鋭化されます。一方で日本車は当然ながら軽自動車からミニバン、商用車まで全てのラインナップがその辺で日常的に走っているので、「一言でイメージを」なんて言われても困ってしまいます。

つまり「ワーゲン」と聞くと、多くの人は「お、ドイツの」と言う特定のイメージが輪郭を結びますが、「トヨタ」と聞いても、特定の明確なイメージを頭に思い浮かべる人は(日本人では)さほど多くはないでしょう。

従って「10maxはフォルクスワーゲンに乗っている」と主張することは即ち「10maxさんはドイツの車に乗ってるんだ」という一つのイメージを「10maxという人」に対して抱かせる効果がある一方で、「Aさんはトヨタに乗っている」という情報を与えられても、日本においては「へえ」としかならないのです。

逆に言えば、恐らくですが、ドイツに行けば逆の事が言えるでしょう。ドイツでVWのグッズを持って歩いていてもドイツ人が「あの人はドイツの車に乗ってるんだ」なんて思う訳もなく、むしろ「社員かよ」くらいに思われるに違いありません(笑)

では日本車だと全てにおいてアイデンティティを語れないのか?と言われると、それはそれで違うと思うんです。

輸入車 ブランド グッズ ノベルティ 愛着 VWSONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/2.8, 1/80 sec, ISO1250)

重要なのは「輸入車か国産車か」ではなく「アイデンティティがあるか否か」

ではここで、先程の2択にもう1つ選択肢を加えてみましょう。

  • フォルクスワーゲン
  • マツダ
  • トヨタ

で、同じ様にそれぞれ0.3秒ずつの間に思い浮かぶイメージを挙げてみると・・・

  • フォルクスワーゲン=ドイツの自動車メーカー
  • マツダ=ロータリーエンジンのやつ
  • トヨタ=日本の自動車メーカー

真ん中にちょっと異質なのが混ざってきました(笑)

まあ筆者自身が元RX-8乗りなので若干のバイアスは否定できませんが、でも少なくともある程度の車好きなら同じ様なイメージを思い浮かべるんじゃないでしょうか。

で、もっと言うと、筆者ならマツダのロゴが入ったグッズには愛着を感じるし、人にも見せたいです。

何が言いたいかと言うと、「輸入車か」「日本車か」という事が重要なのではなく、そのブランドに明確なイメージが有り、そのブランドイメージが共感を生んでいるかというのが大事だということです。

ロータリーエンジンの火が消えてしまってから久しいですが、ラインナップからミニバンを廃し、全車種に一貫してスポーティな鼓動デザインと人馬一体感を重視した乗り味を貫く思想は、未だに強いブランドアイデンティティを醸し出しています。ビジネスの面ではトヨタに及ばないかも知れませんが、ブランド戦略では一定の成果を収めていることは間違いありません。

マツダ RX-8 ブランド 愛着OLYMPUS E-620, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (38mm, f/13, 1/250 sec, ISO200)

日本車は、メーカーではなく車種に愛着を感じる

ではマツダ以外の、トヨタや日産などのオーナーは愛車のブランドに愛着を感じていないのでしょうか。そんな事は無いはずです。

先程筆者は「マツダのグッズには愛着を感じる」と言いましたが、もっと欲しい物があります。それは「ロータリーエンジンのおにぎりマークのグッズ」です。そしてこれは、トヨタや日産のオーナーでも同じことが言えるのではないでしょうか。

例えばランクル乗りの愛車への愛情とオーナー同士の連帯感は呆れる程のものがありますし、GT-R乗りならGT-Rロゴの入ったグッズを沢山持っているに違いありません(笑)

つまり「トヨタ」「日産」というククリにしてしまうと広い海のような曖昧なイメージになってしまいますが、その中の特定の車種となると途端にイメージが先鋭になり、「車種ブランド」というものが生まれます。そしてその車種ブランドが「ねえ聞いて聞いて!私ランクル大好きなの!」「俺はGT-R乗りだぜ!」という「自分という人のアイデンティティ」を形成してくれて、車種ブランドのグッズにも愛着を覚えるのではないでしょうか。

GT-R グッズ ブランド

Source: 日産オンラインショップ

さいごに:自分のアイデンティティを託せる車に乗ることの豊かさ

輸入車は、そのブランドを選んだ時点で「フランスやドイツといった異国の情緒」が自分のアイデンティティ形成に一役買ってくれます。

国産車でも、メーカーそのもののイメージは希薄でも「車種ブランド」を考えればランクルやGT-R、ロードスターなど、強烈なアイデンティティを与えてくれる車が多数あります。

いずれにしてもそのブランドや車種に愛着を覚えるかどうかにおいて重要なのは「自分が何故この車を選んだのか」を語れることではないでしょうか。それによって「この車を選んだ自分はこういう趣味嗜好の人間だ」というメッセージを愛車に語らせる事が出来るので、「俺の愛車は●●だ!何故ならこんなにクールな車だからだ!」という具合に人に対してその愛を語りたくなるのではないでしょうか。それってとても幸せなカーライフだと思うんです。

なので、決して輸入車、あるいはランクルやGT-Rの様な強烈な個性を持った車である必要はないと思うのです。「何となく営業さんに勧められたから」「何となく家族が良いって言ったから」などではなく、自分のカーライフをイメージし、それにはどんな車がフィットするのか、どんな車なら自分や家族のカーライフを楽しいものにしてくれるか、そしてその時運転している自分の顔は楽しそうか・・・そんな車選びをしたいものですね。

そうすると、筆者のように色々な愛車グッズが家の中に溢れていきますよ(笑)

最後になりますが、「なぜこの車を選ぶのか」という観点についてブログ仲間のまこまちさんが非常に興味深い考察をされていますので、こちらも御覧ください。

自動車選びのインスピレーションを大解剖する
2021年最初の記事は、「車選びはインスピレーションを大事にしよう」というメッセージ。今までも何度かインスピレーションについてお話していますが、今回は拘り抜いて、「なぜインスピレーションを大事にするのか」に焦点をあてて解説しています。本年も宜しくおねがいします。

また、なぜ筆者がそもそもパサートオールトラックを選んだのか、についてはこの辺りの記事をご参照下さい。

アウトドア・旅行好きの筆者が車選びで大事にした5つの観点 | パサートオールトラック オーナーズレビュー
こんにちは、10maxです。 気づけばパサオ君ことパサートオールトラックの納車から1か月弱が過ぎ、慣らし運転もようやく終わったので、これからポツポツとオーナーズレビューを記して行きたいと思う次第ですが、その前に。 アウトドア...
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