こんにちは。しばしベトナムでのカーライフ(タクシー乗り専)を楽しんでいる10max(@10max)です。
先日訪れたベトナムモーターショー2022にて思いがけず新型シビックタイプR(FL5)のASEAN初披露の場に立ち会うことが出来ました。
過去にはシビックタイプRはベトナムでは発売されたことがないため、まさかここにタイプRが来ているとは思わず、新型シビックタイプRの実車に触れられるのはいつのことやら・・・と完全に諦めていたのですが、予想外にベトナムで実車に触れる事ができ感涙しましたので、内外装インプレッションを残したいと思います。
乗り込む前に感涙の涙とヨダレはちゃんと拭きましたので安心してください(笑)
シビック タイプRのエクステリア
展示車は当然のごとく、タイプRのイメージカラーであるチャンピオンシップホワイトです。やっぱりこのホワイトと赤エンブレムは似合いまくりますね。
個人的には「ソニックグレー・パール」が気になっていますが・・・
なお、タイプRのベトナム初上陸に興奮したベトナムの車好き達に囲まれて、外観全体の写真は全く撮れませんでした(笑)
SONY ILCE-7C, (28mm, f/5, 1/80 sec, ISO100)
それでも、大型化したフロントグリルとボンネットのエアダクトが放つ存在感を隠し切れていません。
ちなみにこの大型ラジエターを収めるべく、ノーマルシビックよりもフロントノーズが少し長くなっているそうです。
その存在感を感じてか、子供がノーズをポンポンと叩きながら歩いていきました(笑)
SONY ILCE-7C, (28mm, f/5, 1/50 sec, ISO100)
そしてこのブラックアウトのホイールに赤いブレーキキャリパーが最高にかっこいい!!
って、すみません、真横から撮れたのはキャリパーの小さいリアだけですがm(_ _)m
SONY ILCE-7C, (28mm, f/4, 1/30 sec, ISO400)
リアウイングは意外と目立たないかも!
個人的に今回エクステリアで一番気になっていたのは、リアウイング。
実はこれまでのタイプRやWRX STIのようなボディ同色のデカいウイングはちょっと気が引けるし、何より細君が大きなウイングを嫌がるのです・・・なのですが、今回の新型シビックタイプRがのウイングは少し控えめな印象だったので、実車ではどうなのかな、と。
で、実車を見てみた感じ、やはり今までより目立たない印象でした!
まずウイングのステー部分が細いというのが一つ、加えてリアハッチガラスと同じブラックなので溶け込みやすい、というのが要因でしょうか。
これなら細君にも許してもらえる・・・かも知れない・・・!
あ、安心して下さい。買いませんよ(笑)
SONY ILCE-7C, (28mm, f/2.8, 1/50 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C, (36mm, f/3.2, 1/50 sec, ISO100)
いや〜、しかしこの3本出しマフラーはやっぱりかっこいい。幅広フェンダーの張り出しのグラマラスな造形と相まって、重心が低めに集まっている印象を醸し出しています。
見た目だけでなく、真ん中の1本が「いい音」を出すための機能として存在しているというのがいいですね。
SONY ILCE-7C, (38mm, f/3.2, 1/40 sec, ISO200)
シビック タイプRのインテリア
さて、いよいよ乗り込んでいきます。
・・・が、ベトナムの熱き車好き達が次々に乗り込んでいくので順番が来るまでかなり待ちました^^;
SONY ILCE-7C, (70mm, f/4, 1/80 sec, ISO800)
バケットシートは座り心地良好
さて、バケットシートに身を預けるのは久々です。2005年から2012年までの愛車であり初めてのマイカーであるRX-8以来。
さて、タイプRのバケットシートの感触は・・・
おっと、意外と優しいタッチ(褒めてる)。もっとガチッと体をホールドしてくるスパルタンなイメージを持ってましたが、普通に座り心地がいいです。
やや厚めのパッドが上手く体重を分散してくれ、タイトすぎないサイドサポートが腰と背中に沿うように体を支えてくれるので違和感が全く無く、長時間を体を預けても痛みや疲れが出にくい感じがします。
これはロングツアラーとしてもとても良いかも知れない。
そして、助手席にも気負わずに人を乗せられる気がします^^
SONY ILCE-7C, (28mm, f/5, 1/30 sec, ISO250)
ステアリングホイールはしっとり手に馴染む
ステアリングホイールの表面素材もタイプR専用で、アルカンターラ素材ってやつですね。実に手触りがよく、しっとりと掌に馴染みます。滑ることもなく、運転に集中できそう。
