フォルクスワーゲン & パサートオールトラックカーライフコラム

ステーションワゴン派生クロスオーバーSUV徹底比較 | 走行性能も積載能力もアウトドアも全部欲しい人向け

こんにちは。パサートオールトラック乗りの10max(@10max)です。

SUV全盛のこの時代、パサートオールトラックが属するステーションワゴン派生のクロスオーバーSUVというカテゴリーは実に異彩を放っています。そもそもステーションワゴン自体が今や絶滅危惧種なのに、その中でもさらにマニアックな派生車種なのですから。

でも正直言ってそのレアさがオーナー的にはニヤニヤポイントだったりする訳です・・・おっとヨダレが(失礼)。

せっかくそんなマニアックな車に乗っているので、本記事では、ステーションワゴン派生クロスオーバー車を搔き集めて並べて比較してみたいと思います。この特集、「10maxよ、お前が書かずにに誰が書くんだ!」と言う気概が湧いてきますが、その一方で「そんなレアカテゴリー車特集誰が読むんだ!」という声が聞こえてきそ(ry

では行ってみましょう。

パサートオールトラック ステーションワゴン派生クロスオーバーSONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/2.8, 1/80 sec, ISO500)

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ステーションワゴン派生クロスオーバーSUVとは何ぞや

この記事に辿り着かれた方には今更的な内容ですが、一応おさらいしておきましょう。というのも、このステーションワゴン派生クロスオーバーSUVというジャンル、レアな割に実に多くの魅力を持っているので、何度でも言いたくなるわけです。

ステーションワゴン派生クロスオーバーSUVの多くは以下のような特徴を有しています。

  • ベースとなるステーションワゴンモデルが存在する
  • ベースモデルより最低地上高が多少上げられている
  • 樹脂アーチモールやアンダーガードなどのパーツを付加している
  • AWDやオフロードモードなどの特有の機能を持つことが多い

以上により、ステーションワゴンとしての低重心を生かした走行性能や荷室容量などのユーティリティ性能はそのままに、悪路走破性やオフロード性能が高められているという、全知全能的の神のようなオールマイティ性を有しているのです。親バカですみません。

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ステーションワゴン派生クロスオーバーSUV車種一覧(by独断と偏見)

では本記事にご登場願うステーションワゴン派生クロスオーバーSUVのモデル達をご紹介したいと思います。もし忘れてる車種があったらすみません・・・。

スバル レガシィ アウトバック

まずは日本代表から行ってみましょう。レガシィ・アウトバックです。言わずと知れた日本のステーションワゴンのお手本、レガシィ・ツーリングワゴンベースのクロスオーバーSUVです。

今やレガシィ・ツーリングワゴンの後釜はレヴォーグが担っており、海外ではレガシィと言えばセダンなので、「派生元どこ行った?」と言う感じではありますが、それはさておき、アウトバックの登場は何と2003年。言わばステーションワゴン派生クロスオーバーSUVの草分け的存在ですね。

レガシィ・アウトバック

ボルボ V60 クロスカントリー

次に北欧へ飛びます。

V60クロスカントリーは、ボルボを代表するDセグメントステーションワゴンであるV60派生のクロスオーバーです。ボルボと言えばステーションワゴン、というイメージを持つ人も多いと思いますが、そこにクロスオーバー的な要素が加われば鬼に金棒。

V60 クロスカントリー

ボルボ V90クロスカントリー

なお、ボルボはさらに一クラス上のV90クロスカントリーもラインナップしています。こちらは全幅1900mmを超える大型モデルですね。

V90クロスカントリー

シトロエン C5X

続いてフランスからは、「よくぞ出してくれた!」と個人的に思っている、C5Xです。

フランスメーカーには最近までステーションワゴンベースのクロスオーバーSUVジャンルのモデルは存在しなかったのですが、昨年シトロエンが発表したC5XはステーションワゴンにSUVの要素も取り入れたモデルとされています。

