こんばんは。暑がりなくせに寒がりのハイブリッドで環境に優しい10maxです。
すっかり冬本番、東京でも例年年末年始辺りから降雪の可能性があります。しかし今年4月に我が家にやってきたパサオことパサートオールトラックはまだ冬服、即ちスタッドレスタイヤを持っていませんでした。人は皆考える事は同じもの、東京近郊でも恐らく年末に近づくにつれてスタッドレスタイヤの在庫が少なくなってくると思われるため、この度満を持して購入してきました。
高額出費を覚悟していた。が・・・
で、最初は結構高額な出費を覚悟してたんです。というのも、パサートオールトラックのタイヤって太くてデカいんですよね・・・245/45 R18ですよ(「4MOTION ADVANCE」グレード。「4MOTION」グレードは225/55 R17)。もうね、トラックかと(いいえオールトラックです)。最初のマイカーのマツダRX-8が16インチ、その次のプジョー308SWが17インチ、で、今が18インチ・・・タイヤデカくするために買い替えてるんじゃないんだぞ~w
ところが、実際購入してみたら思ったよりずっと安かったんです(銘柄に拘らなければですけどね)。という事で、そのためのインチダウンの際の適合サイズや、選んだタイヤとホイール、価格感、その他気を付けるべき点などについてお伝えしたいと思います。また、パサートヴァリアントにも参考になる部分があると思うのでどうぞご覧下さいませ。
VW純正アクセサリのスタッドレスは16万円弱
こちらがパサート/パサートヴァリアント/パサートオールトラックのメーカー純正アクセサリーカタログに載っているスタッドレスタイヤです。このうちオールトラックに適合しているのは一番左のMeranoという155,320円のものだけになります。
この時点で「あれ?純正でこれならちゃんと探せば思ったより安く済むかも」とは思いました。
パサートオールトラックのインチダウンは17インチまで*(パサートの一部車種は16インチも可)
さて、価格を抑えるためにまず考えるのがインチダウン。上でご紹介した通りVWジャパンお墨付きのスタッドレスタイヤのサイズは215/55R17なので、これがサイズダウンの際の1つの目安になります。で、念のためディーラーにも確認しましたが、パサートオールトラックのインチダウンについてはやはりこのサイズまでを推奨されました。
一方で右のCorvaraやAspenというのを見ると、パサートシリーズの中でも車種やグレードによっては16インチが選べるようです。16インチのものには注意書きで「R-Line、GTE、GTE Advance、Passat Alltrackには適合いたしません」とあるので、どうもハイパワー車種についてはブレーキキャリパーのサイズなどの関係で17インチが下限の様ですね。逆に言えば元々16インチを履いているTSI Trendlineはもちろん、納車時に17インチを履いているTSI/TDI Elegancelineや18インチを履いているTSI/TDI Highlineについては16インチまでインチダウン出来るようです。ただ、オールトラックと同じ190psのTDIを積むTDI系の車種も16インチが可能と言うのは少し意外ですが、その辺りの理由は確認していません。詳しくはディーラーでご確認頂ければと思います。
お馴染みのフジ・コーポレーションでタイヤ選び
さて、何となくのサイズ感は分かったものの、今回はパサオ君初のタイヤ購入という事で念のためこれまでもお世話になっていたフジ・コーポレーションに相談する事にしました。これまでは2本目以降のタイヤについては価格コムで最安のところで買ってショップに持ち込んでましたが、最初に購入する際にはサイズの事などでよりよいアドバイスを貰えるかもしれませんからね。それに、フジ・コーポレーションは実店舗なのにネットで買うのとさほど遜色ない価格なのが魅力です。
お世話になっているのは「タイヤ&ホイール館 フジ スペシャルブランド 横浜店」という店舗。第三京浜の港北ICを降りてすぐのところです。東京23区の西寄りなら、ここか練馬店でしょうね。
ちなみに前回フジ・コーポレーションを訪れたのは2013年でした・・・そんなになるのか・・・。
適合タイヤをサクッと検索(Webと同じ)
店舗で車種などを伝えると、こんな画面で検索してくれます。何を隠そう、フジ・コーポレーションの公式HPと同じ画面です(笑)一番上に書いてある通り、店舗でもネットでも同一価格なんですね。以下は店舗に行けば実際はスタッフの方がやってくれるんですが、自分でやっても同じ方法なので少し見てみましょう。
トップページ左上の「スタッドレスタイヤ」をクリックすると「タイヤ一覧から選ぶ」とか「ホイール一覧から選ぶ」というのが出てきます。どれでもいいですが、とりあえず「タイヤから選ぶ」から行ってみます。ここでまず愛車の車種や年式を指定します。
タイヤはピレリ ウインターアイスアシンメトリコをチョイス
すると、下の画面の左上にある通り、この時点で装着できるタイヤのサイズが絞り込まれています。この場合車種にパサートオールトラックを指定しているので17~19インチが選択できます。ちなみに車種をパサートヴァリアントなどで指定しておくと、16インチも選択可能になります。
最も安いのはピレリのウインターアイスアシンメトリコの昨年製で、81,800円~とあります。以前308SWに履いていたのもピレリのスタッドレスでしたし、後で確認して見たら銘柄も全く同じものでした。ということで個人的にはこれで決まりです。
このタイヤで何度も群馬や長野の雪山へ行きましたが全くトラブルはありませんでした。またドライ路面でも腰砕けになったり固過ぎたりする事なく、サマータイヤと比べて違和感なく履きこなすことが出来ます。総じて非常にコスパの高いスタッドレスタイヤという印象ですね。
一応もう少し見てみると・・・ダンロップやヨコハマタイヤなんかも10万円前後で出てきますね。
ところで最初はよく分からなかったんですが、ここに記載されている料金はタイヤとホイール4本1組セットの料金なんです。つまりこの時点で、パサートオールトラック向けのスタッドレスタイヤ一式が、工賃別にして8万円ちょっとで買える事が分かります。あとはホイールさえ最安のモノで問題なければ思ったよりかなり安く買えそうだ!
