新型プジョー508試乗と508SW日本発表時期、そしてリフター日本導入について

先週から1週間ほど、シンガポール〜マレーシア縦断の出張に出かけており、久々に自宅でかき込んだ細君の味噌汁に涙目の筆者であります。

そんな出張明けというアグレッシブなタイミングで、プジョーの新型ファストバックサルーン、508の試乗に行って参りました。

「出張明け」というのがどのくらい「出張明け」かと申し上げると、出張の復路はクアラルンプールからの夜行便で、早朝6時半頃に成田に到着したのですが、その後自宅に到着したのが朝9時20分、そして9時40分には車で自宅を出て10時過ぎにはプジョー目黒に到着するという出張明け具合でした(笑)この日はちょうど会社の創立記念日の半日休暇の代休を取ってたんですよね。

さて、新型508のお話、本紙では久々に車関係の話題です。

 

なぜ新型508の試乗に?

筆者は現在2012年製のプジョーのステーションワゴン、T7型の308SWに乗っているのですが、もともと格上の508にはあまり関心がありませんでした。

ところが昨年新型508(ファストバック)が発表された際にまずその見た目にガツンとやられ、さらに昨年夏にステーションワゴンの508SWが発表され、さらに格好いいと感じました。

実は先代の508は、もっとノーブルというか落ち着いていると言うか、もう少し上の年代の人々が乗るような印象があったのですが、昨年発表された新型はもっと精悍で引き締まったスポーティさに溢れたデザインになって登場したんです。

それで急激に興味が湧いてきたという次第です。

 

スポーティになった外観

まずはフロントマスクです。

まず一旦先代の508をば↓

画像出典:カーセンサーHP

続いてこちらが新型↓

Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/125 sec, ISO25)

先代も十分に格好いいのですが、新型を見た後だと、かなりエスタブリッシュメント(ややコンサバティブな)なセダンの香りが漂います。

一方新型はかなりスポーティですよね。切り立ったグリル部の主張が強くなり、左右のライオンの牙を模したデイライトランニングライトと相まって、古き良きスポーツカーの雰囲気も感じます。

 

次にリアビュー。

まず先代↓

画像出典:カーセンサーHP

お次に新型です↓

Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/120 sec, ISO25)

先代は本当に落ち着いた佇まいです。ザ・セダン、という感じでしょうか。

比べて新型は、セダン本流から、ファストバック・クーペスタイルへと方向転換しています。最近BMWやAudi、メルセデスなども出してきているラグジュアリークーペのエリアですね。アグレッシブですが、奇をてらってないと言うか、コテコテじゃないスマートなアグレッシブさがとても良いです。

 

サッシュレスドアがとてもクーペしてる

さて、そのようにクーペ方面に舵を切ったことを、ドアを開けたその瞬間に明確に感じ取ることができます。

ほら、サッシュレスですよ、奥さん!

Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO100)

この感じ、スポーツクーペ感がちょちょ切れそうですね。

もちろんリアも!

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さらに見やすくなったi-Cockpitと囲まれ感のあるコックピット

3008SUVから始まったこの小径ステアリングホイールの上から見るスタイルのフルデジタルメーター類(機械式i-Cockpitは208から)、意外と見やすいなと思いました。

というのも、3008や5008はSUVなので着座位置が高く、見やすいのは当然といえば当然な気がしていたのですが、508は背の低いクーペスタイルで、着座位置も高くはありません。なのにメーター類の見え方に違和感は感じませんでした。

営業さんいわく、液晶画面の奥行きや位置などが改善され、i-Cockpitも地味に進化しているとのことです。

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そしてもう一つ乗り込んだ瞬間に感じたのが、とても囲まれ感があること。

下の写真では分かりづらいかも知れませんが、センターコンソールがかなり高い位置にあります。

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下の5008のセンターコンソールと比べると明らかですが、シフトレバーが、5008では膝の辺りにありますが、上の508だとピアノ鍵盤のように並ぶトグルスイッチとほぼ同じ高さまでせり上がってきています。

画像出典:プジョー・ジャポン公式HP

この囲まれ感で思い出したのは、以前パパ友さんのレクサスISを運転させてもらった時の感覚でした。ファミリーカーとは一線を画するラグジュアリーな雰囲気の中で運転に没頭できる感じ、と言えば良いのか。とにかくこの辺りからもスポーツクーペ的な雰囲気を醸し出そうというデザイン上の意図が感じられます。

 

2Lクリーンディーゼルターボとの相性は?