ベースとなるC5(ツアラー)自体は2015年を最後に廃盤となっていますが、その後2019年にC5エアクロスという名のSUVで復活を果たしています。

そこへさらにステーションワゴン派生のクロスオーバーSUVとして追加されたのがこのC5X。SUVあるいはクーペSUV全盛の今、この低重心なステーションワゴンスタイルの新モデルを投入してくれたシトロエンには、ステーションワゴンファンとして喝采を送りたいですね。

ただ難点は、記事を書いていてついついCX-5と書いてしまいそうな車名でしょうか。

C5X シトロエン

メルセデス Cクラス オールテレイン

お待たせしました。最後にステーションワゴン大国ドイツです。

メルセデス・ベンツは昨年11月、Cクラスの第3のボディタイプとなるCクラス オールテレインを発表しました。元々メルセデスにはEクラスにオールテレインが設定されていましたが、より手の届きやすいDセグメントにも殴り込みをかけてきた格好です(と言っても高いですが)。

なお、ちょうど本記事のアップと同日にブログ仲間のtogariさんがCクラスオールテレインの試乗記事を上げておられました。非常に詳細なインプレッションで読み応え満点なので、こちらもぜひ合わせてご覧下さい。

Cクラス待望の追加!C220d 4MATICオールテレイン試乗 ディーゼルネガを払拭する走り
目次 1 注目の追加 Cクラスオールテレイン試乗レポート1.1 取材ディーラー紹介1.1.1 AMGモデルを常設1.2 C220dオールテレイン モデルスペック1.2.1 Cクラスの派生クロスオーバー

メルセデスベンツ Cクラス オールテレイン

アウディ A4 オールロードクワトロ

お次はアウディです。アウディにはA4アバントベースのオールロードクワトロが設定されています。

クラス的にはパサートオールトラックの兄弟車のようにも思えますが、パワートレインが違っていて、TDI(ディーゼルエンジン)を積むパサートオールトラックに対し、A4オールロードクワトロはガソリンターボのTFSI(現行は+マイルドハイブリッド)が採用されているんですよね。興味深い棲み分けです。

A4 オールロードクワトロ

フォルクスワーゲン パサートオールトラック

皆様、お待たせしました。最後を飾るのは我が愛車、パサートオールトラックです。親バカですみません。

世界で最も売れているステーションワゴンのひとつ、パサートヴァリアント派生のクロスオーバーSUVです。実はパサートファミリーの中で唯一4MOTION(AWD)を備えたモデルでもあります。

パサートオールトラック ステーションワゴン派生クロスオーバーSONY ILCE-7M2, (34mm, f/2.8, 1/125 sec, ISO100)

フォルクスワーゲン ゴルフオールトラック

VWにはもう一つ、ゴルフヴァリアントベースのゴルフオールトラックが存在します。こちらもゴルフファミリーの中で4MOTIONを装備しているのはゴルフR以外ではこのゴルフオールトラックのみということで、隠れた万能選手なのですが、パサートオールトラック同様、街中で殆ど見かけませんね。

ゴルフオールトラック

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ステーションワゴン派生クロスオーバーSUV徹底比較

ではこれらのモデルについて、いくつかの観点で詳細に比較してみたいと思います。

ボディサイズと車両重量

全長mm

(セグメント)

全幅mm全高mm重量kg
アウトバック4,870(D?)1,8751,6701,680
V90クロスカントリー4,960(E)1,9051,5451,890
V60クロスカントリー4,785(D)1,8951,5051,860
C5X4,805(D)1,8651,5851,505
Cクラスオールテレイン4,760(D)1,8401,5951,870
A4オールロードクワトロ4,760(D)1,8451,4901,660
パサートオールトラック4,785(D)1,8551,5351,740
ゴルフオールトラック4,639(C)1,7951,5101,534

*基本的に日本仕様のスペックを記載。ただしC5Xとゴルフオールトラックは日本未発表のため、一部日本仕様とは異なる可能性あり。以下同様

全長のところで勝手にセグメント分けをしてみましたが、こうして見るとこのステーションワゴン派生クロスオーバーSUVカテゴリーの殆どがDセグメント(全長4,800mm前後)に属することが分かります。

