オートキャンプ牧場チロルはこれまでほぼ毎年、計4回訪れたキャンプ場です。
最初はとにかく関東近郊で絶景が見えるキャンプ場、という事でGoogle先生とにらめっこして見つけ、情報も少ない中半信半疑でお邪魔したのですが、今では筆者の中で間違いなく3本の指に入るお気に入りキャンプ場です。
そこで、オートキャンプ牧場チロルの魅力と(あまり有りませんが)気になる点、施設などの基本情報をまとめてご紹介したいと思います。
※なお、以下の情報は2022年5月現在の情報です。月現在のものになります。本記事も新情報を見つけ次第随時更新していく予定ですが、最新情報は公式HP等でもご確認ください。
オートキャンプ牧場チロルの魅力
良い点を挙げると切りのない素晴らしいキャンプ場ですが、主なものに絞ってご紹介します。
八ヶ岳と甲斐駒ヶ岳を望む日本離れした絶景!
何はともあれキャンプ場に着いた瞬間に視界に飛び込んでくるこの一面の絶景に言葉を失います。
右の方に八ヶ岳が見えます。下の写真では甲斐駒ヶ岳を望めます。ここはスイスか?と思わされます。もっとも筆者はスイスに行ったことはありませんが・・・
絶景は日が暮れても楽しめます。
雄大な八ヶ岳に日が沈んでいくのを眺めながらのビールなんて控えめに言っても最高です。
ハイジの世界のような牧歌的な風景と解放感
キャンプ場から見える景色も素晴らしいのですが、このキャンプ場自体の風景も実に素敵です。
まるでアルプスの少女ハイジに出てくるスイスの牧場の様な景色と綺麗に整えられた芝生が他には中々ない解放感と癒しを与えてくれます。なお筆者はスイスには行ったことは(ry
管理棟に近い斜面の上の方はテントサイトが並んでいますが、下の中央辺りはかなり広く芝生広場として確保されている事も解放感の一因です。
この広い芝生に子供たちもすぐに駆け出していきます。テントサイトから常に見渡せるのも親としてはいいですね。
羊たちに癒される
このただでさえ牧歌的な雰囲気に更なる癒し効果を与えてくれるのが、羊たちです。
羊は普段は小屋に入っていますが、たまに外に出てくると人間の子供たちにすぐに発見されて絡まれます(笑)
管理人さん達の人柄がとにかく素敵
おじいちゃんおばあちゃんと言った年代の方々が個人的に運営されているようですが、非常に親切で大らかで気持ちがいいです。
予約の電話の段階で既にそれが伝わってきますし、実際に管理棟に行くと季節の山菜をくれたり子供たちにも優しく話しかけてくれたり、薪になる枝の探し方も丁寧に教えてくれたりしました。
これ、何気にとても重要な要素ですよね。
ルールガチガチで事務的な対応であしらわれるとのっけから鼻白んでしまいますが、大らかで親切な管理人さんだと、こちらも言われなくても積極的にマナーを守ってキャンプ場を大切に使おうという気になります。もちろんガチガチに事務的にあしらわれてもルールやマナーは守らなければ行けないのですが、気持ちのよさが違うという話です^^;
近隣施設(温泉、道の駅、スーパー)が便利
「むかわの湯」・・・車で10分ほどのところにある天然温泉施設で、露天風呂もあります。キャンプの汗やほこりを洗い流して帰りましょう。
なお、近くに「べるが」という温泉のある施設がありますが、こちらは一度行ってみたのですが混雑で入れなかったので試したことはありません。機会があれば行ってみてもいいかも。
「道の駅はくしゅう」「セルバ(スーパー)」・・・こちらもオートキャンプ牧場チロルから車で10分ほどのところにあります。食材やお土産の買い物に最適です。
気になる点
さて、基本的に欠点などあまり見当たらないのですが、人によってはもしかしたら気になるかも知れない点を挙げておきます。
トイレや水場に行くのがやや億劫
決してものすごく遠いという訳ではないのですが、トイレや水場、管理棟などが斜面の一番上に集中しているので、毎回上り下りする必要があります。なので、頻繁に行くと少しだけ疲れます^^;
もっとも、子供たちはそんな坂すらもこうして遊び場にしてしまう訳ですが(笑)
木陰がないので暑い時期はタープ必須
これはオートキャンプ牧場チロルに限った話ではないですが、ご覧の通り開放的な芝生が魅力である反面木陰は少ないので、朝晩は涼しいものの特にGW以降〜夏場〜初秋は昼間は結構暑くなります。タープを持参するようにしましょう。
え~と、気になる点、考えてみましたがこのくらいしか無いですね。
とにかくちょっとした事は雄大な絶景と圧倒的な解放感で全て吹き飛んでしまいます^^
基本情報
ではまず基本情報です。
アクセス・ロケーション
住所的には山梨県の西北端の北杜市になります。
