今季初キャンプは4月の始め、長男の友達のKさんご一家と茨城県の田の上キャンプ場へ行ってきました。
この田の上キャンプ場はKさんのチョイスで、これまで一度も名前を聞いたことがなかったのですが、想像以上に素晴らしいキャンプ場でした。サイト内には満開の桜が咲き乱れ、すぐ近くの大洗海岸からは穏やかな波の音・・・春キャンプのベストシーズンにベストなキャンプ場へやってきたという感じです。
本記事ではそのキャンプレポと共に、最後の方でキャンプ場の特徴や基本情報をご紹介します。
次男も難しいお年頃で長男と父の2人参加
ついにこういう時がやってきたか、と言う感じです。今回は長男の小学校の時の友達家族とのキャンプだったのですが、次男が「お兄ちゃんの友達と行くなら行きたくない」と言い出しまして・・・ついにこういう事を言い出す日がやってきました。その気持ちは何となく分かります^^;
ということで今回は2名で出発、荷物もスカスカです。
Apple iPhone 12 Pro, (4.2mm, f/1.6, 1/121 sec, ISO50)
さて、田の上キャンプ場の都内からのアクセスは抜群で、この日(春休み最後の土曜日)は朝9時過ぎくらいに出発し、首都高の合流ポイントでのお馴染みの混雑以外は渋滞もなくスイスイと進み、11時前にはひたちなか海浜公園I.C.を下り、コンビニで昼食を調達して11時半頃には現地入りできました。アクセスについては最後の基本情報のところでMapなど含めて詳しく載せていますので御覧ください。
チェックインは12時からなのですが、何も言わずに快く受け入れてくださいました。
ちなみにこの受付のすぐ奥の緑色の屋根は屋内BBQ場として使えるようです。
ということでコンビニおにぎりを食べて、せっせと設営。4月についに中学生になった長男坊、最近はさほど文句も言わずに手伝ってくれます。大人になったなあ。体も大きくなり力も付いてきたので実に頼りになります。ちなみにテントの奥に写っているボルボはKさんの愛車です。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/2.8, 1/1600 sec, ISO100)
設営を終え、子供たちは広い芝生で遊びます。春休み中の土日ということもあって他のキャンプ場はかなり埋まっていたようですが、この田の上キャンプ場は穴場らしく結構空いていました。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/3.5, 1/1250 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (62mm, f/2.8, 1/1600 sec, ISO100)
子供たちが遊んでいるのを眺めつつ、大人はプシュッとやります。
至高の時間(その1)です。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/8, 1/200 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/5.6, 1/320 sec, ISO100)
田の上キャンプ場は満開の桜で迎えてくれた
田の上キャンプ場に来て最初に飛び込んできたのは満開の桜でした。桜の林の中にキャンプ場を作ったのか、と思えるほどの白と薄桃色と、芝の緑との柔らかいパステルカラー。今回初めて訪れたキャンプ場ですが、ここのベストシーズンは桜の季節だと断言しても間違いでは無いかも知れません。
もちろん、他の季節にも再訪したいと思っていますが、涼しい場所ではないので春ならGW前、その後は9月のシルバーウィーク以降でないと暑いかも知れませんね。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/8, 1/200 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/2.8, 1/2500 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/2.8, 1/1600 sec, ISO100)
欧州車トークで盛り上がる
Kさんとは今回初めてキャンプにご一緒したので愛車も初めて拝見したのですが(というか親同士は会話をするのもほぼ初めてで、子供同士の仲が良くて今回のキャンプ話に!)、なんとボルボV60に乗られており、図らずも欧州車トークが弾みました。しかも同じホワイトのステーションワゴンという事で、これまた図らずも今年初の白ワゴンコラボが実現しました(笑)
2010年代初頭のモデルですが、今見ても古さを感じさせないデザインはさすが北欧デザインですね。
ということで白ワゴンたちと桜の共演にしばしお付き合いください。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/11, 1/125 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (30mm, f/2.8, 1/400 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (60mm, f/2.8, 1/320 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/6.3, 1/250 sec, ISO100)
薪を拾いの冒険に出る子供たち
田の上キャンプ場では薪を売っていません。ということで、少年少女諸君に薪拾いの冒険に出てもらいます。我が家のキャンプでは恒例の行事です。
どういう枝が火が付きやすいとか付きにくいとか、松ぼっくりや松の葉っぽいのは燃料代わりになるとか、ちょっとしたことを学ぶ機会になります。そういうちょっとした知識自体もさることながら、自然の中では思ったとおりに行くことも行かないこともあるとか、色々と工夫すればいいんだとか、そういうマインドセットが身につくんじゃないかな~、なんて期待しながら。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/7.1, 1/80 sec, ISO100)