家族でアクティブなライフスタイルを楽しむ層(まさに筆者)をターゲットとしたり、あるいは自転車やスキー、キャンプ道具などの大きなものを積み込むユースケースを想定すると、やはりこのくらいのサイズが中心となるのかも知れません。

アウトバックはDセグなのか迷いました。一般的にDセグメントとされるレヴォーグよりも一回り大きい位置づけですし、Eセグと言ってもいいサイズ感ですね。

最低地上高と最小回転半径

最低地上高最小回転半径
アウトバック213mm5.5m
V90クロスカントリー210mm5.8m
V60クロスカントリー210mm5.7m
C5X200mm*N.A.
Cクラスオールテレイン150mm5.4m
A4オールロードクワトロ170mm5.5m
パサートオールトラック160mm5.4m
ゴルフオールトラック165mm*5.5m*

*1:日欧の計測方法の違い等により日本仕様は異なる可能性あり

最低地上高について見てみると、一般的にSUVは200mm以上を確保している車種が多い中、アウトバック、V60CC、V90CC、C5XはSUVと同等水準のクリアランスを持っています。特にアウトバックは昨年のモデルチェンジで最低地上高が引き上げられ、フォレスター(220mm)に迫る213mmを確保、どんどんキャラクターがワイルドな方に向かってますね。

一方全体的に最低地上高が低めなのがドイツ勢。アウトバーンのようなオンロードでの長距離移動に寄せているのでしょうか。最も低いのは150mmのCクラスオールテレイン(これでもノーマルCクラスより40mmアップ)ですが、この低さで800万円の車をオフロードに持ち込めというのは相当強気です。いや、相当強気な人しか持ち込めません(笑)Eクラスオールテレインにはオフロードモードで車高が上がるエアサスが装備されてますが、Cクラスにはエアサス非搭載ですしね。

ただ、本格的なオフロードならともかく、日本のキャンプ場やスキー場へ行く程度であれば経験上いずれも大きな問題は無いと思われます。むしろ後述の通りFFのC5Xの方が、雪の登坂などで注意が必要です(過去に一度FFの308SW(スタッドレス)で志賀高原に登る途中で進めなくなり牽引してもらいました・・・)。

街中での取り回しなどに影響する最小回転半径ですが、Cクラスオールテレインとパサートオールトラックの5.4mが光ります。実際、Cセグメントのプジョー308SWからパサートオールトラックに乗り換えた際にも、意外な小回りの良さに感心しました。

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パサートオールトラックSONY ILCE-7M2, (75mm, f/2.8, 1/4000 sec, ISO100)

荷室容量とトランクスルー

荷室容量L後席可倒/トランクスルー
アウトバック5614:6可倒のみ
V90クロスカントリー56040:20:40可倒
V60クロスカントリー5294:6可倒

トランクスルー

C5X5454:6可倒

トランクスルー

Cクラスオールテレイン49040:20:40可倒
A4オールロードクワトロ49540:20:40可倒
パサートオールトラック63940:20:40可倒
ゴルフオールトラック6114:6可倒

トランクスルー

ステーションワゴン派生クロスオーバーの中で、荷室容量に関してはフォルクスワーゲン勢が群を抜いています

実は筆者がこのカテゴリーの中でパサートオールトラックを選んだのは、この広大な荷室容量が最大のポイントでした。そもそも前愛車プジョー308SW(T7)の573Lより大きなラゲッジルームを求めていたので、そうなるとこの中では他に選択肢が無かったのです。

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アウトバックやV90クロスカントリーはEセグメント級のボディサイズでこの容量はちょっと物足りない・・・CクラスオールテレインやA4オールロードクワトロの500Lを切る容量は、アウトドア用途としては少し不安です。

そしてアウトバックについてはスバルのフラッグシップ的な位置付けにも関わらず、後席シートが40:20:40可倒どころかトランクスルーすら備えていないというのは残念(レヴォーグは40:20:40可倒なのに)。もっと言うと実はアウトバックとレヴォーグの荷室容量は全く同じ561Lなのです。この時点でアウトバックを選ぶ理由に少しだけ疑問符が浮かびます。最低地上高についても、レヴォーグの145mmは確かに悪路向きでは無いのですが、日本でのキャンプやスキー程度ならそこまで困りません。