北杜市は地形的には、谷底の市街地を挟んで南側が南アルプス山脈、北側が八ヶ岳と言った感じですが、オートキャンプ牧場チロルは南側の南アルプス北端の甲斐駒ヶ岳から下りてくる辺りに位置します。なのでちょうど北杜市市街地の谷あいを挟んで北側に八ヶ岳を望む塩梅になります。
アクセスとしては中央道の須玉ICから15~20分くらいで、途中でスーパーが併設された「道の駅はくしゅう」に寄ることも出来、利便性は高いです。
キャンプサイト
テントサイト:30サイト(うち7区画が電源サイト)
地面:芝
写真ではフリーの様に見えますが、区切られていて予約時に指定します。
区画ですが、一つ一つの区画は12m×6mと比較的広く、家族で車一台、テント、タープを設置するのに狭く感じることはありません。また、サイトが密集しないよう中央に広場が設けられていたりするので、区画の広さ以上に開放感を味わうことが出来ます。
地面はよく手入れされた芝で、子供が喜んでゴロゴロ転がっています。
斜面に作られたキャンプ場ですが、段々畑のようになっていてサイトはほぼ水平です。
施設
トイレ
キャンプ場に一箇所。男女別で、男子の個室は洋式が2つ。ウォシュレットではありませんが一応シャワーが付いています。
コインシャワー
管理棟の横にコインシャワーがあります。
利用可能時間は9時~22時までで、料金は100円/3分。
炊事場
管理棟の隣に広めの水場があります。
蛇口の水は南アルプスの天然水なので美味しく頂けます。
コイン洗濯機
管理棟の隣にあります。100円/6分。
BBQ場
15人前後のグループ用のBBQ場が二つあります。
屋根付きです。
羊の牧場
癒されます。
料金
オートキャンプ
通常サイト:6,000円(5人まで。電源利用は+1,000円)
レンタル・販売
テント、タープなどの基本的な用品のレンタルを行っていますが、手ぶらで行けるほど何でも揃っているわけではないので事前に下の公式HPよりご確認下さい。
主なレンタル品(抜粋):
- テント
- タープ
- マット(敷・掛布団)
- 焚火用グリル
- ランタン(燃料入)
- 鉄板
その他、管理棟で薪やビールの販売も行っています。
予約・キャンセル
予約は電話のみです。下記の公式サイトより連絡先をご確認下さい。
なお、執筆時現在キャンセル料の規定はありませんが、やむを得ない事情で直前にキャンセルや変更となる場合は迷惑とならないよう可能な限り早めに連絡する様にすると良いでしょう。
近くのスーパー・商店
オートキャンプ牧場チロルから車で15分ほどのところ、道の駅はくしゅうに併設される形で「セルバ白州エブリ店」という割と大きなスーパーが有り、いつもここで買い出しを行っています。
公式サイト
2022年の春に公式サイトが大幅に刷新されてました!
まとめ:オートキャンプ牧場チロルは「日本離れした絶景と解放感に癒されるキャンプ場」
もうこれに尽きます。ただテントとタープを立てて、山々や芝生で遊ぶ子供たちを眺めながらのんびりコーヒーやお酒を飲む、それだけで至福の時間が過ごせます。
あまり混雑するのは個人的に困りますが(笑)、どなたか一人でもこの記事をご覧になって足を運んで下さってくれたら幸いです。もし行かれたらTwitterやコメント欄で感想をお聞かせ下さい^^
フォトギャラリー
OLYMPUS E-M1MarkII, OLYMPUS DIGITAL CAMERA (12mm, f/8, 1/800 sec, ISO200)
SONY ILCE-7C, (38mm, f/2.8, 1/1600 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C, (50mm, f/2.8, 1/2000 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C, (58mm, f/2.8, 1/2500 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C, (29mm, f/10, 1/2000 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C, (28mm, f/9, 1/640 sec, ISO100)
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関連公式サイト
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