しかしそうすると冒険に夢中になり、薪拾いを忘れて穴を掘ったりして道草を食う男子が現れるので筆者も暇つぶしに付いていきます。まあ、面白いので見ているだけですが。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/2.8, 1/250 sec, ISO100)
どうにかこうにか木の枝を集めます。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/2.8, 1/500 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/2.8, 1/800 sec, ISO100)
阿字ヶ浦海岸へ海を見に行く
田の上キャンプ場は道路を挟んで海岸の目と鼻の先。阿字ヶ浦海水浴場まで徒歩で1分です。
ということで、せっかくなので皆で海を見に行きました。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/2.8, 1/1250 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/2.8, 1/2000 sec, ISO100)
海岸は南北に渡っていて、北の方には常陸那珂火力発電所の巨大な設備などが見えます。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/2.8, 1/2000 sec, ISO100)
ひるがえって南の方には阿字ヶ浦海水浴場の砂浜が広がっています。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (41mm, f/8, 1/200 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/8, 1/200 sec, ISO100)
実はこの阿字ヶ浦という場所、一部のIT・通信クラスタの人たちにとってはやや熱いスポットで、所謂海底ケーブルの陸揚げ地点の一つになってるんですね。
海底ケーブルというのは、世界中と繋がって広大なインターネット網を作り上げている光ファイバーケーブルです。この海の下には、インターネットの広大な大海原もまた、広がっているというわけです。
もちろんこの海岸を歩いていたらいきなりケーブルが飛び出ている訳ではなく、この近くにちょっとした局舎ビルがあり、そこから地下を通って海底に通じているという塩梅です。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/4, 1/1250 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/2.8, 1/2000 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/8, 1/160 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/8, 1/125 sec, ISO100)
日も傾いてきたのでキャンプ場へ戻って夕食の準備をすることとします。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/8, 1/160 sec, ISO100)
シンプルだけど最高に美味い夕食
今回はKさん一家がほとんど食事を用意して下さいました。筆者は焚き火係兼カメラマンとして思い出の記録に励みます。
炭火でホタテを焼きます。醤油をポタッと垂らします。んまい!
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/2.8, 1/320 sec, ISO100)
牛タンを焼きます。Kさん、ねぎ塩まで仕込んで下さっていました。んまい!!
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/2.8, 1/125 sec, ISO100)
豚汁です。んまい!!!
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (72mm, f/5, 1/80 sec, ISO160)
そして極めつけは焼きおにぎり。予め塩で握って持ってきたものに醤油を塗って下さいました。んまい!!!!
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/5, 1/80 sec, ISO2500)
いやもう最高のキャンプ飯でした。子供たちもこういうシンプルなのが大好きなんですよね。
Kさんご夫妻に感謝です。
子供たちはデザート代わりに焚き火でマシュマロを焼きます。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/5.6, 1/2.5 sec, ISO6400)
焚き火とガスランタンで晩酌タイム
子供たちはテントの中でゲームを始めました。大人はまったり晩酌しながら大人トークを嗜みます。
そう、至高の時間その2です。
今回は焚き火の他に、ガスランタンを初投入しました。こんな感じで手元を素晴らしい雰囲気で照らしてくれます。何やらこれだけでお洒落キャンパーの仲間入りを果たしたような気分になります。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (48mm, f/4, 1/60 sec, ISO4000)
子供たちは23時ころシュラフに入り、辺りを静寂が包みます。
聴こえてくるのは時折焚き木が爆ぜる音と、寄せては返す波の音だけ。とても贅沢な時間。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/2.8, 1/8 sec, ISO6400)
ガスランタンの特徴や使い方などについて詳しくは下記記事を御覧ください。
朝食は絶品アンチョビホットサンド