さて、試乗したのは2Lのクリーンディーゼルターボの508 GT BlueHDiです↓

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外で聞くとそれなりにディーゼルだと分かるのはBMWやフォルクスワーゲン、マツダなど他のクリーンディーゼルと変わりません。

それが中に入って窓を占めると、ほぼほぼ(音や振動だけでは)ディーゼルだと分からないのも最近のクリーンディーゼルと似た傾向ですが、その中でもかなり静かな部類に位置するのではないでしょうか。

実は3008やT9型308など従来のプジョーのクリーンディーゼルは、BMWのX5やマツダCX-8などと比べると少しカラカラ音が目立つな、という印象だったのですが、新型508は他社のライバルたちと比べても同等もしくはより静かかも知れないと感じました。まあ誤差の範囲かも知れませんが、さすがのディーゼルの老舗、巻き返して来たのでしょう。

そして、アクセルを踏み込むとそれなりに迫力のある音を聞かせてくれる(いい意味で)というのも他と同じ傾向ですね。いや、むしろ背中を押し付けられるパワフル感で言うと、5008やX5、CX-8より軽快なファストバックボディなので、爆発的と言ってもいい加速感でした。308ハッチバックもこのくらいだったかな?

 

では、諸手を挙げて気に入ったかと言うとですね・・・

正直なところ、エンジンフィールについてはそこまで楽しいとは思いませんでした。

どういう事かと言うと、この車にはガソリンエンジンの方が向いているのではないかという事です。

 

上で、ものすごい加速感だと書きましたが、逆に言うと楽しむ間もなくあっという間に頭打ちになってシフトアップしちゃうんです。

SUVだったらそれでもいいと思うんです。でも新型508のようなスポーツクーペ感満点の雰囲気の車では、やっぱり初速の力強さよりもパーシャル領域での粘り強い中間加速を楽しみたいと思うんです。

ちなみにこの感想を助手席の営業さんに言ってみると、彼も「運転の楽しさなら間違いなくガソリンですね」と完全同意でした。(ディーゼルの方が売上は大きいにも関わらずこうした忌憚ない意見を言ってくれるところがこの営業さんの素敵なところです(笑))

まあとはいえ、BMW3シリーズなどでもそれなりにディーゼルが売れているのも事実なので、この辺は好みなんでしょうけど。燃費の方はガソリンとディーゼルの価格差を埋めるには相当な距離乗らないと無理ですし、あの力強いフィーリングが( ・∀・)イイ!!というお客さんも多いんでしょうね。

という事で機会があればガソリンモデルにも乗ってみたいなと思っています。

 

意外と良いかも知れない「コンフォート」モード

さて、新型508には「ドライビングモード(スポーツ、コンフォート、エコ、ノーマル)」を変更できる機能が備わっています。508の目玉であるアクティブサスペンションの減衰力や、ステアリング、ATシフト、アクセルレスポンスなどが調整されます。

で、筆者は単細胞なので「『スポーツ』が楽しいに決まってるだろうこのすっとこどっこい!」と思い込んでほぼずっとスポーツモードで走ってたんですが、営業さんが「意外とコンフォートモードが良いんですよ。すーっと滑るような感じで」と教えてくれたので試してみました。

すると、確かにドカンと押し付けられるような加速ではなく、グーッと伸びていくような加速が味わえて、確かにこれはいいかも、なんて思いました。ただ、コンフォートモードでマニュアルシフトモードが両立出来れば(MTモードでないとパドルでシフトダウンしてもすぐに勝手にシフトアップされてしまう)いいなと思ったのですが、マニュアルシフトモードはコンフォートモードと同じくドライビングモードの中の一つのモードなので、そういう事は出来なさそうです(設定変更でそういう事ができるような裏技がなければ)。

 

十分軽快な鼻先

一方で、ステアリングを切った感覚はかなり軽快に感じました。

プロの方々の新型508レビューだと、重厚感のディーゼル、軽快さのガソリン、との評価が大勢ですが、筆者のようなど素人の感覚では十分にヒラリヒラリと曲がっていける感じがしました。

これはもしかすると小径ステアリングのi-Cockpitマジックかも知れませんね。

もう一つは、大方ドライビングモードをスポーツにしていたため、アダプティブダンパーがロールを抑え、さらにステアリングをクイックにしてくれていた効果かも知れません。

この点ではとても楽しい運転感覚であったと言えます。

 

ラゲッジスペースとテンパータイヤ

本命はSWなのでラゲッジスペースはあまり詳しくは見ていません。が、取り急ぎ二点だけ確認してきました。

1つ目はトランクスルーが出来ること。スキーやキャンプなどで長尺物を載せたいからです。本当は4:2:4可倒が理想的なのですが、まあ無いよりマシです。

Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO250)

二点目は、テンパータイヤ(スペアタイヤ)が積載されているかどうかなのですが、正直これは期待できないんじゃないかと思ってました。

筆者がプジョーを好きな理由の一つが、未だに多くの車種でテンパータイヤが装備されている点なんですよね。

というのも、以前お盆の時期の旅先でタイヤがバーストしてしまい、テンパータイヤが無かったらもうどうしようもない(お盆で近隣のディーラーやタイヤショップなども全て閉まっていたため)という事があり、308SWにテンパータイヤが積まれていることをその時初めて認識し、心底ありがたみを噛み締めたことがあったのですが、最近は殆どの車がパンク修理キットでお茶を濁しています。

ただ、さすがのプジョーでもこれだけスタイリッシュな方向に振ったファストバックにはもしかして積んで無いんじゃないかと思い、ドキドキしながらラゲッジの底面をめくり上げてみると・・・

 

 

あった!ありましたよ、旦那!!