ホイールはLehrmeisterのユーロテック ガヤ5
続いてホイールを選びます。よっぽど変なデザインでなければ拘りはありません。見てみると、最安なのは「ユーロテック」という銘柄。
うん。シンプルでクセが無くて全然良いんじゃないでしょうか。この「ユーロテック」という銘柄、Lehrmeister(レアマイスター)というブランドから出ているのですが、どうもフジ・コーポレーションのプライベートブランドのようですね。道理で安価なわけです。
カラーはチタニウムを選びました。今の純正ホイールが明るいシルバーなので、雰囲気がどう変わるか楽しみ・・・という事で、シミュレーターでイメージを確認する事も出来ます。
こちらが現在のホイールでのサイドビュー。
OLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (18mm, f/3.2, 1/6400 sec, ISO200)
シミュレーターで今回選んだ組合せのチタニウム色にしてみます。足元が引き締まって見えますね。
ブラックもカッコいいですよね。かなり迷いました。ただ、強いて言えばオールトラックはブラックのフェンダーモールがあるので黒い面積が大きすぎる気がして・・・悩みましたがチタニウムにしました。
サイズは225/55R17のリム幅7.5J
で、最後に詳細のサイズ選択画面が出てきます。今回は以下の2つのオプションが提示されました。
両方ともタイヤサイズは同じ225/55R17なのですが、違いはリム幅ですね。7.0Jか7.5Jかということです。ここで何も知らなければ2000円安い7.0Jを選ぶところだと思いますが、店員さんのおススメで7.5Jにしました。
おススメの理由は2つあって、1つはタイヤが225サイズの場合、7Jだとかなりきつくなるという事。2つ目は、7Jだとサマータイヤよりも結構インセットが大きくなり内側に入ってしまう事。
2つ目のインセットですが、今履いている純正のサマータイヤのリム幅は8J。7Jを選ぶと1J分(≒約2.5cm)インセットが大きくなるので、7Jにするとサマータイヤに比べて約2.5cmほどホイールが内側に入ってしまう計算になります。これは目に見えて分かる差なので、今回はよりインセットの小さい7.5Jをお勧めしてくれたという訳です。
また、上の方で触れたVW純正アクセサリのスタッドレスタイヤは215/55R17 6Jというサイズでした。なのでそのサイズだともっと安く上がるのでは?と思って聞いてみたところ、なぜかそのサイズだと6000円ほど値段が上がってしまうとのこと。市場在庫の関係などでこういう逆転現象が起こる事もあるらしいです。
いずれにしても、店舗で相談して良かった♪
一桁万円台で収まった!
結局のところいくらになったのかと言うと下記の通りです。
タイヤ+ホイール4本セット | 83,800円 |
工賃 | 10,120円 |
合計 | 93,920円 |
ということで、なんと10万円未満で収まりました。もちろん小さな出費ではありませんが、輸入車のデカいタイヤなので戦々恐々としていた割には胸を撫でおろす感があります。
なお、筆者は上記に加えてフジ・コーポレーションのパンク保険6,500円というのに加入しました。
さいごに:ロックボルト用工具を忘れずに!
ということで当初恐れていたほどの出費では無く一安心。
スタッドレスタイヤという必需パーツではありますが、ホイールサイズと色が変わる事に違いはなく、ちょっとしたドレスアップ気分です。
あ、最後に一点、パサートシリーズは盗難防止のロックボルトが採用されているので、取り付けの際には専用の工具を忘れずに持って行かないといけませんね。
取り付け後のインプレッションも後日ご紹介したいと思います。
ではでは~。
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コメント
はじめまして。
実は16インチも可能です。キャリパーのクリアランスはかなり際どいですけど。
ゆういちさん
コメントありがとうございます!
他サイトで実測でR-LineやGTEなどでも16インチが行けるというのは見たことがあるのですが、オールトラックで実際に装着されている方がおられるというのは安心材料ですね。
記事の方にも追記させて頂きました。
有用な情報をありがとうございます^^
なにぶんカツカツなので、ホイール形状にも依るかと思います。なおリム幅は6.5Jでインセットは30です。
ゆういちさん、こんばんは。
確かにサイトで拝見した感じのクリアランスだとホイールによるかも知れませんね。
そういう意味でもディーラー推奨はあくまでも17インチまでなんでしょうね。
こういう情報はディーラー公式では得られないので助かります^^