ただ、もちろんアウトバックの室内空間のゆとりやエクステリアの風格には魅力があるので、あとは何を重視するかで選ぶという事になるでしょうね。

パワートレインと燃費

パワーユニット最大出力/トルク駆動方式変速機WLTC燃費
アウトバック1.8直4ガソリン177ps/300NmAWDCVT13.0km/l
V90クロスカントリー2L直4ガソリン+MHV250ps/350NmAWD8AT11.6km/l
V60クロスカントリー2L直4ガソリン+MHV250ps/350NmAWD8AT12.6km/l
C5X*11.2L直4ガソリン

1.6L直4ガソリン

PHV

130ps

180ps

225ps

FF8AT(参考)

PHVのWLTP燃費は

31マイル

(約50km/l)

Cクラスオールテレイン2L直4ディーゼル+MHV200ps/440NmAWD9AT17.9 km/l
A4オールロードクワトロ2L直4ガソリン+MHV249ps/370NmAWD7DCT11.9km/l
パサートオールトラック2L直4ディーゼル190ps/400NmAWD7DCT15.0km/l
ゴルフオールトラック*2L直4ディーゼル200ps*2/400NmAWD7DCT N.A.

*1:日本導入モデルのパワートレイインは未発表

*2:日本導入モデルのスペックは未定(190psかも)

全体的な特徴としては、C5Xを除いて全てAWDと言う点です。特にベースモデルとしてのCクラスワゴン、パサートシリーズ、ゴルフヴァリアントにはAWD仕様は無く、それらでAWDが欲しければここに挙げたクロスオーバーモデルが唯一の選択肢になります。

パワーユニットの出力やトルクの性能についてはどれも似通っていて大きな差はなさそうですが、その中でも特徴的なのはPHVを押し出してきたC5Xでしょうね。モーターならではのフィーリングが欲しければ、現時点ではC5Xがこのジャンル唯一の選択肢となります。ただし上でも触れた通りFFである点は要注意です。そのうち後輪にモーターを配したAWDも出そうな気もしますが。

それ以外の内燃機関勢を見ると、VW以外の欧州勢はマイルドハイブリッド(MHV)を採用してますが、燃費を見ると、ディーゼルのCクラスオールテレインとパサートオールトラックが15km/Lを上回るのに対し、ガソリンベースのボルボ勢とA4オールロードクワトロの燃費は(MHVにも関わらず)大きく見劣りします。

A4オールロードクワトロとパサートオールトラックは兄弟的な位置付けのはずですが、A4オールロードクワトロが敢えてガソリンエンジンベースにしているのは何故なのか興味深いところです。パサートオールトラックと差異化するのであれば、Q4などに載っているMHV付きTDIユニットを載せれば上のような燃費面での不利も解消出来そうなんですけどね。

最後に、アウトバックはこの車格に1.8ガソリンというのは微妙ではありますが、300Nmというトルクと1,680kgという車格の割に軽い車両重量からするとそこまで気にならないだろうと思いますし、レビューを見てもさほど不満はおおくない印象です。でも・・・どうしてもレヴォーグと同じ2.4Lターボが載る事を期待してしまいますね^^;

パサートオールトラック TDIOLYMPUS E-M1MarkII, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S. (42mm, f/3.9, 1/80 sec, ISO400)

先進運転支援システム(ADAS)とインフォテイメント

アウトドアユースでは行き帰りのロングツーリングの疲労を軽減するアダプティブクルーズコントロールやレーンキープアシストなども重要です。それに加え、エマージェンシーブレーキなどの予防安全性能、ナビやオーディオなどのインフォテイメントなども気になるところです。

結論としては、それらの先進運転支援・インフォテイメント機能についてはどの車種も最低限揃っています。細かいことを言えばマトリクスLEDライトや360度アラウンドビューモニタなど多少の装備の違いはありますが、車種選びで迷うほどの点はほぼ無いのでここでは詳しい比較は割愛します。