奇遇なことにKさん宅も筆者と同じイワタニカセットフーマーベラスをお使いでした。ということで、マーベラス2台+ホットサンドメーカー2台をフル稼働させ、子供たちのお腹を満たします。一台だけだと大わらわです。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/2.8, 1/500 sec, ISO100)
通常のハム+スライスチーズに加え、今回Kさんが面白い食材を持ってきてくださいました。それは、アンチョビの瓶詰め。それをスライスチーズと共に挟んで焼きます。
これが絶品で、子供たちにも大変好評でした。アンチョビの塩味とチーズのトロリとしたコクが絶妙なマッチングで、これは今後10max家もぜひリピートしたいと思いました。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (51mm, f/2.8, 1/500 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (51mm, f/2.8, 1/250 sec, ISO100)
桜の下で遊び、桜の下で撤収作業
子供たちは遊びに出ていきます。
大人たちは、コーヒーを飲みながら少しずつ撤収作業。この、撤収100%というわけではない、まったり80%+片付け20%的な緩い感じが良いです。まあ、現実逃避してるだけなんですが(笑)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/2.8, 1/640 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (49mm, f/2.8, 1/1000 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/2.8, 1/800 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/2.8, 1/1000 sec, ISO100)
大きなものを片付ける際には子供たちにも手伝ってもらいます。Kさんちの娘さんも手伝ってくれました。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (42mm, f/2.8, 1/1000 sec, ISO100)
さいごに
帰りは10時半過ぎにキャンプ場を出たのですが、北関東道・常磐道共に渋滞は皆無で12時前には都内の自宅に着くことが出来ました。ほんとアクセス最高です。
ということで、また素晴らしいキャンプ場を見つけることが出来ました。海の長めの良い高台の芝生で、波の音を聴きながらゆったり出来る穴場のキャンプ場。そして春には一面の桜を楽しむことが出来るという特典付き。
避暑地ではないので初夏~初秋は暑いかも知れませんが、秋になったらまた違う表情の田の上キャンプ場を見てみたいと思います^^
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (36mm, f/2.8, 1/1600 sec, ISO100)
田の上キャンプ場の基本情報
では田の上キャンプ場の基本情報をさらっとまとめておきます。なお本情報は2021年4月時点のものなので、最新情報は利用時にキャンプ場へ問い合わせるなどしてご確認ください。
アクセス・ロケーション
冒頭で触れたとおり、都内からのアクセスは非常に良好です。最寄りI.C.は北関東自動車道のほぼ終点の「ひたちなか海浜公園I.C.」で、I.C.を下りて数分のところにあります。都内からだと、常磐道から友部JCTで北関東自動車道、というルートになります。
距離だけで言えば、都内西部の我が家からだとふもとっぱらや朝霧ジャンボリーオートキャンプ場よりも2~30kmほど遠いのですが、所要時間はずっと短く、時間帯によっては90分ほどで着いてしまいます。というのも、まず常磐道と北関東自動車道がほとんど渋滞しないことに加え、最寄りI.C.からキャンプ場までがすぐ目と鼻の先だからです。
おすすめの季節
上記の通りロケーション的には大洗海岸のすぐ近くというほぼ海沿いの場所になるので標高の高い高原や内陸に比べると朝晩の気温差も小さく、初夏~初秋の時期は夜が少し寝苦しいかも知れませんね。
今回は4月初旬でかなり最高の気候でした。ただこの冬はかなり暖冬だったので、平年ならGWくらいまではかなり快適だと思います。5月下旬以降だと少し暑いかも。秋はシルバーウィーク以降がベストではないでしょうか。
キャンプサイト・施設
施設 | 数と概要 |
キャンプサイト | オートキャンプサイト約60区画 |
地面 | 芝生・土 |
トイレ | 1箇所、和・洋・男子小用各1 |
炊事場 | 1箇所・水 |
売店・自販機 | 有 |
ゴミ捨て場 | 有 |
売店・自販機については非常に最小限で、飲み物くらいしか買えない感じだったので食材など必要なものは予め用意しましょう。薪については雨じゃなければ今回やったようにその辺で拾えば何とかなるでしょう。
チェックインすると専用のゴミ袋をもらえます。分別は可燃・不燃だけのシンプルなものでした。
トイレは下の写真です。小さくて簡素ですが、洋式も一つ有り、清潔な感じでした。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/8, 1/60 sec, ISO100)
料金
オートサイト1区画:5,000円
この立地にしてはあまり安いとは言えませんね。しかし、実質的に都内からのアクセスが千葉あたりと同じくらい良いので、千葉のキャンプ場と比較すると思えば妥当と考えることも出来ます。
レンタル
特に無い感じでした。忘れ物に注意しましょう。
予約・キャンセル・チェックイン/チェックアウト
予約 | 電話のみ。TEL:029-265-8082 |
チェックイン | 12時 |
チェックアウト | 11時 |
キャンセル料 | 特に設けていないようですが、必ず事前連絡しましょう。 |
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