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いや〜素晴らしい。さすが、車でのバケーションと実用性を重んじるフランス車の雄です。

 

508SWの日本発表時期

ということで、とにかく格好良くてしかもテンパータイヤまで載っけている(笑)新型508、素晴らしい車ですね。

ところで上でも書いたように新型508のうちでも筆者が興味があるのは508SWの方なんです↓

画像出典:response.jp

いや〜〜〜〜〜〜かっけ〜〜〜〜〜。

このシュッとした精悍で筋肉質なスタイル、惚れ惚れしますね。

 

で、この新型508SW、日本ではまだ未発表なのですが、営業さんが非公開情報として日本発表の日付を教えてくれました。

具体的な日にちをここで書くことは自粛しますが、関東が梅雨明けを迎える前には間違いなく、ということだけ・・・^^;

 

ただ、これだけ格好いい508SWなのですが。個人的には本命にするには課題も多いんです。

一つはラゲッジスペースの大きさ。今のT7型308SWのラゲッジは3列目シートを外した状態で573Lですが、新型508SW(ファストバックでなく)は530Lとサイズダウンになってしまいます。

もう一点はリアシートが6:4可倒である点。我が家は4人家族なので、4人が快適に座った上でスキーやキャンプ道具の長尺物を積みたいので本当はリアシート3座独立か4:2:4可倒が理想なんです。

なのでやはりパッケージングという観点では5008が理想的なんですよね。

5008はSUVの癖にFFのみというのがやや特殊なのですが、東京から趣味でスキーに行くレベルではスタッドレスとチェーンがあればさほど困りませんし、最近の各社の丸っこいSUVの中ではあのカクカクした独特のスタイリングは個人的にはかなり好きです。(←他人と被りたくない人w)

といいつつ508SWの見た目にほだされて何とか積載の解決方法を編み出しちゃったりしないとも限らないので、現行5008や、まだ見ぬ新型308SWなどの情報も待ちつつ悩みたいと思います。

 

リフターの日本導入の情報

さてそのような悩ましい状況が続く中、営業さんから、全く期待していなかった思いがけない情報を得ることが出来ました。

プジョー・リフターが日本導入される計画があるようなのです!

社内の営業会議で出た情報らしく、ほぼ確実でしょうとのことでした。

リフターというのは、ルノー・カングーと似たような商用車ベースのスライドドアMPVです。兄弟車としてシトロエンのベルランゴというのもあります。アウトドア感満点で508SWとはまた違った格好良さに溢れた車で、以前から個人的に日本導入を切望していたんです。

画像出典:response.jp

いやいやいや、これも惚れ惚れするような格好良さ!「実用性の塊」といった感じですね。

しかも3008や5008と同じEMP2プラットフォームらしいので、運転の楽しさも期待できそうです。

ただこのリフター、本国では3008と同格の標準ボディと5008相当のロングボディがあるのですが、日本にどのボディが導入されるのかはまだ決まっていないそうです。筆者的には俄然荷物をたくさん積めるロングボディに期待したいのですがマニアック過ぎる要望でしょうかね・・・

また価格帯ですが、商用車ベースということでお求めやすい価格を期待していたのですが、営業さんいわく、標準なら3008、ロングなら5008と大きくは変わらない価格帯になるのでは、という見解でした。

だとすると、3008や5008との棲み分けってどうなんでしょうね。スライドドアと積載力くらいしか差異化点がないような・・・

それにプジョーUKのHPなどで調べてみると、308ハッチバック辺りの価格帯に近いようにも見えますし、やはり3008/5008よりは価格帯は下のような印象もあります。

いずれにしても積載力と実用性、そして外観のオリジナリティと言った点でとても魅力的な候補になることは間違いないので、引き続き続報を待ちたいと思います!

 

最後に

長文お付き合いありがとうございました。

今回の試乗のもう一つの目的であった、プジョーオリジナルステンレスマグカップを無事頂いてきました。

キャンプ場でこれを眺めながら、そして他のキャンパーさん達の車やギアを眺めながら飲むコーヒーが楽しみです♪

Apple iPhone XS, (4.25mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO200)

 

関連:

Peugeot New 5008 SUV 実車にお初にお目にかかるの巻

 

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“新型プジョー508試乗と508SW日本発表時期、そしてリフター日本導入について” への2件のコメント

  1. 最近の手頃な車は荷室が狭いよね。うちも今のワゴンが600Lで次の車選びに困ってます。

    1. えとさん、こんにちは。
      スタイル優先のものが多いですからね。
      ステーションワゴンの車種も減り、たくさん積みたい人はミニバンを買えという感じですかね。

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