こんにちは。キャンプ初心者だと思っていたらいつの間にかファミリーキャンプ歴足掛け9年になっていた10max(@10max)です。
足掛け9年やっててもズボラキャンパー過ぎて未だにスキルが溜まっていないのですが、それでも多少は初心者キャンパーさんの参考になるノウハウがあるだろうという事で、少しずつノウハウをお届けしていますが、本記事は、キャンプの道具や持ち物の話。
いざ「キャンプを始めたい・・・!」と思っても、
- 一体何を持っていったらいいのか考え出すと夜が明けてしまう
- それらを全部買っても続かないかも知れないし・・・
- でも全部レンタル出来るのかもよく分からないし・・・
ってな感じの悩みに大抵ぶつかりますよね。
という事で、本記事では筆者の大したことのない経験則に基づき、初めてのキャンプで必要な持ち物と、その中で買った方が良いもの、借りた方が良いものなどについてご紹介したいと思います。
もちろん、あくまでも考え方の一例に過ぎませんので、ご参考まで。
なお、下の記事では初めてのファミリーキャンプでのキャンプ場選びや適した季節、子供の年齢などについての考え方の一例をご紹介してますのでこちらも併せてご覧下さい。
キャンプ道具、最初に買い揃えるか、まずは借りるか
キャンプへの持ち物を準備する際に、まず大きく二つのパターンが考えられます。
- 最初から最低限必要なものをある程度買い揃えちゃうパターン
- 初期投資を抑え、最初はなるべくレンタルするパターン
どういう場合にどちらのアプローチが良いのかは諸説あるかと思いますが、一つの考え方をご紹介します。
最初から買い揃えた方がいい場合とそのメリット
最初からある程度買い揃えて持って行った方が良いのはどのような場合でしょうか。一つの例として以下の考え方をご紹介します。
ある程度キャンプを続ける事が見えている場合
かつ
それほど高価・拘りのあるキャンプ道具を揃えるつもりはない
こうした場合については、テントやタープのような大物も含めて最低限必要なものを買い揃えても良いでしょう。筆者はこのパターンでした。
例えば筆者が最初に購入したテントはノースイーグルの4~5人向けのドームテントで、価格は約18,000円でした。特にこだわりが無ければ、コールマンなどでも一般的に2万円台前半くらいまでで同様のテントを購入できます。
一方レンタルだとテント一張り一泊3千~4千円程度のところが多く、5~6回レンタルするのであれば最初から購入した方が経済的になります。
そう考えると、ある程度続ける事が見えていて、かつこのくらいの価格帯のテントであれば、なるべく早く買って沢山使い倒す方が若干経済的と言えるので、買ってしまっても問題はないでしょう。
ただし、買い揃えすぎても車に積み込めないリスクもあるので、あまり荷室が大きくない車の場合には注意しましょう。
もちろん、夫婦そろってキャンプ好きの場合には間違いなく続けるでしょうから、始めから拘りのキャンプギアを買い揃えちゃいましょう(笑)
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/8, 1/400 sec, ISO100)
最初はレンタルした方がいい場合とそのメリット
最初はあまり買い揃えずレンタルを活用した方が良いのは、簡単に言えば上の逆です。つまりこういう場合です。
家族でキャンプを続けるかどうか不透明
あるいは、
キャンプ道具は高価で拘りのあるものを揃えたい
1点目は、例えば「夫も妻もそれほどキャンプやアウトドアが大好き、という訳ではないけど、もし子供が興味を持つようなら続けようかな」というような場合が当てはまります。その様な場合、もしも子供が興味を持たなければあまりキャンプに行かなくなってしまう事になるでしょうし、あるいは親自身がやはりアウトドアに馴染めずに行かなくなる、という事も考えられます。
2点目については、なるべく安物買いをせず最初はレンタルで様子を見て、自分のスタイルや好みが見えてきた時点で拘りのあるキャンプギアを買う、というような場合ですね。その場合は、買い直すよりも経済的になる可能性が高いです。
また、マイカーがあまり大きくない場合も、道具をレンタルする事によって持ち物を減らす事が出来るので便利です。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/2.8, 1/1000 sec, ISO100)
参考:「父+子供」「母+子供」で行くならある程度確実に続く
さて、ここで「ある程度続くかどうか」という見極めに悩むことになるかと思います。上で、夫婦の両方がそこまでアウトドアに興味が無ければ続かないかも、という話をしましたが、では筆者の場合どうだったかというと、筆者自身は確実に続ける自信があったものの、細君が続けるかどうかは未知数でした。
それでも、「自分+長男+次男」の男3人で行くパターンならある程度確実に続くと考えられました。実際に3年目くらいからは男3人の組み合わせで行く事が多くなり、その間細君は自宅でのんびり、というWIN-WIN関係を構築する事が出来ています。そして細君は年に1,2度、バンガロー泊などの高規格キャンプを開催して引っ張り出しています(笑)
以上、ご参考になればと思います。
最初に買った方が良いキャンプ道具