Apple iPhone 12 Pro, (1.54mm, f/2.4, 1/50 sec, ISO500)
タイプRでも手元でACCやレーンキープアシストなどの安楽系ADASがサッと操作できます。
ちなみに右手の甲の文字はタトゥー・・・ではなくモーターショーの入場時に捺されたもの(笑)
Apple iPhone 12 Pro, (4.2mm, f/1.6, 1/50 sec, ISO160)
シフトフィールはカチッと節度良し
タイプR専用高剛性6MTのシフトレバー。
車種によってはゴムが挟まったようにムニュッとしたり(BRZがそうだった・・・)するのですが、新型シビックタイプRのシフトフィールはカチッと決まる感じで好みでした。
でもこのアルミ削り出しのシフトノブ、夏は火傷しないか心配です^^;
SONY ILCE-7C, (28mm, f/4.5, 1/30 sec, ISO250)
ベトナムの車好き諸兄もシフトフィールを盛んに試していました。
SONY ILCE-7C, (73mm, f/5, 1/80 sec, ISO800)
写真撮り忘れましたが、センターコンソールのパネルの加飾デザインもタイプR専用のカーボン調になっています。個人的にはノーマルシビックのデザインよりも落ち着いていて好みです。
ドアトリムの質感も高し
ドアトリムもスウェード調の内張りがしてあり質感は高く感じました。
赤ステッチとアンビエントライトもいい雰囲気を醸し出しています。
SONY ILCE-7C, (28mm, f/4, 1/30 sec, ISO500)
シビック タイプRの後部座席
タイプRに限らずシビックの美点の一つは室内空間や荷室ユーティリティの広さ。VWゴルフやマツダ3などのCセグメントのライバルの中では抜きん出ています(その分ボディサイズも大きいのですが)。
後部座席は、身長178センチの筆者が座ってもこの通り余裕の膝前。フロントシートが低いのでつま先はあまり奥まで入りませんけどね。
Apple iPhone 12 Pro, (1.54mm, f/2.4, 1/30 sec, ISO1250)
視界はバケットシートなのでノーマルシビックよりは若干閉塞感はあります。これは仕方がありません。
頭上は筆者でもそこそこ余裕があるので窮屈と感じることはないでしょう。
Apple iPhone 12 Pro, (4.2mm, f/1.6, 1/40 sec, ISO500)
マツダ3と新型シビックの比較はこちらでまとめています。
SONY ILCE-7C, (61mm, f/4, 1/80 sec, ISO640)
シビック タイプRの荷室
荷室も基本的な形状はノーマルシビックと同じなので、上で触れた通りCセグメントのライバルを凌駕しています。
ノーマルシビック(FL1)の荷室容量はサブトランク込で452Lと、Cセグメント離れしています。
SONY ILCE-7C, (28mm, f/5, 1/30 sec, ISO4000)
ただし、タイプRではサブトランクが埋まっていました。下の写真は床面を上げたところ。
下は、FL1シビックの床下サブトランク。
タイプRでは剛性を上げるためなのか、電子制御ダンパーの関係なのか、いずれにしろ走りに関係のある構造がサブトランクの位置に装備されているのでしょうね。
まあそれでも十分以上の実用性なので、気になることはないでしょう。
最後に:ベトナム初上陸のシビックタイプRにファン歓喜!
ということで、思いがけずベトナムの地で新型シビックタイプRの実車に触れる事が出来たのは望外の僥倖でした。
それに加え、ASEANでのシビックタイプRの初披露の場に居合わせる事が出来るなんて、車好きベトナム駐在員冥利に尽き過ぎる幸運!
ここでふと思ったのは、そう言えばタイプRってこれまでベトナムで販売されてたんだっけ?という事。
ネットで検索してもよく分からなかったのですが、先日本業の仕事の方でホンダベトナムの方とお会いした時に訊いてみたところ、やはりベトナムでシビックタイプRが発売されるのは史上初とのこと!
確かに最近はベトナムの道路事情も(舗装と言う意味で)良くなって来ていますし、収入水準的にも購入できる層が増えてきているでしょうから、いよいよ満を持して、という事なのでしょうね。そりゃベトナムの車好きたちも興奮するわけです!
以上、ベトナムの地からお届けした新型シビックタイプRの内外装インプレッションでした。
SONY ILCE-7C, (28mm, f/4, 1/40 sec, ISO100)
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