価格帯

価格帯
アウトバック414万円~
V90クロスカントリー744万円~
V60クロスカントリー579万円~
C5X32,900ユーロ(約430万円)〜
Cクラスオールテレイン796万円
A4オールロードクワトロ644万円
パサートオールトラック561万円~
ゴルフオールトラック39,337ユーロ(約484万円)

最後に金目の話です。

V90CCとCクラスオールテレインが700万円台で完全にプレミアムレンジ、A4オールロードクワトロも600万超えなのでプレミアム寄りですね。ただしV90CCはEセグなので、そう考えるとCクラスオールテレインのプレミアムさが際立っています。

中間の500万円台にはV60CCとパサートオールトラックが居ますが、個人的には、フォルクスワーゲンというブランドさえ気に入れば、パサートオールトラックの荷室容量を始めとした機能性に対するコストパフォーマンスは頭一つ抜けていると感じます。

一方比較的お手軽な400万円台にはアウトバックと、そしてC5Xとゴルフオールトラック(いずれも欧州価格ベース)が位置します。ただ、C5XはFF(たぶんPHVはもっと高い)、ゴルフオールトラックは一回り小さいCセグなので、両者とも比較的安いのは当然といえば当然。ということで、ここではアウトバックのコスパが光りますね。

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ステーションワゴン派生クロスオーバーSUVの比較まとめ

色々な観点から比較してきましたが、「結局のところどうなのよ?」という事で、車種ごとの長所と短所を表にまとめてみました。かなりの独断と偏見を含みますがご容赦下さい。

なお、デザインのような感性的な部分には触れません。

長所短所
アウトバック
  • 高コスパ
  • サイズの割に狭い荷室とトランクスルー無し
V90クロスカントリー
  • プレミアム感
  • サイズ・価格の割に狭い荷室
  • 燃費
  • お金持ちしか買えない
V60クロスカントリー
  • プレミアム感
  • サイズ・価格の割に狭い荷室
  • 燃費
C5X
  • PHVが選べる
  • (当然)好燃費
  • FF
Cクラスオールテレイン
  • プレミアム感
  • 燃費
  • サイズ・価格の割に狭い荷室
  • SUVより低めの最低地上高
  • お金持ちしか買えない
A4オールロードクワトロ
  • プレミアム感
  • サイズ・価格の割に狭い荷室
  • SUVより低めの最低地上高
  • 燃費
パサートオールトラック
  • 広大な荷室
  • 燃費
  • 高コスパ
  • SUVより低めの最低地上高
ゴルフオールトラック
  • 広大な荷室
  • 燃費
  • 高コスパ
  • SUVより低めの最低地上高

・・・いや、ちょっと待てと。

ちょっとフォルクスワーゲン勢に贔屓目に過ぎる気がしなくもないですね・・・(滝汗)

しかし、道具としての機能性と価格とのバランスが最も優れているのはパサートオールトラックとゴルフオールトラックだというのが、冷静な感想です。

一方デザインやブランドイメージが若干地味だと感じる向きもあるでしょうし、そこが気になる場合は他メーカーのモデルの方が魅力的でしょう。

ちなみにパサートオールトラックを選んだ筆者からすると、デザインについても、荷物を山のように積み込んでアウトドアで使い倒すスタイルを考えると、フォルクスワーゲンの2台はむしろ、分かる人には分かる大人の機能美が光ると感じています。

フジトモさんがパサートオールトラックの魅力をほぼ全部言ってくれてたので勝手に文字起こし&解説してみた
こんにちは。パサートオールトラック(2020年式B8型)を日々愛でている10maxです。 いやはや、も〜どうします?いきなり「イイ男」とか言われても困っちゃう・・・(。_゜)☆\バシッ! え?そうじゃないだろって? ...

パサートオールトラック キャンプSONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/2.8, 1/80 sec, ISO100)

(余談)パサートオールトラックのライバルは?