では以下、最初から買い揃える場合となるべくレンタルする場合に分けて、それぞれの場合において最初に買った方が良いキャンプ道具をご紹介します。
パターン1:最初から最低限のものを買い揃える場合
ではまず、始めから買い揃える場合、何をそろえると良いのかを見てみます。衣食住に分けて見て行きます。大きめの「住」から行きます。
住=寝泊まりや雨風を凌ぐためのもの
寝泊まりしたりリビングとして過ごすためには以下のものが最低限必要になります。
- テント
- タープ
- グランドシート(テントの下に敷くもの)
- 銀マット(テント内用のマット)
- シュラフ(人数分)
- ペグ
- ランタン(出来れば最低2つほど)
- テーブル
- チェア(人数分)
シュラフは春秋のキャンプであれば5℃くらいまで対応できるものがよいでしょう。
ランタンは拘りがなければLEDランタンがお手軽です。GENTOS辺りが信頼できます。
ペグはテントやタープを買うと付いてきますが、少し地面が固いと使えないので別に買うのがベターでしょう。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (28mm, f/2.8, 1/1600 sec, ISO100)
食=調理器具や食器
- カセットコンロ(またはBBQコンロ(炭火の場合))
- クーラーボックス
- ウォータージャグ
はい、これくらいです。
というのも皿やお椀、コップなどの食器や、鍋やフライパン、ナイフやまな板などの調理器具については既に自宅にあるものを流用出来るからです。もちろん自宅で使えるものもあるでしょうからこの際に「映える」食器や調理器具を買ってしまうのも大いにアリだとは思いますが、最低限必要なものとしてはこんか感じかと思います。
慣れてきたら、アウトドア用のバーナーや調理器具などを揃えていけばよいでしょう。ポイントはやはり、最初は家の中にあるものをできるだけ活用する、です。
SONY ILCE-7M2, (34mm, f/2.8, 1/10 sec, ISO6400)
衣=着るもの
- 小まめに温度調整可能な服装
- ヘッドライト(あればでOK)
この程度でしょうか。いつもとは違う土地の、しかも屋外なので、想定外の気温になることもあるため、半袖もしくは長袖のTシャツ、薄手のパーカーやヒートテック、フリース、ダウンベスト、晩秋ならダウンジャケットなど、レイヤリングで細かく調整できる服を準備しておくのが吉です。慣れて感覚が掴めるようになってくれば減らしていけるでしょう。
SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/2.8, 1/800 sec, ISO100)
参考:10max家のキャンプ道具初期投資リスト
ではここで参考までに、筆者が最初のキャンプに向けて何を購入したかのリストをご覧に入れましょう。筆者も当時何も分からない状態だったのであまり参考にならないかも知れませんが・・・
最上部の水色のものが元々家にあったもの、その下の薄緑の行が、最初のキャンプまでに新たに購入したものです。
パターン2:初期投資を抑えてなるべくレンタルする場合
単純に言ってしまえば、上で挙げたものの中でキャンプ場でレンタル出来るものは借りればいい、という話になります。しかし、キャンプ上でレンタルで借りられるキャンプ道具と借りられないものがあります。
以下、筆者の経験則になりますが、大物は結構多くのキャンプ上でレンタルされている印象ですね。
- テント
- タープ
一方、小物になるほどレンタルがないキャンプ場が多いです。
- テーブル
- チェア
- シュラフ
- BBQコンロ
- ヘッドライト
- ランタン
- 小さな調理道具
以上はあくまでもイメージなので、必ずキャンプ場に問合せましょう。
なお、クーラーボックスは買い出しの段階で必要なので購入必須と言えます。
SONY ILCE-7M2, (39mm, f/4, 1/60 sec, ISO5000)
さいごに:持ち物を考えるところからキャンプは始まっている
色々御託を並べてしまいましたが、結局キャンプってこういう事を悩むところから既に楽しいんですよね。キャンプ雑誌を眺めながら、どんなキャンプスタイルが好みなのか、それに合うキャンプ道具はどんなものか、妄想するだけでも楽しいものです。
そして、前の記事でも書きましたが、一番良いのはキャンプ慣れした先輩キャンパーと一緒に行くことです。そうすれば必要な持ち物についてアドバイスを貰えますし、そのキャンプスタイルを眺めながらどんな道具が必要で便利なのかも学ぶことが出来ます。
ということで、入り口から買い揃えるのかレンタルなのかは些細な悩み。どちらにしてもまずは恐れずキャンプに飛び込んでみるのが一番です。そうすれば素晴らしい家族での楽しみと思い出作りへのドアが開くことでしょう。よいキャンプを!
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SONY ILCE-7M2, TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) (75mm, f/2.8, 1/500 sec, ISO100)
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