最後に少しだけ余談です。そんな価格と性能のバランスに優れた(と親バカな筆者が主張する)パサートオールトラックですが、今回取り上げた車種の中で最もライバルに近いのはどの車種なんでしょうね?と言うお話。

価格とボディサイズで言えば、V60クロスカントリーが一番近い様な気がしますが、どうなんでしょうか。

海外ではパサートオールトラックとアウトバックの比較が定番

まず、世の中的にはどの車種と比較されているんだろう、と言うのを調べてみました。

下のスクショはGoogleで英語で「passat alltrack comparison」と検索した結果の1ページ目なのですが、実はこのように殆どのメディアがパサートオールトラックとアウトバックの比較を取り上げているのです。確かにパサートオールトラック購入検討時にアウトバックとの比較動画をよく見ましたよ。

確かに、プレミアムレンジ未満の価格帯で、コスパが高いという意味ではガチンコ勝負になるのかも知れませんね。ノンプレミアム帯で使い倒せる道具としての魅力、というイメージも何となく共通しているように思います。

V60クロスカントリーは価格的にはパサートオールトラックに近いですが、すっかり上質なプレミアム感を放つようになった最新のボルボをガンガン使い倒す気になれる人は多数派では無いのかも知れません。

日本ではパサートオールトラックのライバル不在・・・?

一方、日本語でも「パサートオールトラック 比較」で検索してみたんです。

結果は下のスクショの通り、てんでバラバラ・・・(笑)

パサートオールトラック自体、あるいはこのジャンル自体がSUVに比べてレア過ぎるというのと、オフロードシーンの少ない日本ではそもそもこの手の車を複数並べて比較するような発想も需要もあまり無いのかも知れませんね。

パサートオールトラックこのレアさ、ますます素晴らしい!!(どんなM体質だよ)

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さいごに:ステーションワゴン派生クロスオーバーSUVで充実した休日を

散々勝手に言わせてもらっちゃいましたが、このジャンル、どの車を選んでも間違いなく幸せになれます。

運転してよし。

モノを積んでよし。

悪路雪道どんと来い。

しかもレア。

楽しい休日を過ごしたいそこのあなた、SUVも良いですが、ぜひ一度ステーションワゴン派生クロスオーバーSUVをご検討頂ければと思います。

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コメント

  1. ta9 より:

    久しぶりのコメントになります。

    今回も楽しく読まさせていただきました。
    まさにレアカテゴリーの記事ですね!

    昨年の自粛とは異なり、今年は感染対策をしながらV60CCでゲレンデ通いをしています。
    その為、細かい生傷が絶えなくなってきていますが。。。(笑)

    私の場合は前車がSUVだったので、乗り換え直後は室内高が低いのが気になってたのと、
    着座位置が低くなった事による違和感がしばらく抜けなかったです。
    でも、時間と共にそれらは解消され、今では妻ともどもお気に入りの愛車となっています。
    (子供達は高さと足元空間が少し狭くなったのが不満っぽいですが。。。笑)

    コロナ禍が落ち着いた頃、例の駐車場で10maxさんのパサートオールトラックと私のV60CCの直接比較なんて出来たら面白いでしょうね。そんな日が来るのを楽しみにしております。

    • 10max より:

      ta9さん、こんにちは。
      ようやくV60CCの真価を発揮しつつ楽しまれているようで何よりです。
      記事中、最近のプレミアム路線のボルボを道具として使い倒せるのか・・・と書きましたが、まさに使い倒しておられる方がいらしゃいましたね^^
      奥様は上質な内装に満足され、ta9さんはガンガン使い倒し、と一粒で2度美味しい車ということでしょうね。

      確かに室内高ではワゴンボディは不利ですね。
      そこは僕も前愛車の308SWから買い替えて、子供たちの着替えなどの際に感じる部分です。
      ですがその点は今や子供たちも小学校高学年になりあまり車内で遊んだり着替えたりしなくなってきたので気にならなくなってきました(笑)

      スウェーデンとドイツのクロスオーバーを並べられたら素晴らしいですね。
      きっと絵になることでしょう!